【動画連動企画】ファミコン拡張音源聴き比べ! レトロフリーク×AVS×Nt mini Noir×MiSTer×EverDrive

ファミコン拡張音源聴き比べ! レトロフリーク×AVS×Nt mini Noir×MiSTer×EverDrive

ファミコンをファミコンたらしめているモノのひとつに、独特のサウンドがありますよね。同じ音量のディスプレイに繋げても、音やメロディがシンプルなこともあってか、最近のゲームと比べてやたらと大きく聞こえ、いつまでのそのサウンドが心の中に残ります。

さてそんな魅力的なファミコンサウンドですが、一部のゲームではファミコン本体に内蔵されている音源だけではなく、カセット内部に「ファミコン拡張音源」と呼ばれる特別なチップを搭載したものがありました。

これらは必ずしもサウンドだけに使われていたわけではありませんが、ファミコン互換機などでゲームが正しく遊べるかひとつの指標にすることができます。

というわけで、今回はそのファミコン拡張音源に焦点を当てて、各ファミコン互換機での再現度をチェックしていきます。

ファミコン拡張音源の種類について

ひと言でファミコン拡張音源と言っても、いくつか種類があります。なかでもメジャーなものが、MMC5、N163、VRC6、VRC7、SUNSOFT 5B、FDS拡張音源です。これに加えて、『燃えろ!!プロ野球』シリーズなどで使われているスピーチチップがあります。

MMCはマルチメモリーコントローラーの略で、本体の機能を拡張するために搭載された特殊チップです。MMC1~MMC6までの種類がありますが、ファミコン拡張音源に利用されているのは、この中の「MMC5」と呼ばれるチップです。カートリッジのサイズが大きいため、比較的見分けが付きやすい特徴があります。

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ナムコのファミコン拡張音源として採用されたのが「N163」です。正確にはN160からN163までの種類があるようですが、今回はN163として分類しています。

コナミの「VRC」もファミコン拡張音源に使われているチップのひとつです。バーチャルROMコントローラーの略語で、1から7までがありますが、特に有名なのが「VRC6」と「VRC7」です。

高額で取引されることの多いレアソフトの『ギミック!』に搭載されているのが、「SUNSOFT 5B」と呼ばれるファミコン拡張音源です。

また、『ディスクシステム』のRAMアダプターは、サウンド機能を拡張するために「FDS拡張音源」が内蔵されています。これにより、ファミコン本体だけでは難しかった周波数変調が行え、独特のサウンド表現が可能になりました。

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これ以外にも、『燃えろ!!プロ野球』などの燃えろシリーズには、スピーチチップの「uPD7756C」が採用されています。「プレイボール」など、ゲーム中に聞こえるボイスSEで採用されているあれですね。

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音源として利用しているものは以外と少ない?

このファミコン拡張音源と呼ばれるチップは、サウンド以外にもバンク切り替えなど様々な用途で利用されています。そのため、これらのチップを搭載していても、サウンド面では特に使われていないこともあります。

そこで、まずはどれが音源として使われているのか、調査してみることにしました。

利用したのは、先日入手した『Nt mini Noir』です。この本体には、カセットに搭載されたファミコン拡張音源を鳴らすか、『Nt mini Noir』本体で再現されたもので鳴らすか、ユーザーが選べるようになっています。

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本体側で鳴らす場合は利用するチップも選ぶ必要がありますが、これを利用することで、拡張音源が鳴らない状態もわかるため、どこでチップが使われているのかチェックするのに利用できるというわけです。その結果、意外なことがわかりました。

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▲『Nt mini Noir』の隠れた使い方のひとつが、「ファミコン拡張音源」だけを鳴らさないという設定もできるところ。

MMC5で音源として利用されているのは4本

まずはMMC5から。光栄の歴史シミュレーションゲームが多数発売されていますが、基本的にそれらのゲームではまったく使われていないことがわかりました。実際に音源として利用されているのは、『ジャストブリード』と『新4人打ちマージャン 役満天国』の2本のみ。

