すいません、思いっきりあつ森人気に乗っかりました! つーわけで、今回ピックアップしたのはニンテンドー ゲームキューブ向けに2002年2月21日に発売されたアクションゲーム『動物番長』っす!
本作は、『ジャングルパーク』などを手がけた松本弦人氏と伊藤ガビン氏が企画とゲームデザインを担当しているということもあり、ひと癖もふた癖もある作品となっています。
『動物番長』ってどんなゲームなの?
というわけで、さっくりと前置きをしつつも本題に入っていきましょう。本作の目的は、他のドーブツたちと戦ってニクを喰いきながらヘンタイを繰り返していき、最終的に百獣の王である「動物番長」を目指していくというもの。
ブタからはじまるので、レトロと名前を付けた場合は「ブタレトロ」としてこのゲーム内の人生がスタートします。
ところでヘンタイってなんだ!? つー感じですが、これはいわゆる食べた相手の動物の特性を受け継いでいくという、変体から名付けられたものだと思われます。映画『エイリアン』シリーズで、エイリアンがどんどん別のカタチになっていくアレに近いイメージですかね。獲物となるドーブツたちは色分けされており、同色のドーブツのニクを食べることでどんどんヘンタイしていくことができます。
10種類の形にヘンタイすると、十獣の王に。ヘンタイする度に形も変わり、能力や強さなども変わっていきます。そしてなによりも、より多くの形にヘンタイすることでメスにもモテモテに!?
ゲームの操作方法
ゲームの基本的な操作方法を覚えておきましょう。キャラクターの移動は、スティックで行います。倒した量により、スピードも変化します。Aボタンでジャンプ。これは、現在の形によってジャンプ力も異なったものになります。
Xボタンでバック。カタチによっては、スピードが出せるものもあります。Yボタンはイカクしてテキの動きを一瞬止めることができます。また、カメラの方向を進行方向に修正したいときにも使用します。
Bボタンは、テキのタックルをガードするときに使用します。Cボタンである程度カメラを操作することも可能です。
特殊な操作として、テキのダメージでクラクラしているときに、スティックをガチャガチャしながらAボタンを連打することで、素早く起き上がることができます。ピンチの時はこれで切り抜けましょう。
ボス戦に勝ってナマニクを手に入れよう!
基本的には、エリア内にいるドーブツたちを倒していくことで、どんどん先のステージに進んでいくことができます。そして、そのエリアの最後でプレイヤーを待ち受けているのが、ボスキャラです。最初はなんなく勝つことができますが、ステージが進んでいくにつれてボスも強力になっていきます。
単体でも強い上に、複数の取り巻きキャラもいるため油断するとあっという間にニクを食いちぎられて負けてしまうので注意しましょう。
最初に壁にぶち当たるのが、強敵「動物生徒会長」です! プレイヤーのキャラクターとニクの差が2枚多いと、こちらの攻撃がまったく通らずに、一方的に攻撃を受けてしまいます。このままではまったく勝てないので、他のドーブツをたくさん喰ったり、コウビなどで強化して挑んでいきましょう。
コウビでコドモを作って進化させよう!
無事ボスキャラに勝つことができると、「ナマニク」が入手できます。「ナマニク」を入手すると、メスとコウビしてコドモを作ることができ、新たな世代のキャラクターとして生まれ変わることができるというわけですね。
さっそくメスのいるハート型のエリアを通り抜けてみましょう。そこには複数のメスが待ち構えており、コウビをすることができます。はたしてどんなコドモが生まれるのか・・・・・・?
コドモは複数の中から選択してプレイすることができます。できる限り、これまでなかったカタチのものを選ぶようにしたほうがいいかもしれません。生まれたコドモは、ニクが増えて強くなっていきます。こうして、より強い敵に挑んでいくことができるというわけですね。
しかし、ときにはコウビではなくメスにそのまま食べられてしまうことも・・・・・・。
ここが面白いよ! 『動物番長』
大味ながらそこそこ楽しめるバトル
ゲームのメインはやはりバトルにあります。どこかのスローライフを楽しむどうぶつなんとかの森とかなんとかというゲームとはまったく異なり、出てくるドーブツたちは基本みんな敵! 自分が攻撃をしなくても仕掛けられることもあり、まさに弱肉強食の世界なのです。
敵に近づきLボタンを狙いを定めてアタックを決めて、テキの体力(ハラゲージ)を減らしていきましょう。0になったらニクを食いちぎってヘンタイを繰り返していきます。このときに、どのようなドーブツを食べてどのようにヘンタイをするかというところも重要なポイントとなります。なるべく強いカタチにしたほうが、いろいろと有利ですからね!
ヘンタイが楽しい! チュートリアル的な難易度でゲーム内容が学べる
ヘンタイが楽しいってなんだよって感じですが、まぁこのゲームに関しては否定することはできません。なにかロボットモノのゲームで新たなパーツを入手して強くなったり(ときには弱くなってしまったり)というのが、ゲームをやり込んでいくにつれてかなり面白く感じられていきます。
プレイ前はどんなゲームなのか少しわかりにくい部分もありましたが、実際はチュートリアル的にゲームの世界観を学んで行くことが出来るので、初心者にもかなり優しい世界になっているところもグッド!
ちょっと癖のあるテキスト
シナリオを担当しているのが伊藤ガビン氏ということもあり、ゲーム中に表示されるテキストはかな~り癖があります。「ヤマログ」などのファンだった人なら、あのノリを思い出すかもしれませんね!?
ゲーム概要
タイトル:動物番長
ジャンル:アクションゲーム
対応機種:ニンテンドーゲームキューブ
発売日:2002年2月21日
希望小売価格:6800円(税別)
発売元:任天堂
開発:サルブルネイ
プレイ人数:ひとり
メモリーカード使用ブロック数:13
公式サイト:https://www.nintendo.co.jp/ngc/gdbj/
©2002 Saru Brunei(Marigul) ©2002 Nintendo