Analogue Pocketでゲームギアを遊んでみたらかなり快適だった

Analogue Pocketでゲームギアを遊んでみたらかなり快適だった

というわけで、ようやく自由な時間が取れたので、さっそく届いていた『Analogue Pocket』関連のアイテムをいろいろと触ってみることに。前回のレビューでは触れていなかったが、同時に届いていたのが『ゲームギアアダプター』だ。

Analogue Pocketでゲームギアを遊んでみたらかなり快適だった
▲ 『ゲームギアアダプター』 のパッケージ。
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▲スケルトンでなんとな~くクリスタルな感じが素晴らしい。
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▲透明なシートで巻き巻きされているので、まずはこれを剥がしてあげよう。

『Analogue Pocket』の特徴のひとつが、こうした特殊なアダプターを利用することで、ゲームボーイやゲームボーイアドバンス以外のゲーム機のソフトが遊べるようになることだ。『ゲームギアアダプター』以外にも、『ネオジオポケットカラーアダプター』や『AtariLynxアダプター』、PCエンジンのゲームが遊べる『TurboGrafx-16アダプター』などがラインアップされているが、これらは2022年に発売される予定である。

そして現在唯一入手可能なのが、こちらの『ゲームギアアダプター』というわけだ。

こうしたアダプターは、メガドライブのFPGA互換機である『MegaSg』でも採用されていたが、そちらとほぼ同じで使い方は至ってシンプルである。本体とソフトの間に、このアダプターを挟むだけで、そのままのスタイルでゲームを楽しむことができる。

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▲このようにアダプターとカセットを取り付ける。ソフトを取り替えるときも、基本このセットで『Analogue Pocket』から取り外すことになる。
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▲アダプターがクリスタルケイ……じゃなくてクリスタル系なので、かなりスタイリッシュに見える。
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▲これ1本で飯何杯でもいけそうな、『桃電Ⅲ』も快適にプレイできる。
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▲たとえ1発でイナズマヅモを決められても、その快適さに揺るぎはない。

実は実機のゲームギアは持っていないのでどれぐらい似ているのかはわからないものの、手元にあった5本のソフトはいずれも快適にゲームをプレイすることができた。ただ、これは筆者の環境によるものかもしれないが、Dock経由でHDMI出力したときのみ音が途切れるという現象があったが、通常の『Analogue Pocket』のみでのプレイは快適そのものだ。

これぐらいのクォリティであるならば、今後発売が予定されている『TurboGrafx-16アダプター』もかなり期待が持てそうだ。

好みで選べる3つのグラフィックモード

ゲームギアのソフトをプレイ時は、3つのグラフィックモードが選択可能だ。デフォルトで選ばれているのは、もっともクッキリとした映像が楽しめる「Analogue GG」だ。それ以外にも、オリジナルのハードをシミュレートした「Original GG」と「Original GG+」も用意されている。

通常は 「Analogue GG」 にしとけば問題ないと思うが、後は好みによって切り替えるようにしよう。

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Dockにワイヤレスコントローラーを接続してプレイ

前回のレビューで試さなかったことのひとつが、Dockプレイ時にワイヤレスコントローラーを接続してプレイすることだった。ということで、ついでにこちらもチェックしてみることに。試したのは、Nintendo Switch用のプロコンである。

Dockはコントローラーを接続していない状態だと、白いLEDが点滅してペアリングモードになる。それとは別に、Dockの背面側にもペアリングボタンがあり、そちらを押してペアリングさせることも可能だ。

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▲こちらがペアリングボタン。

実際にワイヤレスで接続してみたのだが、ややラグい感じはしないでもないものの、とりあえずゲームプレイは普通に行えた。気になる場合は有線にも切り替えることができるので、いろいろと試してみるといいだろう。

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▲何はともあれ、ワイヤレスでゲームが遊べるのは快適だ。

Analogue Pocketを購入するときはマストバイ!

最後にまとめだが、『Analogue Pocket』を購入するのであれば、その性能を拡張してくれるアダプター類はこれに限らずマストバイのアイテムといっていいだろう。Analogueの製品は1度売り切れると、次に手に入れるチャンスが訪れるのが年単位になってしまうことも珍しくない。そのため、機会があるならば、可能な限り入手しておいたほうが、後々幸せになることは間違いない。

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ABOUT US
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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。