POLYMEGA(ポリメガ)でほんとにあった怖い話

POLYMEGAでほんとにあった怖い話

「POLYMEGAは実在した!」
「ついにPOLYMEGAが我が家にやってきた!」

2021年9月より発送が開始されて以来、ツイッター上で交わされるこんな会話を高みの見物で見てきました。筆者がこの『POLYMEGA(ポリメガ)』を注文したのは、2020年2月10日。日本届いたものの多くは、2019年あたりまでに注文されたものような印象でした。

そんな最中、新たな年を迎えた2022年1月22日。途中で海に死んだのではないかと思われていた第4のコンテナが到着し、ついにすべてのプレオーダー分が発送されることが公式にアナウンスされました。

これまで様々なミラクルを引き落としてきたPOLYMEGAワールド。時空を歪ませ発売日を散々延期し、のらりくらりよくわからないいわけを繰り返してきながらユーザーを混沌の縁に落とし込んできましたが、まさか、そんな出来事が自分の身にも降りかかるとは……。

今回は、この『POLYMEGA』を巡る世にも奇妙な物語……あ、POLYMEGAでほんとにあった怖い話をお送りいたします。

突然届いた謎の問い合わせメール

1月終わり2月が過ぎ。待てど暮らせど届かない、Playmajiからの『POLYMEGA』発送のお知らせメール。ま、しんがりとはそんなものかと思いつつ日々を暮らしていましたが、そんなある日、まったく別のところから1通のメールが届きました。

「貨物到着のお知らせ 【サービスセンターへご連絡をお待ちしております】*UPSお問い合わせ」というサブジェクトに書かれていたそのメールは、どうやら海外からの荷物に関する問い合わせのようでした。

荷物はクロネコヤマトで預かり状態になっているらしく、その問い合わせ番号と連作先が記載されていました。ちょうど同じタイミングで『MC2SIO』が税関を通っているところで、きっと住所を記載ミスしたかなにかかと思い連絡してみたトロ……なんと、荷物が福井県に配達され、しかも受け取り自体上になっているのだとか。

何はともあれヤマトではそれ以上対応ができないということで、UPSに連絡。その最中に、荷物が『MC2SIO』ではなく、Playmajiからの荷物だったことに気がつきます。

一体なぜ千葉ではなく福井に送られしまったのかわからなかったものの、とりあえず荷物をこちらに転送してもらうことにしました。

POLYMEGAでほんとにあった怖い話

全然違う人が注文したPOLYMEGAが我が家に到着!

クロネコヤマトのお問い合わせ番号を見てみると、どうやらこの『POLYMEGA』は1月末に日本に到着。その後、2月頭に福井に運ばれ配送されたものの、荷受人が受け取り自体で保留状態に。その後、おそらくPlaymajiに問い合わせがあり筆者の住所が伝えられ、UPSからの問い合わせメールが届いたという流れになっていたようです。

しかも、PlaymajiからUPSに伝えられていた筆者の住所も、コピペミスなのか、微妙に間違っていたという。

POLYMEGAでほんとにあった怖い話

受け取り時に3300円の税関料を支払い、ようやく我が家に『POLYMEGA』が到着しました。しかし、外箱に貼られていた送付先には、まったく見知らぬ人の名前が……!?

何はともあれ、外箱を開けて伝票を確認してみたとろ、やはりまったく異なる人の注文だったことがわかりました。さらに、今回届いたものは「DELUXEバンドル」でしたが、筆者が注文したのは「ULTIMATEバンドル」と、微妙に内容も異なっていました。

本人の知らないところで勝手に届け先を変更?

ここまでの状況をまとめると……

①1月28日に日本に荷物が到着

②おそらく2月のいつかに福井に配送される

③なぜか配送先の人が荷物を受け取り辞退

④さらになぜかPlaymajiから正しい連絡先として筆者の住所とメールがUPSに伝えられる

と、非常にややこしい状況であることがわかりました。とりわけ謎に満ちていたのが、③と④です。なぜ待ちに待った『POLYMEGA』が届いたはずなのに、受け取りを辞退したのか? そして、なぜPlaymajiが筆者の連絡先を伝えたのか。

何はともあれPlaymajiにこのクソややこしい状況を伝える必要があるため、英語と日本語を併記してサポートに送ってみることにしました。そして帰ってきた返事がこちらです。

POLYMEGAでほんとにあった怖い話

日本語も表記してくれたところは評価できますが……

っておーい、勝手に変更するなよ! てか、俺にも連絡してこーい!!

ここまでわかったことで推測できるのは、福井の人の注文番号は78000番台。筆者は80079版だったため、おそらく2019年に注文した人の模様。その間、なんども発売が延期されたこともあり、直前でキャンセルしたものの、そのまま荷物が配送され受け取り辞退になったのではないか? ということでした。それならば、Playmajiが伝票を破棄してくれというのも理解することができます。

とりあえず、「DELUXEバンドル」と「ULTIMATEバンドル」の差は追加のコントローラー(もう特にいらない)があるかないか程度だったので、いつ送ってくれるのか、またはその差額を返金でもいいという旨のメールをサポートに送り返したところ、ぷっつりと連絡が途絶えてしまいました。

常識では考えられない出来事、『POLYMEGA(アンビビリーバボー)』。あなたの身に起こるのは明日かもしれません!?

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。