PS Vita向けナムコSystem 12エミュレーター『ReSys12』が2P操作に対応! 外部コントローラーも個別設定が可能に

PS Vita向けナムコSystem 12エミュレーター『ReSys12』が2P操作に対応! 外部コントローラーも個別設定が可能に

開発者のReyanon氏は2026年10月31日(日本時間)、PS Vita/PS TV向けの非公式エミュレーター『ReSys12』の最新版となるv0.1.282をGitHubで公開しました。今回のアップデートでは、1Pと2Pに異なる入力機器を割り当てられるようになり、ふたりで遊ぶためのコントローラー設定が強化されています。

これまでもボタン配置の変更などには対応していましたが、新たに接続機器ごとの設定を保存できるようになったことで、PS Vita本体や外部コントローラーを組み合わせて使いやすくなっています。

●『ReSys12』v0.1.282 リリースページ(GitHub)
https://github.com/Reyanon/ReSys12/releases/tag/v0.1.282

●『ReSys12』公式リポジトリ(GitHub)
https://github.com/Reyanon/ReSys12

『鉄拳3』などが動くナムコSystem 12エミュレーター

『ReSys12』は、ナムコのアーケード基板『System 12』向けに制作されたゲームを、PS VitaやPS TVで動かすための非公式エミュレーターです。System 12は初代PlayStationと技術的な共通点を持つ基板で、『鉄拳3』『鉄拳タッグトーナメント』『ソウルキャリバー』『エアガイツ』などのタイトルが知られています。

『ReSys12』の初期版は2026年10月19日に公開され、その後も短い間隔で更新が続けられています。10月26日のv0.1.222では描画処理や音声、タッチ操作などが改善されましたが、今回のv0.1.282では操作機器の割り当てが大きな変更点となっています。

1P・2Pそれぞれに使用するコントローラーを割り当て可能

今回のアップデートでは、操作設定に『1P Controller』と『2P Controller』のページが追加されました。それぞれに『Auto(自動)』『Vita(本体)』『Controller 1〜4』『None(使用しない)』を指定でき、プレイヤーごとに使用する入力機器を選択できます。なお、2P用の設定ページは、2台目の入力機器が接続されている場合に表示される仕組みです。

さらに、ボタン配置やアナログスティック、連射、複数ボタンの同時入力などを、コントローラーごとに保存できるようになりました。たとえば『DualShock 4』と『Nintendo Switch Proコントローラー』に別々のボタン設定を用意し、1Pと2Pの割り当てを入れ替えても、それぞれの設定を引き継げます。ゲームごとの個別設定にも対応しています。

ボタンの割り当ては、設定したい項目を選んで実際のボタンを押す方式です。外部コントローラーのL2/R2やL3/R3も個別の入力として扱えます。

Bluetoothコントローラーやタッチ操作も改善

入力方式には、標準の『Native』に加えて『RePad』と『VitaControl』が用意されています。『Native』はPS Vita本体やシステム側で対応するコントローラーを利用する方式です。一方、『RePad』は『Nintendo Switch Proコントローラー』など、PS Vitaが標準では受け付けない一部のBluetooth機器向けに案内されています。携帯型PS Vitaで『DualShock 4』や『DualSense』を利用する場合も対象に含まれます。

『RePad』はアプリに同梱されているため、開発者によれば別途インストールする必要はありません。ただし、すべてのBluetoothコントローラーが無条件で利用できるわけではなく、機器ごとの対応状況や接続条件には注意が必要です。『VitaControl』は導入済みの場合に選択でき、同方式への切り替えや解除ではPS Vitaの再起動が行われます。

また、画面上のタッチボタンでは、ひとつのボタンにふたつの入力を割り当てる『Combo』や、サイズと割り当てを含めてボタンをコピーする『Duplicate』が改善されました。このほか、ゲーム一覧のスクロールを60fpsで表示するための描画方式の変更や、各設定項目に説明を表示する機能も加わっています。

ゲームの高速化は前回の更新。導入には追加ファイルが必要

なお、開発者は前回のv0.1.222で、『鉄拳3』や『鉄拳タッグトーナメント』などの対象作品について、PS Vita実機で約59.8〜59.94fpsで動作したと報告しています。こちらは今回新たに実現したものではなく、v0.1.282の中心は、あくまでふたりでのプレイを想定した入力機能の強化です。

新規に導入する場合は、配布パッケージ内のVPKファイルを『VitaShell』でインストールし、同梱のdataフォルダーをux0:にコピーします。また、所定の場所(ur0:data/external/libshacccg.suprx)にシェーダーコンパイラーを用意する必要があります。初回起動時には、必要なモジュールを読み込むためにアプリが一度再起動します。すでにv0.1.222以降を使用している場合は、アプリ内からのアップデートにも対応しています。

ゲームのROMデータやアートワークは同梱されていません。ゲームを利用するには、適法に用意したMAME互換形式のROMセットをux0:data/resys12/roms/に配置する必要があります。

今回の更新によって2P用の操作設定は追加されましたが、すべてのゲームでふたり同時にプレイできるという意味ではありません。また、日本版ROMと外部コントローラーを組み合わせた動作については、当サイトでは実機検証していません。実際の対応状況は、ゲームや使用する入力機器によって異なる可能性があります。

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