アメリカのオークションハウスである Heritage Auctionsで、1985年に発売されたNES版『スーパーマリオブラザーズ』の未開封品が300万ドル(約4億3,000万円)で落札されました。
今回出品されたのは、Wata Gamesによる高評価を受けた極めて希少なパッケージです。任天堂が全米展開を行う以前、ロサンゼルスのテストマーケット向けに流通した初期版とされており、現存する未開封品はごくわずかしか確認されていません。
今でこそ高額落札が話題になる機会が多くなってきましたが、レトロゲームの高額落札が話題になり始めたのは比較的最近のことです。
2017年には未開封の『スーパーマリオブラザーズ』が約3万ドルで落札され、大きなニュースとなりました。ところが、その後は価格上昇が加速。2020年には11万4,000ドル、さらに2021年には『スーパーマリオ64』の未開封品が156万ドルで落札されるなど、ゲームコレクション市場は一気に投資対象として注目されるようになってきました。今回の300万ドルという金額は、それらをさらに大きく上回る規模となっています。
なぜゲーム1本に4億円以上の価値が付くの?
もちろん、誰でも持っている『スーパーマリオブラザーズ』が高額になるわけでありません。今回の個体には、
- 初期生産版
- 未開封
- 極めて保存状態が良好
- 第三者鑑定機関による高評価
といった条件が揃っています。特に初期版の未開封品はほとんど市場に出回らず、コレクターの間では「ゲーム版の美術品」として扱われているような状態です。
レトロゲーマーとしては複雑な気持ち
一方で、こうした高額落札については賛否もあります。レトロゲームの価値が認められること自体は喜ばしいことですが、本来は遊ぶために作られたソフトが投資商品として扱われる状況に違和感を覚える人も少なくありません。
多くの人にとっても、子どもの頃に何度もカセットを抜き差しして遊んでいた『スーパーマリオブラザーズ』が4億円を超える価値を持つと言われても、今ひとつピンとこないのではないでしょうか?
もっとも、こうした取引が成立するということは、それだけレトロゲームが世界的なコレクション市場の一角を占める存在になったということでもあります。今後、同クラスの未開封品が発見された場合、さらなる記録更新が行われる可能性もありそうですね。
via.TechEBlog















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