『メタルスレイダーグローリー』はセリフ部分で、『宇宙警備隊 SDF』は戦闘中の効果音のみという感じで、SE的に使用されています。

タイトル音源としての利用
ジャストブリードBGMで使用
新4人打ちマージャン 役満天国BGMで使用
メタルスレイダーグローリー会話などのSEで使用
宇宙警備隊 SDFSEで使用
蒼き狼と白き牝鹿・元朝秘史確認できず
大航海時代確認できず
ガンサイト確認できず
維新の嵐確認できず
ランペルール確認できず
信長の野望 武将風雲録確認できず
信長の野望 戦国群雄伝確認できず
ロイヤルブラッド確認できず
三国志II確認できず
水滸伝 天命の誓い確認できず

N163は約半数が音楽で使用

ナムコのN163は、19本中9本が音楽で採用されていました。『妖怪道中記』のみ、SEで使用されているようです。

タイトル音源としての利用
えりかとさとるの夢冒険BGMで使用
マッピーキッズBGMで使用
ローリングサンダーBGMで使用
三國志Ⅱ 覇王の大陸BGMで使用
三國志 中原の覇者BGMで使用
ファイナルラップBGMで使用
キング オブ キングスBGMで使用
デジタル・デビル物語 女神転生IIBGMで使用
妖怪道中記SEで使用
ファミスタ’90確認できず
ハイドライド3 闇からの訪問者確認できず
じゅうべえくえすと確認できず
ナムコクラッシック確認できず
ナムコクラッシックⅡ確認できず
バトルフリート確認できず
独眼竜政宗確認できず
ドラゴンニンジャ確認できず
貝獣物語確認できず
マインドシーカー確認できず

コナミのVRC系は、『タイニートゥーンアドベンチャーズ2モンタナランドへようこそ』のみ音源として使われていませんでした。ちなみに、この中の注目タイトルは『ラグランジュポイント』です。こちらは、ファミコンで唯一のFM音源を採用したタイトルとなっているため、そのサウンドの再現度にも注目したいところですね。

タイトルチップの種類音源としての利用
悪魔城伝説VRC6BGMで使用
魍魎戦記MADARAVRC6BGMで使用
エスパードリーム2 新たなる戦いVRC6BGMで使用
ラグランジュポイントVRC7BGMで使用
タイニートゥーンアドベンチャーズ2
モンタナランドへようこそ
VRC7確認できず
ギミック!SUNSOFT 5BBGMで使用

これで一通り音源として採用されているタイトルをチェックすることができました。『燃えろ!!プロ野球』などのスピーチチップは、レトロフリークやエバードライブでは鳴らないことがわかっているため、今回は省略します。また、SEのみで採用されているタイトルも省略することにしました。

この中から、特に印象深いサウンドのタイトルをピックアップして、各ファミコン互換機での再現度をチェックしていきたいと思います。

再生環境について

今回比較対象となる音源として採用したのは、オリジナルの赤白ファミコンをAV出力解像したものです。

マルチカートリッジの『EverDrive』には、スピーチチップを除くファミコン拡張音源がカセット内部のFPGAで再現されています。メニューからそれぞれ機種ごとに、MIXのバランスも調整することが可能です。当初こちらも赤白ファミコンを使用する予定でしたが、一部音源で音割れが激しかったためニューファミコンを使用しています。

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▲『EverDrive N8 PRO』では、セレクトボタンを押す度に使用する本体に合わせたMIXのプリセットを切り替えることができます。

『レトロフリーク』と『AVS』はデフォルトのままで、『Nt mini Noir』はカセット側ではなく本体のFPGAで再現されたほうで比較を行います。

初めて聞く場合、どこにファミコン拡張音源が使われているかわからないと思われるため、オリジナルのサウンドの次に『Nt mini Noir』でファミコン拡張音源のみをオフにしたサウンドを再生します。その後、『レトロフリーク』、『AVS』、『Nt mini Noir』、『MiSTer』、『EverDrive N8 Pro』での順でチェックしていきます。

なお、『えりかとさとるの夢冒険』と『キング オブ キングス』、『ラグランジュポイント』はファミコン拡張音源がオフの状態ではほとんど音が出ないため、スキップしています。

というわけで、実際の聴き比べは文字で表現するのは難しいため、ここから先はYouTubeの動画でチェックしましょう!


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