ファミコンなどのレトロゲーム機を現在の環境で遊ぶためには、何かしらのアップコンバーターが必要になります。PCはもちろんのこと、テレビやディスプレイなどコンポジット入力ができるデバイスの数が少なくなってきているからです。
アマゾンなどを覗いてみると、1000台でコンポジットからHDMIに変換できる アップスキャンコンバーター が売られていますが、これらの問題はアスペクト比が16:9固定で レトロゲーム の画面が横に引き延ばされてしまうことでした。今回ご紹介する アップスキャンコンバーター の 『SD-UPCSHA』 は、本稿を書いている時点で5533円というそこそこ安価でありながら、アスペクト比が16:9と4:3の切り替えが行えるアイテムです。
新画像エンジン「MSTAR MST6M182」を搭載。従来のモデルと比較して、映像ラインだけではなくテクスチャーや色補正、コントラストをリアルタイムで補正して鮮やかで鮮明な映像が出力できるようになっています。
これまでアスペクト比4:3の映像をHDMIで出力するのは、 『フレームマイスター』 など高価なアップスキャンコンバーターが必要でした。しかし 『フレームマイスター』 はパーツが入手できなくなったことから、すでに終売が決定していました。また、たしかに便利な機械ではありますが、やや取り回しが面倒でお手軽に使えるという感じではありませんでした。
そこで何かいいものがないか探しているところ、見つけたのがこの 『SD-UPCSHA』 です。
映像入力はコンポジットのほか、S端子にも対応しています。本体背面のスイッチを切り替えることで、コンポジットとS端子の入力切り替えが可能です。
本体前面には様々なスイッチ類が並んでおり、こちらでメニュー画面を呼び出すことが可能です。デフォルトでは映像出力のアスペクト比は16:9になっていますので、こちらで4:3に変更するといいでしょう。
映像入力はコンポジットのほか、S端子にも対応しています。本体背面のスイッチを切り替えることで、コンポジットとS端子の入力切り替えが可能です。 映像出力も720p60と1080p60が切り替えられるため、ディスプレイなど環境に合わせて選ぶことができます。
アスペクト比も4:3に変更できるほか、サウンドや映像の細かい調整もできるなど、5000円台で購入したアップスキャンコンバータとは思えないほどの高機能っぷりです。ちなみに、アスペクト比以外の項目については、デフォルトのままでも特に問題なく使用することができます。
ゲーマーとして気になる点は、ラグくないのか? というところではないでしょうか。試しに『エキサイトバイク』と『スーパーマリオブラザーズ』をプレイしてみましたが、ほとどラグを感じることなく遊ぶことができました。
レトロゲーマーなら迷うことなく買って間違いなし!
ちょっと試してみましたが、少なくとも自分が要求している要件はすべて満たしており、レトロゲーム を実機で楽しみたいというユーザーならば、買って損はないといえます。なにかいい アップスキャンコンバーター はないかとお探しの方は、ぜひこちらを試してみてください。
●SD-UPCSHA(UP EMPIRE2)公式サイト
https://www.area-powers.jp/product/others/4580127692662/