PS1最強メモリーカード『MemCardPRO』レビュー! もはやすべてのセーブデータはこれ1枚ですべて事足りる

PS1最強メモリーカード『MemCardPRO』レビュー! もはやすべてのセーブデータはこれ1枚ですべて事足りる

バックアップ機能を搭載したカセットの時代から、メディアがCD-ROMに移り変わり、新たに必要になったのがセーブ用のメモリーです。PlayStationでは『メモリーカード』と呼ばれる周辺機器が発売されており、1枚に付き15ブロックのデータが保存可能となっていました。

PS1最強メモリーカード『MemCardPRO』レビュー! もはやすべてのセーブデータはこれ1枚ですべて事足りる

ゲームの保存に必要なブロック数は、作品によってもいろいろと異なります。たとえば『ファイナルファンタジー』や『ドラゴンクエスト』といったタイトルは、意外にも1ブロックしか消費しませんが、『かまいたちの夜 特別編』や『ネオアトラス』は6ブロック、『BOXER’S ROAD』は7ブロック。『ディアブロ』にいたっては、10~12ブロックも消費します。そのため、こうした『メモリーカード』は、ゲームを遊ぶためにも複数枚必要でした。

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▲使用ブロック数は、ソフトによってまちまち。

それを、わずか1枚ですべて収めることができるアイテムが登場しました。それが今回レビューする『MemCardPRO』です。

1GBのmicroSDカードに8000枚分のメモリーカードが保存可能

この『MemCardPRO』は、FPGAとデュアルコア240MHzのマイクロコントローラーを組み合わせることで、大容量のストレージを持つメモリーカードとして利用できるというものです。具体的には、microSDカード内に仮想メモリーカード(VMC)を大量に制作して、データの保存や管理が行えます。

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▲パッケージにはマニュアルなどは付属していないため、公式サイトで確認する必要があります。

VMCは8つ単位で、「MemoryCard1」「MemoryCard2」という感じで保存されていきます。たとえば、「MemoryCard1」の中に8つのチャンネルがあり、それぞれを切り替えることでVMCが切り替わります。

「MemoryCard1」をすべて使用してしまった場合は、新たに「MemoryCard2」を作り8つのチャンネルにデータの保存が行えます。このように、どんどん8つ単位でカードを増やしていくことができるというわけです。

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ちなみに、1GBのmicroSDカードには、最大8000ものVMCが保存可能です。現実的にはそれほど多くのデータを保存することはなく、管理も難しくなっていくため、あまり大容量のmicroSDカードを用意する必要はないでしょう。

今回は省略しますが、機能としては光学ドライブエミュレーター(ODE)などにも対応しており、相性もいいようです。また、日本国内では利用出来ないかもしれませんが、Wi-Fiにも対応しており、ネットワークを介してブラウザ上で情報を確認することもできます。

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▲microSDカードは1GBから2TBまで対応。しかし、間違いなく大容量は不要。

ややもっさり感はあるが動作は問題なし

最初に、公式サイトから必要なファイルをダウンロードして、microSDカードに移動しておきましょう。使用するmicroSDカードは、FAT32またはexFatがサポートされているため、ウィンドウズなどで普通にフォーマットすることができます。

ダウンロードしたファイルを解凍すると、「mcp」というフォルダのなかにふたつのファイルとひとつのフォルダが出現します。それをmicroSDカードにコピーして、『MemCardPRO』に挿し、PlayStationの電源を入れればOKです。

有機ELディスプレイに「8BITMODS.COM」と「MemCard PRO」のロゴが表示されたあと、初回のみ「MemoryCard1」が作成されます。

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というわけで、早速使ってみたのですが、たしかに保存自体は問題なく行えるものの、若干VMCやチャンネルの切り替えが遅く感じます。今回使用したのは、たまたま手元で余っていた32GBのmicroSDカードでしたが、容量や種類でもパフォーマンスの違いがあるかもしれません。

VMCのチャンネル移動自体は『MemCardPRO』のボタンで行えるほか、コントローラーのショートカットキーでも同様の操作ができます。あらたにチャンネルを作るときや、上位のチャンネルを移動するときはコントローラーのショートカットでのみ操作が可能です。

■コントローラーのショートカット
「L + R + Select + 右キー」または
「L + R + Select + 左キー」
でVMCを1~8chまで切り替え

「L + R + Select + 上キー」で上位のチャンネルを切り替え。存在しないときは、新たに作成されます。

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▲『MemCardPRO』の右ボタンでVMCのチェンネルをアップ。左ボタンでダウン。

対応機種は、PlayStation、PSone、PlayStation 2ですが、PlayStation 2で利用するときは、初代PlayStationのゲームをプレイするときのみ利用できます。また、薄型のPlayStation 2では必要十分な電力の供給ができないため、利用できません。ゲーム機に配線を1本することでこの問題は解決できるそうですが、まぁ、そこまでしてやることでもないかもしれません。

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▲薄型のPlayStation 2で利用する場合は、本体側の改造が必要。

何はともあれ、大量の『メモリーカード』をこれ1枚に集約できるのはかなり便利です。欲をいえば、もう少し快適に切り替えが行えるようになれば最高と言えるでしょう。また、大容量が不要な場合であっても、PCでセーブデータを保存・管理することができるところもメリットのひとつです。

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▲もちろん、本体からもセーブの状況が確認できます。

PlayStationの『メモリーカード』のファイルサイズは、正確に131,072バイトになっている必要があるため、同様のレギュレーションが採用されたエミュレーターならば、こちらのセーブデータを利用することができます。

●MemCardPRO
https://8bitmods.com/memcard-pro-for-playstation-1/


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