安い携帯ファミコン互換機、実際どうなの?100本で徹底チェック

廉価ファミコン互換機『8ビットポケットプラス』レビュー! 100本のゲームで実力をチェック

コロンバスサークルより、昨年発売された携帯型ファミコン互換機の『8ビットポケットプラス』。アマゾンなどではここ最近売り切れ気味のようですが、少し前に秋葉原に行ったときに売られていたので遅まきながら入手してきました。

そこで今回は、本機を徹底レビューしていきます。

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まずはパッケージから。本体と同じ白と黄色をベースにしたシンプルなものになっています。中身は品質保証書やゲーム機本体のほか、ACアダプターとAV出力用のケーブルが付属といった感じです。

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sさ▲パッケージの中身もシンプル。
廉価ファミコン互換機『8ビットポケットプラス』レビュー! 100本のゲームで実力をチェック

ゲーム機のコントローラーに液晶を埋め込んだようなデザインが採用されており、左側には十字キー。右側にはABボタンが配置。ABボタンの上部は連射ボタンになっています。同様にセレクトボタンとスタートボタン、リセットボタンも前面に配置されているため、比較的扱いやすい印象です。

側面下側にはボリュームボタンとヘッドフォン端子、電源ボタンが配置。側面上側には、AV出力用の端子と電源供給用の端子、カセットスロットが配置されています。

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本機はACアダプター以外にも、単4電池4本でも駆動させることができます。その場合は、背面側の蓋を取り外して電池を入れ替えるといった仕組みです。ちなみに今回は、アダプターで動作チェックを行いました。

廉価ファミコン互換機『8ビットポケットプラス』レビュー! 100本のゲームで実力をチェック

本体に88本のオリジナルゲームがあらかじめ収録

カセットをささない状態で電源を入れると、「88 IN 1」のメニューが表示されます。つまり、何もゲームを持っていなくとも、これらのゲームが遊べるというわけですね。それぞれのゲームについてですが、特に説明などは一切表示されないためものによっては目的がわからないものもありますが・・・・・・まぁ、動作チェック用としてはいいのではないでしょうか。

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▲どこか懐かしさすら感じる「88 IN 1」のメニュー。

とりあえず、パッケージに書かれているゲーム『BUGS』と、『SKATEBOAD KID』を遊んでみました。『BUGS』は、マッシブなテントウ虫戦車で敵の昆虫軍団を蹴散らすゲームのようですが・・・・・・ようは『バトルシティー』っすね。ただ、敵は有限ではなくどんどん湧いてくるため、どうすればクリアするのかはよくわかりませんでした。

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▲『BUGS』のゲーム画面。虫戦車で敵を蹴散らそう!

『SKATEBOAD KID』は、UFOとアメ車にねちっこく追い回されるスケボー少年が主人公のゲームだそうですが、こちらはようはドットイーター系ゲームといった感じです。これに加えて、『WHALE』というクジラが出てくるゲームも遊んでみました。こちらは、『SuperDepth』のようなゲーム性で、魚雷を落として他のクジラを倒していく内容になっています。

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▲『SKATEBOAD KID』。
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▲『WHALE』。

ざっくり遊んだ感じでは、既存のゲームをアレンジしたものが多い印象でした。ものによってはそこそこ遊べるゲームもありそうです。

操作性は悪くないもののカセットの抜き差しは固め

続いて、ゲーム機としての使い勝手の良さをチェックしていきましょう。まず十字キーですが、最初は固く感じたものの、触っているうちに慣れてきてさほど違和感がないぐらいになりました。ABボタンに関しては特に問題なく、使えます。

ちょっと驚いたのは液晶画面です。チープな印象ですが、思いのほか視野角度が広いのでゲームプレイには影響なさそうです。しかし、輝度や色味などの調整ができないということもあり、緑字に白い文字が出てくるような画面はやや見えにくく感じることがあります。

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また、少し輝度が高めに感じることもあってか、シューティングゲームも弾が見えにくいなどの影響があるかもしれません。

