毎回サンプルを提供してもらっているということもあって、かなりの数Anbernicの携帯ゲーム機を触る機会がありました。その中で、特に印象に残ったマシンが『RG Cube』と『ARC-D』です。この2台は、触っていて楽しく感じる、不思議な魅力を持っていました。
今回こちらでご紹介する『RGCubeXX』は、その『RG Cube』の流れを組むマシンで、やや性能はオミットされているものの、その分価格も大幅に下げられ入手しやすくなったのが特徴です。リリースに合わせて本機のサンプルをご提供していただいたので、そのレビューをお届けします。

『RGCubeXX』は、結局のところ元となった『RG Cube』と比較して、どれぐらい変わったのか? と気になる人もいると思います。そこで、表で比較してみることにしました。これを見るとわかりますが、CPUやGPUといった直接パフォーマンスに影響する部分が違うのはわかっていましたが、OSやバッテリーの容量も変更されています。
- 液晶:3.95インチIPS
- 解像度:720×720
- CPU:H700 quad-core ARM Cortex-A53
- GPU:Dual-core G31 MP2
- OS:Linux 64bit
- バッテリー:3800mAh
- 重量:246g
- 価格:1万499円
- 液晶:3.95インチIPS
- 解像度:720×720
- CPU:Unisoc T820 プロセッサー
- GPU:Quad Core Mali-G57 850MHz
- OS:Android 13
- バッテリー:5200mAh
- 重量:260g
- 価格:2万7999円
本体のデザインは、ほぼ『RG Cube』を踏襲しているものの、一部ボタンの配置が変更されているほか、外部出力用にUSB Typc-CではなくミニHDMIポートが用意されています。これはOSがLinuxであるということも影響しているかもしれませんが、使い勝手としてはこちらのほうがいいかもしれません。





『RG CubeXX』のカラーバリエーションは、ブラックとグレー、ホワイトの3色で展開されています。今回はその中から、グレーを提供していただきました。
操作感はそのままに刷新されたUIのデザイン
OSがLinuxということで、ゲーム機を起動するとそのままランチャー画面が起動しますが……今回のマシンからUIのデザインが刷新されていました。といっても、項目自体は変わっていないので、従来通りに操作することができます。
やや日本語表記がおかしなところもありますが、まぁ、それもご愛敬といったところでしょうか(笑)。






ちなみに上の画面は外部出力でキャプチャーしたものですが、アスペクト比はⅠ:Ⅰではなく、横長に変更されます。ゲームで見るものとはことなるので注意しましょう。
専用ケースも登場!
ちなみに今回は専用のケースである『ANBERNIC 保護カバー RG CubeXX用』もご提供していただきました。外に本機を持ち出すときは何かしらのケースに入れておきたいところですが、これならジャストフィットなので本体と合わせて購入することをオススメします!
●ANBERNIC 保護カバー RG CubeXX用(1499円)



PS1やPSPあたりまでのゲームなら快適にプレイ可能
ということで、スペックだけ載せててもよくわからねーという感じでもあるので、ざっくりとそれぞれのエミュレーターの動作状況をチェックしてみました。対応していない機種は、フォルダを作ってゲームのデータを突っ込んでもランチャー側には表示されません。
- PS2
- セガサターン
- Wii
- ドリームキャスト
- NINTENDO64
- PSP
- PS1
- 非対応
- 非対応
- 非対応
- 起動可。パフォーマンスは△
- 起動可。パフォーマンスは△
- 快適にプレイ可能
- 快適にプレイ可能

上記以外にも、Xにいくつかのゲームをプレイした動画を公開したので、そちらも合わせてチェックしてみてください!
価格が安いのは魅力。遊びたいゲームによっては選択肢に入れたいゲーム機
この『RG CubeXX』の魅力は、やはりなんといっても価格が1万円前後とオリジナルの『RG Cube』と比較して大幅に安くなっているところといえます。PS2やセガサターンといったゲームは遊べませんが、自分がプレイしたいゲームが遊べるならば選択肢として本機を選ぶのは全然ありです!
少しでも興味を持ったならば、公式サイトをチェックしてみてください。
見た目はそっくりなのに、結構違ったところも多くてびっくりだね!