ドリームキャスト版『Quake III Arena』で、これまで上限とされてきた4人を超える「6プレイヤー」でのゲームプレイを実現する試みが進められています。
●Dreamcast-Talk「QUAKE III ARENA 6 player testing」
https://dreamcast-talk.com/forum/viewtopic.php
Dreamcast-TalkのMechanic氏は2026年9月24日、ドリームキャスト版『Quake III Arena』上で6プレイヤーを同時に参加させたプレビュー映像を公開。さらに、9月25日に行われる「Fragnight」で、6人参加によるオンラインプレイのテストを実施すると発表しました。
1人+5体のDOOM Botで6プレイヤー動作を確認
公開されたプレビュー映像では、Mechanic氏が操作するプレイヤーに加えて5体のDOOM Botがゲームへ参加しており、合計6プレイヤーが同じ試合内に存在している様子を確認できます。
ただし、現段階で確認されているのは「1人のプレイヤー+5体のBot」という構成です。6人の人間がネットワーク経由で同時参加し、実際のオンライン対戦を正常に行えることまで確認されたわけではありません。
また、ゲーム側の表示も完全には6人対応になっておらず、Scoreboardには上位4人までしか表示されないとのこと。それでもMechanic氏は、ゲーム内には実際に6プレイヤーが存在していることを説明しています。

9月25日の「Fragnight」で6人オンライン対戦をテスト予定
Mechanic氏によれば、次の段階として2026年9月25日に開催される「Fragnight」で、6プレイヤーによるオンラインプレイのテストが予定されています。
テスト用データのダウンロード方法や参加方法については、Dreamcast-Talkの投稿からDiscord内のFragnightチャンネルへ案内されています。そのため、本当に6台のドリームキャストから6人のプレイヤーが同時接続できるのか、実際のゲーム中に同期や安定性などの問題が発生しないのかといった点は、このテストで注目したいところです。
なお、今回の試みはセガやid Softwareによる公式アップデートではなく、現在もドリームキャストのオンラインゲームを楽しんでいるコミュニティ側による取り組みです。

オリジナル版では「4人」が事実上の上限だった
ドリームキャスト版『Quake III Arena』では、オンラインプレイ時の最大人数が4人に制限されていました。
当時作成されたネットワークプレイガイドにも、ドリームキャストでは1レベルにつき最大4人までと記載されています。さらにPC側でサーバーを立てた場合でも、参加者が4人を超えるとドリームキャストユーザーが切断されると説明されており、Botについても含めて最大4プレイヤーという制限が存在していました。
PC版では多数のプレイヤーが参加する大規模な対戦が可能だった一方、ドリームキャストでは本体のメモリーなどハードウェア上の制約もあり、プレイヤー数を抑える必要があったとされています。

当時のプロデューサーも「4人以上にしたかった」と振り返る
興味深いことに、ドリームキャスト版『Quake III Arena』のプロデューサーを務めたScott Hawkins氏も、後年のインタビューでプレイヤー数の制約について語っています。
Hawkins氏によると、移植では十分なフレームレートを維持しながらステージをドリームキャストのメモリーへ収めることなどが大きな課題になっており、オンラインプレイ人数についても妥協が必要だったとのこと。そのうえで、4人より多くのプレイヤーをサポートし、「8人、12人、あるいは16人」に増やせていれば大きな違いになっただろうと振り返っています。
そうした当時の制約に、発売から25年以上が経過した現在、コミュニティ側から再び挑戦しているのが今回の6プレイヤーテストというわけです。
25年以上を経て「4人から6人」へ進めるか
発売当時には4人が上限だったドリームキャスト版『Quake III Arena』ですが、今回のプレビューでは少なくともゲーム内に6プレイヤーを存在させられる段階まで到達しています。
Scoreboardが4人表示のままであるなど、まだ完全な6人対応とはいえません。また、6人全員を人間が操作するオンラインプレイが問題なく成立するかについても、記事執筆時点では未確認です。
それでも、発売から四半世紀以上を経たゲームで、当時のハードウェアやソフトウェア上の制限にコミュニティが再び挑戦しているというだけでも興味深い動きです。9月25日のFragnightで6人オンライン対戦がどこまで正常に動作するのか、そのテスト結果にも注目したいところです。















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