1995年にゲームボーイ向けに発売された『スーパードンキーコングGB』を、『スーパードンキーコング』風のカラーグラフィックで再構築したPC向けファンメイド作品『Donkey Kong Land Remake』が公開されました。
『スーパードンキーコングGB』は、海外では『Donkey Kong Land』のタイトルで発売されたアクションゲームです。スーパーファミコンで発売された『スーパードンキーコング』の単純な移植ではなく、ゲームボーイの性能や画面に合わせて新たなステージや仕掛けなどが盛り込まれていました。
一方、今回公開された『Donkey Kong Land Remake』は、YouTubeで活動するkasquez氏が制作した非公式のファンリメイクです。
ゲームボーイ版の内容をベースにしながら、グラフィックやサウンド、操作感をスーパーファミコン版『スーパードンキーコング』に近いスタイルで再構築。白黒だった原作の世界が鮮やかにカラー化されており、キャラクターや背景もスーパーファミコン版を思わせる表現に変化しています。

30以上のステージを収録した本格的なリメイク
『Donkey Kong Land Remake』には、30以上のフルサイズステージが収録されています。
短い技術デモや一部ステージのみを遊べる試作品ではなく、ジャングルや海中、山岳地帯、海賊船などを舞台にしたゲームボーイ版の冒険を、PC向けの大きな画面で楽しめるように作られているようです。
ステージ内にはバナナや隠し通路、ボーナスルームなどが用意されており、ローリングやジャンプ、タルを使ったアクションといった『スーパードンキーコング』シリーズらしい要素も再現されています。

ゲームボーイ版では、本体の小さな画面に合わせて一度に表示できる範囲が狭く、敵や足場が突然現れるように感じる場面もありました。今回のリメイクでは表示範囲が広がり、ステージの上下左右を見渡しやすくなっています。
また、操作についてもPCのゲームパッドやキーボード向けに調整されているとのこと。ゲーム自体はUnityで制作されており、Windows上で単独動作するパッケージとして公開されています。

オリジナルのROMは不要。ただし公開停止の可能性も
『Donkey Kong Land Remake』は、ゲームボーイ用エミュレーターや『スーパードンキーコングGB』のROMを必要とせず、PC上で直接起動できます。
その一方で、任天堂やRareが公式に関与している作品ではなく、あくまでもファンが制作した非公式プロジェクトです。ゲームの実行にオリジナルのROMを必要とせず、ダウンロードファイル内にゲームで使用する素材が含まれていることから、今後権利者の申し立てなどによって公開が停止される可能性もあります。

実際にファンメイドのリメイクや移植作品は、公開後に配布ページやダウンロードリンクが削除されるケースが少なくありません。本作についても、いつまで現在の状態で公開されるかは不明です。
また、配布されているプログラムは任天堂の公式ソフトではありません。導入する場合は配布元を十分に確認し、セキュリティ対策を行ったうえで自己責任で利用する必要があります。
ゲームボーイの性能を活かし、白黒画面ながら『スーパードンキーコング』らしいグラフィックに挑戦していた『スーパードンキーコングGB』。もし当時の制約がなく、スーパーファミコンに近い表現で作られていたらどうなっていたのか――そんな想像を形にしたようなファンリメイクといえそうです。
















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