WiiリモコンがSwitch 2のJoy-Conに!? 本体に装着して遊べる「Wii-Con」を海外ユーザーが製作

WiiリモコンがSwitch 2のJoy-Conに!? 本体に装着して遊べる「Wii-Con」を海外ユーザーが製作

WiiリモコンとNintendo Switch 2のJoy-Con 2を合体させ、Switch 2本体に直接取り付けられるコントローラーを作ってしまった海外ユーザーが登場しました。

製作したのは、ゲーム機の改造などを手掛けているKOUZEX氏です。同氏はWiiリモコンのケースにJoy-Con 2の基板やアナログスティック、Switch 2へ装着するためのサイドレールなどを組み込み、実際にSwitch 2用コントローラーとして使用できるように改造。その製作過程をYouTubeで公開しています。

海外のハードウェア系サイトHackadayでは、この変わったコントローラーを「Wii-Cons」あるいは「JoyMotes」と呼んで紹介しています。

Wiiリモコンの中にJoy-Con 2を移植

見た目だけWiiリモコン風にしたJoy-Con 2ではありません。今回の改造では、本物のWiiリモコンを分解。その内部へJoy-Con 2の基板やアナログスティック、Switch 2との接続に使用するサイドレールなどを組み込んでいます。

KOUZEX氏自身も、今回のプロジェクトについて「Wiiリモコンを完全に機能するNintendo Switch 2用Joy-Conへ改造した」と説明しています。完成した姿はかなり独特です。

基本的な外観はおなじみのWiiリモコンですが、上部にはJoy-Con 2由来のアナログスティックが追加され、側面にはSwitch 2へ固定するための機構が組み込まれています。左右それぞれに改造したWiiリモコンを用意することで、Joy-Con 2と同じようにSwitch 2本体の両側へ取り付けられるようになっています。

つまり、Switch 2本体を横向きに持つと、その左右からWiiリモコンが伸びているという、なんとも不思議なスタイルになります。

WiiリモコンのケースにJoy-Con 2を収めるのが難題

もっとも、WiiリモコンとJoy-Con 2ではもともとの設計がまったく異なります。

Hackadayによると、特に難しかったのがJoy-Con 2のサイドレールやアナログスティック、基板をWiiリモコン内部へ収める作業だったとのこと。Wiiリモコン側の基板も単純に取り除くのではなく、限られた内部スペースを使って両者を組み合わせています。

新しく専用基板を設計し、3Dプリンターで専用ケースを作ったほうが簡単だった可能性もありますが、今回の作品はあえて実物のWiiリモコンを加工する方法が採用されています。そのため、市販部品を簡単に入れ替えるだけで作れる改造ではなく、WiiリモコンとJoy-Con 2の両方をかなり大きく加工する必要があります。

また、今回使用されたWiiリモコンは改造によって、本来のWii用コントローラーとして再び接続することはできなくなっています。

Joy-Con 2にはあるがWiiリモコンにはないボタンをどうする?

もうひとつ大きな問題になったのが、ボタンの違いです。当然ながらWiiリモコンとJoy-Con 2では搭載されているボタンの種類や数が異なるため、そのまま配線を置き換えるだけではすべての操作を再現できません。

Hackadayによれば、Joy-Con側に存在するもののWiiリモコンには対応するものがないボタンを、どのように割り当てるかが製作時の大きな課題になったとのことです。今回のように既存のWiiリモコンとJoy-Con 2を直接合体させる方法ではなく、将来的に専用基板を設計すれば、ボタン配置についてもさらに自由度を高められる可能性があります。

もっとも、そうして専用基板や専用ケースまで作ってしまうと、「本物のWiiリモコンをJoy-Conにしてしまう」という今回の作品ならではの面白さは薄れてしまうかもしれません。

実際に『Nintendo Switch Sports』で使用

見た目だけのコンセプトモデルではなく、完成した「Wii-Con」は実際にSwitch 2用コントローラーとして動作しています。KOUZEX氏はRedditで完成品を公開し、「これを完成させてから『Switch Sports』をかなり遊んでいる」とコメントしています。

Wiiといえば『Wii Sports』のイメージが強いだけに、その後継的な存在である『Nintendo Switch Sports』をWiiリモコン風のJoy-Conでプレイできるというのも、今回の改造にはよく似合っています。

KOUZEX氏によると、今回のアイデアには改造ハードウェアを手掛けるShank Mods氏の作品や、ニンテンドーミュージアムに展示されているWii U関連のプロトタイプからも影響を受けたとのことです。

商品化されたコントローラーではなく個人による改造作品

もちろん、この「Wii-Con」は任天堂が発売する新しいコントローラーではありません。KOUZEX氏が製作した個人のハードウェア改造作品であり、現時点で一般向けに販売されている製品でもありません。

それでも、2006年に登場したWiiを象徴するWiiリモコンと、約20年後のNintendo Switch 2用Joy-Con 2を物理的に組み合わせてしまうという発想はかなりユニークです。

Wiiリモコンの握りやすい縦長の形状を残しつつ、それをSwitch 2本体へ直接装着できる姿は、「もし任天堂がWii風のJoy-Conを作ったら?」という想像をそのまま形にしたようなコントローラーといえそうです。

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