スピーカーはABボタンの真下にあるひとつだけですが、元々ファミコンはモノラル音声などで特に問題はありません。しかし、音量をやや下げておかないと、ゲームによっては音割れしやすい印象がありました。

若干気になったのは、やはりカセットの抜きさし部分です。そもそも厚み部分のサイズがギリギリということもありさし込みがしにくいということもありますが、最初のうちはかなり固く感じカセットを取り出すのも一苦労しました。

今回100本ほどゲームをチェックしましたが、その中の1本を抜き差ししているときにケースが徐々に破損して壊れてしまうというケースもありました。このゲーム機だけの影響というわけではありませんが、中古ゲームソフトの中にはケースが経年劣化している場合があり、それらのカセットを抜きさしすると破損してしまうことがあるので、ある程度注意する必要がありそうです。

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▲たまたまカセットが経年劣化していたためか、抜きさし時に壊れてしまった。

『8ビットポケットプラス』で対応していないもの

携帯ゲーム機ということもあり、すべてのファミコンゲームと互換性があるわけではありません。たとえば、光線銃などのゲームは利用することができません。また、レトロフリークなどにあるようなゲームの状態を保存しておける、「セーブステート」のような便利機能も一切ありません。

アマゾンのレビューでディスクシステムが動かなかったと書かれていましたが、そもそもRAMアダプターはそのままの状態でささらなくなっています。下駄などを取り付けて無理矢理動かしたとしても、ディスクシステムは動作がシビアなため、本機ではうまくうごかせないのかもしれません。

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▲ディスクシステムのRAMアダプターは、そのままでは干渉してさすことができません。

また、海外用のファミコンですが、今回購入したサイバーガジェットの『NESカートリッジコンバーター』は干渉してしまい本体に挿し込むことができませんでした。そのため動作確認はできませんでしたが、下駄によっては動くかもしれません。

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▲『NESカートリッジコンバーター』は、本体と干渉してしまいささらず。

100本のファミコンゲームの動作をチェック!

というわけで、100本のファミコンカセットを用意して動作チェックをしてみました。ここからある程度傾向が見えてきました。ちなみに動作に不具合があるソフトは、AVSで2重チェックしてカセット自体に問題がないことを確認しています。

