先日中国の大手通販サイトを何気なく見ていたときに、目に飛び込んで来たのが今回レビューでお届けする携帯ゲーム機型の『テトリス』です。じつはこちら、1983年に誕生したチキンマックナゲットの発売40周年を記念して、マクドナルドとザ・テトリス・カンパニー、テトリス・ホールディングのコラボで生まれたアイテムで、中国のマクドナルドの各店舗で、2023年6月23日まで40万台限定で販売されていたものでした。
値段は500円ほどらしく、日本でいうところのハッピーセットのような商品だったのでしょうか。
さすがに中国のマクドナルド限定で売られているものを手に入れるのは難しいなとは思っていたのですが……なんと、割と普通に売られているとは！
ということで、さっそく注文した商品が届いたので、そのレビューをお届けします。
発泡スチロールの入れ物で海を渡って届いた！
注文したのは7月5日で、到着予定日が7月29日と書かれていたのでまだ届かないと思って猪野他ですが……7月17日に荷物が到着。しかも、発泡スチロールの入れ物だったので、最初ナニが届いたのが全く分かりませんでした。
中身は、おそらくお店で売られていたスタイルと同じようなパッケージに入れられた状態になっていました。
ちなみに、日本のハッピーセットのおもちゃは極まれに箱に入っているものが提供される場合もありますが、ビニール袋に入れられている場合がほとんどです。今回中国で販売されたこちらのおもちゃは箱入りになっており、値段の割にはしっかりとした作りになっている印象です。
裏面の記載を翻訳してみると、商品名は『テトリスゲーム機』で、型番はMF005、サイズは高さ120mm×横87mm×厚さ31mmとなっています。また、深センにあるメーカーが、こちらの商品を製造しており、テトリスのコピーライトも付いた正規品であることが記載されています。
パッケージの中身
パッケージの中身は、ゲーム機本体のほか、シールとマニュアルといったシンプルな構成です。シールはイラストが書かれたところとアルファベットが書かれたところがあり、それぞれお好きなものを本体に貼ってデコれる仕様です。
今時の携帯ゲーム機にしてはデカイ!?
子ども向けのおもちゃということもあってか、今時の携帯ゲーム機としてみるとかなり大きく厚みもあります。具体的にどれぐらいの厚みがあるのかというと……実際にマクドナルドに行って本物のチキンマックナゲットと比較してみましたが、だいたい2倍ほどの厚みがありました。
本体前面側の一番大きなボタンは、テトリミノを回転差せるのに使用します。その隣の十字キーにあたるボタン類で、テトリミノを左右に動かすことができるほか、下キーで下方向に早く動かすことができます。また、十字キーでいうところの上キーにあたるボタンで、一気に下に落とすこともできます。
左上に並んでいるのは、電源ボタンと消音ボタン、ゲームの再生と一時停止を兼ねたボタンといった感じです。
ユニークなポイントは、前面の電源ボタンとは別に背面側に主電源ともいえるボタンが配置されているところです。こちらのスイッチをオンにしてからゲームが遊べるようになります。
ちょっと気になったのは、背面側に設置されたフタ。とくにネジ止めなどはされていなかったので外してみたところ、単4電池2本が入った状態になっていました。バッテリーは充電式じゃなくて、電池式だったんですね！
しかしなんといっても魅力的なのは、このチキンナゲットをモチーフにした筐体のデザインです。マクドナルドのメニューと一緒に皿の上に載せておいても、全く違和感がありません!?
操作感は若干チープ。レベル15はクリア困難!?
ゲーム機の電源を入れると、本体背面側のスピーカーから、ちょっと頼りない、もしかしたら少し音痴？ とも思えるようなか細い音で、『テトリス』の音楽としておなじみのロシア民謡「コロブチカ」が流れます。
ゲームをスタートする前に、左右のボタンを押すことでレベルを1から15まで自由に変更してプレイすることができます。実際に遊んでみたところ、ずっと同じレベルで続いていくというわけではなく、ある程度点数を稼ぐと次のレベルへと上がっていく仕組みになっていました。
また、ゲームオーバー時には、チェックした範囲内では「GOOD JOB!! ♡」と「GAME OVER」の2種類のメッセージが確認できました。
肝心の操作性ですが、少し頼りない感じで、例えば長いテトリミノなどが落ちてきたときはすぐに回転させることができません。また、ある程度テトリミノを動かす余裕はあるようですが、それほど『テトリス』自体に詳しいわけではないため、Tスピンなどのテクニックが使えるのかはよくわかりませんでした。
ちなみにレベルを最高の15まで上げてプレイすると、早すぎてほとんど動きに付いていけないレベルになっており、そうした意味ではある程度楽しめそうな感じはします。
今回購入したのは、送料込みで3000円ほどで元の値段を考えると高めではあるものの、お手軽な金額で入手ができました。結構な店舗で同様の商品が売られていたので、もしかしたら、しばらくは売れ残っている可能性もあります。
いずれにせよコレクターアイテムとしても最適なので、このチャンスを逃さずひとつ入手しておくのもいいのではないでしょうか。
●Mcdondsのmcnugetsゲーム機,tetrisハンドヘルドゲームマシン,アクションモデルのコレクション
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