PC版『Command & Conquer: Renegade』がPS Vitaでネイティブ動作!チュートリアルを遊べる初デモ公開

PC版『Command & Conquer: Renegade』がPS Vitaでネイティブ動作!チュートリアルを遊べる初デモ公開

2002年にPC向けに発売された『Command & Conquer: Renegade』をPS Vitaにネイティブ移植するプロジェクト「Renegade Vita」で、新たに一般ユーザーが実際に導入して試すことができるデモ版が公開されました。

今回公開されたのは、ゲーム序盤の「M00 Tutorial」をプレイできる「A3.5-dev134」ベースのVPKです。これまで開発状況の報告が中心だった同プロジェクトですが、いよいよユーザー自身のPS Vitaに導入して試せる段階へと進んだことになります。

●Renegade Vita Demo — GitHub
https://github.com/TheGh0stShip/Renegade-Vita-Demo

●Renegade Vita 開発リポジトリ — GitHub
https://github.com/TheGh0stShip/RenegadeVita

PSPやAdrenaline経由ではなくPS Vita向けのネイティブ移植

「Renegade Vita」は、TheGh0stShip氏が開発を進めている『Command & Conquer: Renegade』のPS Vita向けsource portです。

ポイントは、PSP向けに作られたソフトをAdrenaline経由で動かしているわけではなく、PS VitaのARM環境向けに移植が進められているところです。開発リポジトリでも「native ARM PlayStation Vita source port」と説明されており、PSP/Adrenaline版や単なるW3Dモデルビューアーなどではないことが明記されています。

今回公開されたデモでは「M00 Tutorial」を実行することができ、移動は左スティック、視点操作は右スティックを使用。×ボタンでジャンプ、△ボタンでアクション、□ボタンで射撃、○ボタンでしゃがみなど、PS Vita向けの操作も割り当てられています。

Redditで公開を告知したTheGh0stShip氏によれば、今回が最初のリリースとなっており、自身でも数回プレイテストを行ったとのこと。現状では最適化についてまだ改善の余地が残されているものの、大きな問題は見つかっていないとしています。

遊ぶにはPC製品版のデータが必要

注意しておきたいのは、今回公開されたVPKだけをインストールしてゲームを遊べるわけではないという点です。

配布されているVPKにはPS Vita向けの実行ファイルとパッケージ情報のみが含まれており、『Command & Conquer: Renegade』本編のゲームデータは収録されていません。そのため、ユーザー自身が所有している正規PC版から必要なデータを用意する必要があります。

公開されているセットアップガイドによると、製品版から「always.dat」「always.dbs」「Always2.dat」「M00_Tutorial.mix」などのデータに加え、ムービーファイルやフォントを含む計8ファイルをPS Vita側に配置。その後「RenegadeVita-A3.5-dev134.vpk」をVitaShellからインストールする形になっています。

また、「libshacccg.suprx」も必要になるため、通常の未改造PS Vitaへそのままインストールできる市販ソフトのようなものではありません。

まだ完成版ではなく、今回はあくまでチュートリアルデモ

一方で、今回の公開をもって『Command & Conquer: Renegade』のPS Vita移植が完成したわけではありません。

開発リポジトリでは、現在の候補版は「A3.5-dev134」とされており、Vita3K上ではチュートリアルのチェックやポーズ/復帰、正常終了などを確認。また、実機PS VitaへのVPKとARM実行ファイルの配置についてもreadbackによる確認が行われています。

その一方で、Dev134を実機上で起動した際のフレームレートやムービー音声、チュートリアルデモ全体の動作確認などについては、開発側の検証基準ではまだ未完了の項目として残されています。つまり今回は「PS Vita版完成」という段階ではなく、ユーザーが実際にM00 Tutorialを導入して試せるデモが公開された、という位置付けになります。

それでも、これまで開発状況やスクリーンショットなどを追いかけるのが中心だった「Renegade Vita」が、実際にVPKをダウンロードして動かせるところまで進んだのは大きな変化です。

今後、チュートリアルからさらに対応するミッションが増え、最終目標として掲げられているゲーム全編の移植にどこまで近づいていくのか、引き続き注目しておきたいところです。

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