タイトル動作コメント
ファミスタ90◎
ナムコクラッシック◎
えりかとさとるの夢冒険◎
ローリングサンダー◎
ギミック!◎
じゅうべえくえすと◎
キングオブキングス◎
悪魔城伝説◎
三国志Ⅱ覇王の大陸◎
新燃えろ!!プロ野球◎
女神転生Ⅱ◎
ハイドライド3◎
三国志 中原の覇者◎
けっきょく南極大冒険◎
プロ野球ファミリースタジアム’87◎
ゴルフ◎
北斗の拳◎
バベルの塔◎
ファイナルファンタジーⅢ◎
ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境◎
ダウ・ボーイ◎
ジーザス 恐怖のバイオモンスター◎
スーパーマリオブラザーズ◎
ドラゴンボール 神龍の謎◎
爆笑人生劇場2◎
エキサイトバイク◎
ファミリーサーキット◎
ベースボール◎
クレヨンしんちゃん オラとポイポイ◎
たけしの挑戦状◎
東海道五十三次◎
ラサール石井のチャイルズクエスト◎
迷宮組曲◎
ドクターマリオ◎
忍者じゃじゃ丸くん◎
プロ野球ファミリースタジアム◎
スペランカー◎
聖飢魔II悪魔の逆襲!◎
鉄道王◎
4人打ち麻雀◎
麻雀◎
ヨッシーのたまご◎
マッドシティ◎
ゼビウス◎
カワダ『オセロ』◎
ファザナドゥ◎
テニス◎
スパルタンX◎
ポートピア連続殺人事件◎
桃太郎伝説◎
マザー◎
アメリカ横断ウルトラクイズ◎
ダービースタリオン全国版◎
ベストプレープロ野球◎
ベストプレープロ野球’90◎
さんまの名探偵◎
ファミリーテニス◎
ファミリーサーキット’91◎
ドラゴンクエスト◎
ドラゴンクエストⅡ◎
ドラゴンクエストⅢ◎
ドラゴンクエストⅣ◎
上海◎
マニアックマンション◎
ボンバーマン◎
ツインビー◎
スターラスター◎
ドラえもん◎
トップガン◎
ゼルダの伝説 1◎
テトリス◎
沙羅曼蛇◎
グーニーズ◎
火の鳥 鳳凰編 我王の冒険◎
グーニーズ2◎
蒼き狼と白き牝鹿ジンギスカン◎
信長の野望 全国版◎
フォーメーションZ◎
ロックマン4新たなる野望!!◎
ファミリーボクシング◎
燃えろ!!プロ野球○ボイスチップの音が大きくBGMが小さめ
燃えろ!!プロ野球’88決定版○ボイスチップの音が大きくBGMが小さめ
妖怪道中記◎やや音割れ気味
スーパーゼビウス ガンプの謎◎ただし弾は見えにくい
タッグチームプロレスリング×表示不具合あり
グラディウスⅡ(前後期とも)×画面が半分などグラフィックがおかしい
マイティボンジャック×起動せず
信長の野望 武将風雲録×表示不具合あり
信長の野望 戦国群雄伝 ×表示不具合あり
ガンサイト×表示不具合あり
三国志Ⅱ×表示不具合あり
ジャストブリード×表示不具合あり
役満天国×表示不具合あり
マッピーキッズ△一部表示不具合あり
ファイナルラップ×表示不具合あり
ナムコットクラッシックⅡ△一部表示不具合あり
MADARA×挿さらない
エスパードリーム2×挿さらない
ラグランジュポイント×挿さらない
ミシシッピー殺人事件◎

今回テストした100本のゲームでは、85本は問題なく遊ぶことができました。不具合があったゲームは、ファミコン拡張音源のMMC5やN163を使ったものの一部であったほか、そもそもカセットの形状から本体に差し込むことができないものなどといった感じです。

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▲『ガンサイト』(MMC5)。
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▲『グラディウスⅡ』。
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▲『ファイナルラップ』(N163)。
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▲『タッグチームプロレスリング』。

また、ゲームその物の動作は問題ないものの、一部のゲームではサウンドが大きすぎて音割れしてしまったため、音量を下げる必要がありました。また、『燃えろ!!プロ野球』のようにスピーチチップを使ったゲームでは、そちらの音声が大きすぎてBGMが小さいといった音量バランスの悪さも耳につきました。

少し辛いのは、シューティングゲーム系です。先ほども少し触れましたが、液晶の輝度がやや高めのこともあり弾が見えにくくなってしまいます。こうしたタイトルをプレイするときは、少しノイズは乗ってしまうものの、付属のAVケーブルを使ってディスプレイなどに出力して遊んだほうがいいかもしれません。

ちなみに、マルチカートリッジの『EverDrive N8』と『EverDrive N8 Pro』は、どちらも認識されず使うことはできませんでした。

廉価ファミコン互換機『8ビットポケットプラス』レビュー! 100本のゲームで実力をチェック

悪いことばかりではなく、むしろ遊びやすかったゲームもあります。その中のひとつが、『ファミリーボクシング』です。体力の回復などで連射する必要がありますが、このゲーム機ならデフォルトで連射ボタンが付いているので楽々に遊べます。

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▲やはり連射機能はありがたい!

簡易的に動作チェックするときは問題ないが完璧ではない

これらの情報を統括すると、ちょっとした動作確認をするときは問題ないものの完璧ではないため、あくまでも互換機としてある程度妥協する必要もあります。今回はACアダプターと場合によってAVケーブルを接続してチェックを行っていましたが、これらの端子がすべて上側に付けられており若干わずらわしさがあります。

とはいえ、チェックした100本のうち85パーセントものゲームが問題なく遊べたことを考えると、互換機としての実力はまずまずといったところといえるでしょう。

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