『カービィのエアライド』非公式PC版でシティトライアルのマップが自作可能に! 『時のオカリナ』のハイラル平原も公開

『カービィのエアライド』非公式PC版でシティトライアルのマップが自作可能に! 『時のオカリナ』のハイラル平原も公開

ゲームキューブ向けに発売された『カービィのエアライド』をWindowsで動作させる非公式プロジェクト『Kirby-Air-Ride-Recompiled』のv1.3.0が、2026年10月28日に公開されました。今回の目玉は、「シティトライアル」で遊ぶためのオリジナルマップを自分で作成し、ゲームに追加できるようになったこと。専用のマップエディターに加えて、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のハイラル平原を題材にしたサンプルマップも配布されています。

これまでのマップで遊ぶだけでなく、自分で作った街やフィールドをエアライドマシンで走り回れるというわけです。ただし、今回紹介する機能は開発者によるリリース説明に基づくもので、当サイトでは実際の動作検証を行っていません。

●『Kirby-Air-Ride-Recompiled』v1.3.0
https://github.com/sonsegajp/Kirby-Air-Ride-Recompiled/releases/tag/v1.3.0

●『Kirby-Air-Ride-Recompiled』プロジェクト・導入方法
https://github.com/sonsegajp/Kirby-Air-Ride-Recompiled

3Dモデルから「シティトライアル」のマップを作成可能に

今回公開されたのが、専用マップエディター『KarMapEditor』です。開発者の説明によると、.gltf、.glb、.obj、.fbxなどの形式で作られた3Dモデルを読み込み、「シティトライアル」用のマップに仕上げることができます。

単に地形を取り込むだけではありません。プレイヤーの出現位置をはじめ、エリアごとのBGMやミニマップ、ワープ地点、イベント地点などを設定できるほか、霧や空の見え方も調整可能。作成したマップは、地形に当たり判定を持たせたMODとして出力できるとされています。

カスタムマップはゲームフォルダー内のmods\mapsに配置し、「シティトライアル」のゲーム設定にあるステージ選択から呼び出す仕組みです。また、オンラインプレイで参加者がホストの使用しているマップを持っていない場合は、ホスト側からダウンロードする機能も用意されていると説明されています。

『時のオカリナ』のハイラル平原を再現したサンプルも!

さらに気になるのが、v1.3.0と同時に公開されたサンプルマップ『HyruleField』です。こちらは『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のハイラル平原とその周辺地域をモチーフにした、「シティトライアル」向けのカスタムマップとなっています。

配布ファイルは『HyruleField-1.3.0.zip』で、ゲームのフォルダーに展開して導入する方式です。カービィのエアライドマシンでハイラル平原を駆け回るという、シリーズの垣根を越えた遊び方が想像できるのは面白いところですね。

もっとも、これは開発者が用意した非公式のファン制作マップであり、任天堂による公式コラボではありません。配布の案内は確認できていますが、当サイトではマップの読み込みやプレイを検証しておらず、第三者による動作確認も確認できていません。

ワイド画面表示やオンライン対戦にも対応

『Kirby-Air-Ride-Recompiled』は、ゲームキューブ版のプログラムをPC向けに再コンパイルして動作させるプロジェクトです。従来から、ワイド画面表示、高リフレッシュレートのディスプレイ向け表示、オンライン対戦などの機能が案内されていました。

また、専用の8人用ビルドを使用することで、「シティトライアル」のオンライン対戦に最大8人が参加できるとされています。ただし、この機能には開発者自身が未検証としている部分も残っており、今回追加されたマップ作成機能とは別のものです。

なお、10月26日公開のv1.2.0では、ユーザー自身が用意したゲームディスクのデータからPC向けの実行環境を構築する配布パッケージが登場しています。今回のv1.3.0は、それに続いて遊びの幅を広げるアップデートとなります。

遊ぶには米国版『カービィのエアライド』のディスクデータが必要

対応環境として案内されているのは、64ビット版のWindows 10/11です。配布されている『KirbyAirRideRecompiled-1.3.0-windows-x64.zip』を展開し、初回起動時に自分で用意したゲームディスクのイメージファイルを選択すると、そのデータをもとにPC向けのゲームを構築する仕組みとなっています。

重要なのは、配布ファイルに『カービィのエアライド』のゲーム本体データは含まれていないという点です。プロジェクトが対応対象として指定しているのは米国版『Kirby Air Ride』(GKYE01)で、イメージ形式は.iso、.gcm、.ciso、.rvz、.wiaが案内されています。日本版ディスクへの対応は明記されていないため、手元に日本版しかない場合は注意が必要です。

ちなみに、ゲームキューブなどのディスクをPCで読み出す環境については、当サイトの記事『レトロゲーム吸い出し環境の最適解? OmniDriveを導入してみた』でも紹介しています。ただし、この記事で実際に吸い出しを検証したのはXbox 360版『Gears of War』であり、『カービィのエアライド』の吸い出し成功例ではありません。ドライブの対応状況やファームウェア更新方法についても、導入前に開発元の最新情報を確認してください。

あくまでも非公式プロジェクト。動作状況には注意

『Kirby-Air-Ride-Recompiled』は、GitHubユーザーのsonsegajp氏が公開している非公式プロジェクトです。任天堂やHAL研究所によるPC移植ではなく、両社が動作やサービスを保証しているものでもありません。

特に今回のカスタムマップ機能については、リリースノートに機能や導入方法が詳しく記載されているものの、当サイトによる独自検証は行っていません。すべてのPC環境で正常に動作することまで確認されたわけではない点には留意しておきましょう。

ABOUT US
アバター画像
retrogamer