俺的最強のレトロゲーム環境をつくる:ドリームキャスト編としていろいろと準備を進めていますが、その戦陣を切って届いたのがRetro Gaming Cables(RGC)から購入した、ドリームキャスト用のケーブル『Sega Dreamcast PACKAPUNCH RGB 480p SCART cable』でした。
このケーブルの特徴は、ドリームキャストから出力されるRGB信号とステレオサウンドを、31KHz / 480pまたは15KHz / 576iを切り替えて映像出力できるというところです。
最近各社からドリームキャスト用のHDMI出力可能なコンバーターが発売されていますが、それらの弱点はVGAに対応したゲームでしか映像を出力できないところでした。しかしこちらのケーブルならば、ケーブルに設置されたスイッチを切り替えることで15KHz / 576iに変更でき、VGA非対応のゲームでも同じケーブルのまま遊ぶことができます(ただし本体はいったんリセットする必要があり)。

ちなみにこちらのケーブルは「SCART」端子になっており、日本で一般的な「RGB」端子と形は同じもののピンの配置などが異なるため、そのまま利用することができません。ということで、変換するデバイスを後で購入しようとしたのですが、意外なことに日本ではこれといった製品が見つからず。しょうかないので、ふたたびRGCのショップを覗いているとフレームマイスターに対応したケーブル『EuroSCART to Framemeister XRGB mini passive adapter cable』が売られていたので、そちらを購入してみました。
1回で注文したら送料も安かったのですが、結局2回注文することに。5月13日に注文をして届いたのが、ちょうど3週間後の6月4日。新型コロナウイルスの影響などもあり時間が掛かったのかもしれませんが、イギリスからなのでやや遅い印象ですね。







ソフトごとにケーブルをつなぎ替えたりと言った手間がなくなり、少なくとも映像出力周りに関してはかなりいい感じになってきました。基本的にはプラグ&プレイで映像出力のモード以外は設定するところもないので、誰でも簡単に扱うことができるというのが最大の特徴といえそうです。
『Sega Dreamcast PACKAPUNCH RGB 480p SCART cable』の特徴
- チューニング不要で、プラグアンドプレイで接続するだけでOK
- True RGBビデオとステレオサウンドを実現
- RGC用に作られたカスタムスクリーンPACKAPUNCH PROケーブルから構築され、注文時にケーブルの長さを指定できます(今は1.8メートルのみ)。
- カスタムPCBを使用した完全に配線/接地されたSCARTプラグ
- 480p(31 KHz VGA)を達成するためのカスタムトランスペアレントマルチAVプラグおよび統合された同期合成回路。通常のSCARTテレビで使用する15KHz / 576iモードと、オープンソーススキャンコンバーター(OSSC)、フレームマイスターなどの31KHzを処理できる機器で使用する31KHz / 480pモードを切り替えることができるスイッチもあります。プロの放送モニターの。通常のSCARTテレビは31KHz / 480pモードでは機能しませんが、内蔵スイッチを使用して15KHz / 576iモードを選択できます。オレンジ色のLEDは480pモードを示します。
- RGBラインに、220uFのコンデンサと10オームの抵抗を使用。CSYNCラインに220uFのコンデンサと470オームの抵抗を使用して、減衰およびAC結合されたRGBおよびCSYNC信号を出力
以下と互換性があり
- SCART対応のテレビは、15KHz/576iモードのみ対応
- SCART から HDMI コンバーター
- SCARTからコンポーネントビデオコンバータ
- EuroSCARTからミニアダプタへのXRGB-ミニフレームマイスター
- OSSC (Open Source Scan Converter)