Retro Gaming Cables(RGC)でサターン用のHDMI変換ケーブルを購入する予定だったのですが、残念ながら寝ている間に販売&売り切れてしまったため、しょうがないのでとりあえず買ってみたのが、今回ご紹介する『Sony PlayStation RAD2X cable』というHDMI変換ケーブルです。
この『RAD2X』シリーズはいくつか販売されており、このPlayStation用以外にも先ほどのセガサターンやNINTENDO64、PCエンジン、メガドライブNEO GEOなどに対応したものがラインアップされています。
以前から商品自体は存在していましたが、今年の5月に再販されるにときには、なぜかサイト上でカウントダウンが行われており不思議に思っていました。しかし、いざ発売開始になると、アクセス集中のためかなんとサイトがダウン。わずか数時間のうちに、ほとんどの商品が売り切れてしまうという人気っぷりでした。
その後公式のツイッターでも紹介されていましたが、なんと転売ヤーが高値で販売するという状況に。残念ながら当初の目的だったサターン用のモノは入手できなかったものの、とりあえず買えただけでもラッキーだったのかもしれません。
さて、この『Sony PlayStation RAD2X cable』の特徴ですが、ほぼゼロラグといえる約53マイクロ秒という低レイテンシーでありながら、本体にケーブルを挿すだけで簡単にHDMI出力が行えるというお手軽&ハイテクな商品となっています。
対応フォーマットは240p、480i、288i、576i、NTSCおよびPALで、映像は480p/576pに出力が可能。デフォルトのアスペクト比は4:3になっています。PlayStationとPSone、PlayStation 2に対応。オーディオは24ビットステレオに対応しています。
実際に『Sony PlayStation RAD2X cable』を使用する際は、別途miniHDMIケーブルを用意する必要があります。また、電源供給用としてmicro USB Type-Bケーブルが必要です。
このケーブルはRGBを変換して出力できるため、本体の映像出力設定で「RGB」を選択しておきましょう。
ちなみに、PlayStation 2のプログレッシブ表示(480p)には、残念ながら対応しておらずカラーバーが表示されます。
ケーブル本体側に「スムージングフィルター」のメカニカルなスイッチが用意されています。こちらをONにすることで、アンチエイリアスがかかり、若干映像がスムーズになります。
以前、コロンバスサークルから発売されている『HDMIコンバーター(PS2用)』をご紹介したことがありますが、あちらとの大きな違いはPlayStation 2でPlayStationのゲームを起動しているときでも使えるというところです。そのため、面倒なことは考えずに1度設置したらそのままの状態で遊ぶことができるというのも魅力のひとつと言えそうです。
プラグ&プレイで使えて、そこそこの画質でレトロゲームを遊ぶことができます。このPlayStation用や任天堂用のものなど、インターフェイスが共用のものはそのまま使えたりもするので、ひとつ持っていても損はないといった感じのアイテムです。興味がある方は、こまめにRetro Gaming Cables(RGC)のサイトをチェックして、次回の入荷を待ちましょう。
●RGC公式サイト
https://www.retrogamingcables.co.uk/index.php?route=common/home