Valveが無料で公開しているゲームの『Aperture Desk Job』。本作は、いわゆる『Steam Deck(スチームデック)』の基本的な操作方法を、ゲームで遊びながら学んでいくことができるというコンセプトで作られた作品です。
しかし、その内容がなかなかシュールなんです!
プレイヤーは夢と希望に溢れた新入社員として、Aperture Science社に入社。その初日に与えられた仕事は、グレイディというドロイドのようなキャラクターの指示に従ってボタンを押していくだけという、単調な仕事です。
ボタンを押していくごとに、トイレのテストを繰り返していうという、『バイトヘル』のような単調な作業を続けていきますが、徐々に様子がおかしくなっていきます。グレイディの企みで、このただのトレイに武器が装備されていき、銃まで撃てるようになるのです。
ここまでプレイした時点で、このトイレがあらぬ方向にどんどん進化を遂げていき、最後は大団円を迎えるような物語なのかな? と思っていたのですが、実はそうではありませんでした。プレイヤーがメインとして扱うのはこのトイレではなく、目の前にある机だったのです。
机というよりも、もはや銃器と化したトイレ付きのコックピットともいえる感じですが、これがなかなか優れたアイデアになっていました。
Steam Deckの基本的な操作が学べるように仕組まれている
このゲームには、おそらくゲームオーバーのようなものはありません。また、プレイ時間も実はそれほど長くなく、20分ほど遊べばクリア出来るようなライトなものとなっています。しかし、絶妙に魅力的な世界観とキャラクターたちによって、どんどんゲームの世界に引き込まれていきます。
先ほども、ゲームで遊びながら『Steam Deck』の基本的な操作が学んでいくことができるといいましたが、そのひとつがボタン操作です。『Steam Deck』には比較的多くのボタンが付けられており、ゲームによっては使わないものもあります。しかし、こうしてゲームで慣れておくことでどこにボタンがあるのかも学ぶことができるのです。
単にボタン操作が学べるというだけではなく、スクリーンショットを撮るためのショートカットキーや、キーボードや画面でサインを書く、ジャイロ機能を使うといったものまでゲームの内奥に盛り込まれています。
そうしてゲームを進めていくと、最後にAperture Science社のCEOであるケイブ・ジョンソン氏と面会することに。そこには様々な苦難を乗り越えていくことになるのですが……最後はまさかの展開の!?
ということで、この先はぜひゲームをプレイして体験してみてください!