GOGは2026年9月8日、クラシックPCゲームの保存を目的とした「GOG Preservation Program」の新たな取り組みとして、対象5作品にオリジナルパッケージの3Dスキャンデータを追加したと発表しました。
今回保存されるのはゲームそのものだけではありません。かつて店頭に並んでいたPCゲームの“箱”を丸ごと3D化しているほか、印刷して切り抜き、折り曲げて組み立てられるデータも用意されています。往年のPCゲームファンにとっては、かなり面白い試みといえそうです。
●GOG Pressroom
https://www.gog.com/pressroom/gog-preservation-program-brings-the-big-box-nostalgia/
『Myst』や初代『Hitman』など5作品のパッケージを3D化
今回、オリジナルパッケージの3Dスキャンデータが追加されたのは、以下の5作品です。
・Star Trek: 25th Anniversary
・Armikrog
・Descent
・Hitman: Codename 47
・Myst
このうち『Star Trek: 25th Anniversary』と『Armikrog』は、今回新たにGOG Preservation Programにも加わっています。残る『Descent』『Hitman: Codename 47』『Myst』については、すでに同プログラムの対象となっていた作品です。
対象作品を購入すると、実在するパッケージをスキャンして作られた3Dモデルをダウンロードできます。箱の正面だけではなく、背面や側面なども含めて再現されており、WindowsやMacの3Dビューアを利用して、実物の箱を手に取るように回転させながら眺めることができます。
印刷して切って貼れば、自宅で“ビッグボックス”を再現できる
さらにユニークなのが、3Dモデルを見るだけではなく、実際にパッケージを作るための平面データも用意されているところです。
こちらを印刷して切り抜き、折り曲げて接着することで、往年のPCゲームらしい大きなパッケージを自宅で組み立てることができます。ゲームをダウンロードして遊ぶだけでは味わえない、ちょっとしたペーパークラフトとしても楽しめそうです。
今回の取り組みでは、実在するPCゲームパッケージの3Dスキャンを保存している「Big Box Collection」と協業しています。同プロジェクトは2015年からゲームパッケージの3Dスキャンに取り組んでおり、今回はその活動がGOG Preservation Programと結び付いた形です。
ゲームだけではなく「パッケージ」も後世に残す取り組みに
GOG Preservation Programは、クラシックPCゲームを現在の環境でも遊べる状態に維持していくことを目的とした取り組みです。古いゲームでは、OSやハードウェアの変化によって正常に動作しなくなるケースもありますが、GOG側で互換性の維持や改善を行っています。
今回興味深いのは、その保存対象がソフトウェアだけではなく、ゲームが販売されていた当時の物理的なパッケージにも広がったところです。
とくに昔のPCゲームでは、大型の箱や凝ったパッケージそのものが作品の印象を形作っていました。一方で、こうした紙製のパッケージは破損したり廃棄されたりしやすく、時間が経つほど現存するものも減っていきます。
ゲーム本体を現行PCで遊べるように残すだけではなく、「どのような姿で販売されていたのか」までデジタルデータとして保存していく今回の試み。現時点で対象となっているのは5作品ですが、ゲーム保存という意味でも興味深い取り組みになりそうです。















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