狂気の殺戮ゲーム初代『Postal(ポスタル)』が25年の時を経てドリームキャストで復活? 2022年6月2日にパッケージ版が発売

狂気の殺戮ゲーム初代『Postal(ポスタル)』が25年の時を経てドリームキャストで復活? 2022年6月2日にパッケージ版が発売

日本ではPC向けゲームとして1997年11月14日にRunning With Scissorsより発売された、アクションゲームの『Postal(ポスタル)』。なんと、そのドリームキャスト版が25年の時を経て2022年6月2日に発売されることがわかりました。

●POSTAL(通常版)£ 29.99
https://www.wavegamestudios.com/shop/postal

●POSTAL(限定版)£ 39.99
https://www.wavegamestudios.com/shop/postal-limited-edition

※限定版は100本のみでアートワークはヨーロッパ仕様のみ

狂気の殺戮ゲーム初代『Postal(ポスタル)』が25年の時を経てドリームキャストで復活? 2022年6月2日にパッケージ版が発売

この『Postal(ポスタル)』は、1986年8月19日にオクラホマ州エドモンドで郵便局の配達員をしていたパトリック・ヘンリー・シェリルが、職場で銃を乱射し15分間で14人の犠牲者と6人の負傷者を出した事件を元に作られた作品です。これがきっかけで「Going postal」というスラングが生まれて、それがそのままゲームのタイトルとして付けられました。

ほぼ同時期に同じくアンモラルなゲームとして知られる初代『GTA』がリリースされていますが、その後の認知度はそちらのほうが高くなってしまった感がありますね。

狂気の殺戮ゲーム初代『Postal(ポスタル)』が25年の時を経てドリームキャストで復活? 2022年6月2日にパッケージ版が発売
▲クォータービューのほか、ステージによってはトップビューに切り替わる。
狂気の殺戮ゲーム初代『Postal(ポスタル)』が25年の時を経てドリームキャストで復活? 2022年6月2日にパッケージ版が発売
▲攻撃してくる敵だけではなく、平和にパレードしている一般市民も攻撃可能!?

さて、今回ドリームキャストで発売される『Postal(ポスタル)』ですが、PAL、NTSC、VGAを含むすべてのビデオモードがサポートされており、いずれも60fpsで動作します。また、リージョンフリーとして作られているため、世界中のどのドリームキャストでも動かすことができます。

コントローラーのほか、アーケードスティックもサポート。高品質のファクトリープレス物理メディア(CD-ROM)に、3つのアートワークスタイルが選べるようになっています。

ドリームキャスト版が実現した背景には、ゲームの開発者であるRunning With Scissorsが2016年にソースコードを公開したところから始まります。その後、ドリームキャスト版の開発をするように呼びかけ、2021年12月にベータ版がリリースされました。

それが今回、パッケージ版としてリリースされることになったというわけですね。

via.WAVE Game StudiosThe Dreamcast Junkyard

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。