ファミコンエミュ「Nestopia JG 2.0.0」公開! 新GUI「QTea」を採用したクロスプラットフォーム版に

ファミコンエミュ「Nestopia JG 2.0.0」公開! 新GUI「QTea」を採用したクロスプラットフォーム版に

ファミコン/NESエミュレーター「Nestopia JG」のバージョン2.0.0が公開されました。今回のバージョンでは、新たなフロントエンド「QTea(Quality Tea Frontend)」を採用。主要なOSで利用できるクロスプラットフォーム版として提供されています。

「Nestopia」は、ファミコン/NESを対象にしたオープンソースのエミュレーターです。その派生版のひとつである「Nestopia JG」は、複数のエミュレーターを共通APIやフロントエンドから利用できる「Jolly Good Emulation」向けに開発が行われています。

●Nestopia JG GitLab
https://gitlab.com/jgemu/nestopia

●Jolly Good Emulation公式サイト
https://jgemu.gitlab.io/

新GUI「QTea」を採用したNestopia JG 2.0.0

Nestopia公式サイトでは、2026年9月13日付で「Nestopia JG 2.0.0」と「Nestopia UE 1.99.0」のリリースが発表されています。

今回登場したNestopia JG 2.0.0は、「QTea(Quality Tea Frontend)」を採用した新しいクロスプラットフォーム版です。QTeaは、従来のFLTKベースのフロントエンドをQt6で書き直したもので、Nestopia以外のエミュレーターコアにも対応するよう拡張されています。

一方、同時公開されたNestopia UE 1.99.0は、従来型のWindows向けGUIを使用するバージョンという位置付けです。開発者によると、当初は新GUIを採用したNestopia JG 2.0.0のみを公開する予定でしたが、旧Windows版を利用しているユーザー向けに、2.0.0のコア部分の変更をNestopia UE側にもバックポートしたとのことです。

MMC5の描画問題修正や複数のマッパーに対応

Nestopia UE 1.99.0の変更履歴からは、Nestopia JG 2.0.0で行われたコア側の変更内容についても確認できます。

今回の更新では、AccuracyCoinのテスト144項目すべてとTASVideos Test Suiteの156項目すべてを通過しています。また、MMC5のCHRバンク更新処理が修正され、『Castlevania III』で発生していた走査線のちらつきに関する問題も改善されています。

さらにMapper 413、372、535、512への対応が追加されたほか、Mapper 176、215、529の修正や、一部のマイナーなゲームに関するデータベース修正なども行われています。

Jolly Good向けの各種スタンドアロンビルドも更新

Nestopia JG 2.0.0の公開にあわせて、QTeaを利用したJolly Good系エミュレーターのスタンドアロンビルドも更新されています。

ビルド更新一覧では、Nestopia 2.0.0のほか、「cega 0.6.3」「jollycv 2.1.0」「geolith 0.5.0」「cen64 0.4.1」などに対応したQTeaビルドが掲載されています。

Jolly Good Emulationは、エミュレーターコアを共通APIから扱えるようにすることを目的としたオープンソースのエミュレーションプロジェクトです。公式サイトでは現在、Jolly Good API 2.0.0とReference Frontend 2.0.1が現行バージョンとして案内されています。

これまでNestopiaを利用してきたユーザーにとっても、今回のNestopia JG 2.0.0は単なるビルド更新ではなく、新しいGUIとクロスプラットフォーム環境へ移行する節目のリリースといえそうです。

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