メガドライブ版『ソニック3』にエミーたちが参戦! 『ソニックマニア プラス』風の新モードを加えた『Sonic 3 Unlocked』が登場

メガドライブ版『ソニック3』にエミーたちが参戦! 『ソニックマニア プラス』風の新モードを加えた『Sonic 3 Unlocked』が登場

メガドライブ用ソフト『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』を大幅に拡張する非公式ROMハック『Sonic 3 Unlocked』のデモ版が公開されています。開発を手がけているのはLiliam氏で、2026年10月23日より開催されている『Sonic Hacking Contest 2026』の公式エントリーページからダウンロードすることができます。

本作の特徴は、オリジナル版に登場するソニック、テイルス、ナックルズに加えて、エミー、マイティー、レイが操作できるようになっていることです。さらに、『ソニックマニア プラス』のEncore Modeを参考にしたキャラクター切り替え機能なども搭載。後年の『ソニック』シリーズで登場した様々な要素を、メガドライブ版の『ソニック3』に取り込んだ作品となっています。

●『Sonic 3 Unlocked』公式エントリー・デモ配布ページ
https://shc.zone/entries/contest2026/1570

●『Sonic 3 Unlocked』開発者GitHub
https://github.com/liliambean/s3unlocked

●『Sonic Hacking Contest 2026』公式サイト
https://shc.zone/pages/about

エミー、マイティー、レイが新たに参戦! それぞれ異なるアクションが楽しめる

今回追加された3人のキャラクターは、単に見た目が異なるだけではありません。『ソニックオリジンズ』や『ソニックマニア』などで登場した固有のアクションも再現されており、それぞれ異なる遊び方ができるようになっています。

たとえばエミーは、ハンマーを使った攻撃が得意なキャラクターです。「Hammer Attack」では自身の当たり判定を大きくすることなく攻撃範囲を広げられるほか、ジャンプボタンを押し続けることで「Hammer Rush」を繰り出すこともできます。こちらは敵や破壊可能な壁を突破できるだけでなく、急な坂道を駆け上がるときにも役立つアクションです。

一方、マイティーは防御面に優れたキャラクターとなっています。回転中はトゲによるダメージを防ぐことができ、十分な勢いがあれば通常とは異なるルートを進むことも可能です。また、「Hammer Drop」では真下に勢いよく落下して、敵や壊せる床を突破することができます。

レイは空中での移動能力が特徴です。「Air Glide」を使って滑空することができ、左右の方向キーを操作することで高度と速度を調整できます。十分な空間があれば大きく加速することもできるため、ほかのキャラクターとは違ったルートでステージを攻略できそうです。

このように、追加されたキャラクターはそれぞれ異なる能力を持っています。オリジナル版で遊び慣れたステージでも、誰を使用するかによって攻略方法が変わってくるところが面白そうですね。

『ソニックマニア プラス』風のEncore Modeではキャラクターの切り替えも可能!

もうひとつの大きな特徴が、『ソニックマニア プラス』のEncore Modeを参考にした新たなゲームモードです。

こちらは通常の1人用モードとは別に用意されており、2人のキャラクターを連れてステージを進んでいきます。両方のキャラクターが画面内にいるときは、Aボタンを押すことで操作するキャラクターを切り替えることが可能です。

また、パートナーが画面外にいる場合は、Aボタンで自分の近くに呼び寄せることもできます。

このモードでは、ステージ中に配置された特殊なアイテムボックスやボーナスステージなどを通じて、新たなキャラクターを仲間に加えていく仕組みも用意されています。すでに2人で行動している場合は、獲得したキャラクターをストックしておくことができます。

通常の残機システムとは異なり、操作しているキャラクターがミスをすると、そのキャラクターを失ってパートナーに操作が切り替わるのも特徴です。ストックがあれば新たな仲間が加わり、冒険を続けることができます。

つまり、単に好きなキャラクターを選んで遊べるだけでなく、仲間を集めながら状況に応じて使い分けるという、新しい楽しみ方が加わっているわけです。

デモシーンのスキップや操作性の改善など、細かな部分にも手が加えられている

『Sonic 3 Unlocked』では、キャラクターやゲームモードの追加だけでなく、オリジナル版を遊びやすくするための様々な変更も行われています。

たとえば、多くのデモシーンはスタートボタンを押した後にAボタンを押すことでスキップできるようになりました。ステージクリア後のスコア集計についても、スタートボタンで省略することができます。

また、ステージ中に登場する押して動かすオブジェクトの移動速度が速くなっているほか、一部のボス戦などでも進行時間が短縮されています。これまで途中で抜け出せなかった仕掛けからジャンプできるようになるなど、テンポよく遊ぶための工夫が盛り込まれています。

操作面での変更としては、スーパー化にAボタンが割り当てられていることも挙げられます。これにより、ダブルジャンプ系のアクションを使おうとして、意図せずスーパー化してしまうことを防げるようになっています。

さらに、テイルスに持ち上げてもらう際の操作も改良されており、サポート役のテイルスが飛行しているときでも、1P側から移動を操作できるようになっています。

このほか、キャラクターごとに隠された能力も用意されています。通常の1人用モードを該当キャラクターでクリアするなど、特定の条件を満たすことで解放できる仕組みです。

新しい要素を増やすだけでなく、繰り返しプレイするときに気になりやすい部分まで調整されているところも、本作の注目したいポイントです。

現在公開されているのはデモ版。未実装の要素や既知の不具合も

『Sonic 3 Unlocked』は現在も開発が続けられており、今回公開されているデモ版には未完成の要素も残されています。

たとえば、Encore Mode向けに用意される予定のステージの別カラーパレットは、今回のデモにはまだ収録されていません。また、同モードのスペシャルステージについても、現時点ではオリジナルの『ソニック3』の配置が流用されています。独自の配置については、今後のバージョンで実装される予定です。

不具合についても開発者がいくつか公表しています。テイルスとエミーは回転時の当たり判定の関係で、特定の地形に引っかかりやすくなっているほか、ナックルズの壁登りが障害物との接触によって中断される問題もあります。

こうした部分は今後の改善が予定されているため、現段階ではあくまでも開発途中のデモ版として捉えておくのがよさそうです。

なお、『Sonic 3 Unlocked』はセガ公式の作品ではなく、ファンによって制作された非公式ROMハックです。開発者は公式作品由来のグラフィックや楽曲などを使用していることも明記していますが、権利者からの正式な許諾については確認できていません。

デモ版のファイルサイズは4MBで、『Sonic Hacking Contest 2026』の公式エントリーページからダウンロードすることができます。

オリジナルの『ソニック3』をベースにしながら、後年のシリーズで登場したアクションやゲームシステムを取り入れているという点でも、なかなか興味深い作品ではないでしょうか。

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