Professor Abrasive氏が開発した、セガサターン用光学ドライブエミュレータ『Satiator(セイシエター)』。現在はリテール版がPatreonの常連客にのみに販売されていますが、そのレビューがRetroRGBで紹介されていました。
『Satiator』以外にも、セガサターンの光学ドライブを置き換える製品はいくつかあり、群雄割拠な状況となっています。しかし、特別な改造が不要で、セガサターンのすべてのモデルで利用ができ、MPEGスロットで使えるようになるというのが『Satiator』の最大の特徴です。
ゲームの互換性について
ゲームの互換性は非常に高く、一部の一般的な問題を除けば現在のファームウェアがまだβ版であることを考えても良好なようです。当然のことながら、MPEGスロットを利用しているため、これらのカードを使用する少数のゲームとは互換性がありません。
●『Satiator(セイシエター)』の互換性リスト
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1NsgnKeMwA-ATlyKZfL3R44d8E_O9sFlWdXSnltFkE_A/edit#gid=1637949506
メニューについて
『Satiator』のメニューシステムは、ベーシックなスタイルになっています。しかし、これらはオープンソース化されているため、誰でも改善することが可能です。
実際の使用方法も簡単で、「.cue」ファイルまたは「.iso」ファイルをひとつだけ含むディレクトリを選択すると、『Satiator』はそれを直接起動します。ディレクトリ内に、どちらかのファイルがふたつ以上ある場合は、どれを起動するか選択するように求められます。
表示可能な文字数は、現在32文字に制限されいます。そのため、長いファイル名やディレクトリ名を表示することができません。コンソール側でリセットをすると、現在のゲームが再起動します。再び『Satiator』のメニュー画面に戻りたい場合は、1度電源を入れ直す必要があります。
カートリッジの互換性と将来の計画
『Satiator』は、セガサターンのバックアップとRAM拡張カートリッジと互換性があります。しかし、『アクションリプレイ』と『PseudoSaturn Kai』は、『Satiator』よりも前にブートプロセスをフックするため、問題があります。こちらについては、これらのカートをフラッシュして『Satiator』を動作させるだけではなく、機能を拡張するファームウェアのアップデートが開発される予定です。
『Satiator』は、同様の他の製品と比べ価格は高い方になりますが、特別なインストール作業がいらないという最大のメリットがあります。また、完全な外観にするために、ユーザー自身が3Dプリントをする必要もありません。お手軽にセガサターンをドライブレス化したいならば、よい選択のひとつとなりそうです。
Via.RetroRGB