9割ぐらい他人任せでゲームボーイアドバンスを“超かわちい”スタイルにカスタマイズしてみた!

9割ぐらい他人任せでゲームボーイアドバンスを“超かわちい”スタイルにカスタマイズしてみた!【そしてそこに至るまでのクソ長いストーリー】

ここ最近いろいろと準備してきた企画が、なぜかそのほとんどが3ヵ月程掛かってしまいました。今回の「9割方他人任せでゲームボーイアドバンスを“超かわちい”スタイルにカスタマイズしてみた!」企画もそのひとつです。

9割ぐらい他人任せでゲームボーイアドバンスを“超かわちい”スタイルにカスタマイズしてみた!【そしてそこに至るまでのクソ長いストーリー】

ゲームボーイアドバンスのカスタマイズというと……一般的には液晶をIPSに変更し、シェルもも変更してといった感じですが、今回、それらは自分ではまったくやってませーん! もうほとんど他人任せ! なんなら、最初に買ったベースのゲームボーイアドバンスもすでにカスタマイズのものでした。

何でこんな企画をやろうと思ったのかというと、マニアックな記事が多いのでもう少しライトユーザー向けのものがあってもいいのではないかと思ったのがきっかけ……あれ? たしか、最初はそうじゃなかったぞ!

9割ぐらい他人任せでゲームボーイアドバンスを“超かわちい”スタイルにカスタマイズしてみた!【そしてそこに至るまでのクソ長いストーリー】

かなり前に、中古で購入した初代ゲームボーイの液晶縦ライン抜けの修理を試みたものの、全く直すことができずに放置していたものがありました。初代ゲームボーイ自体は他にも買い足したものがあるのですが、こちらはそのままの状態です。

9割ぐらい他人任せでゲームボーイアドバンスを“超かわちい”スタイルにカスタマイズしてみた!【そしてそこに至るまでのクソ長いストーリー】
▲直せなかった縦ライン抜けの初代ゲームボーイ。

で、そろそろコイツをなんとかしようと思ったのが今回の企画の始まりになります。そんなときに目に飛び込んで来たのが「Nintendo New York」で展示された湾岸戦争で焼けただれたゲームボーイが返却されたというニュース。

そもそもこのゲームボーイ自体、本体の焼け具合に比べて液晶がまともすぎる。なんなら、縦ラインが直せない手持ちのやつよりいいんじゃ!? といううさんくささがちょっと気になっていたのですが、それをまねて側だけバーナーで焼いて液晶を取っ替えて作ろうか、検討していました。

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その後、面倒になってきたのでいろいろなシェルを見ていたところ、なぜかいつの間にかカスタマイズされたゲームボーイアドバンスをいろいろとチェックし始めます。つまり、後で気が付いたことですが、ここが脱線ポイントとなりました。

手作りアイテム販売サイトのEtsyを見ていたときに、特に気になったのがキラキラとした可愛らしいゲームボーイアドバンスのカスタマイズモデルです。動画で見るとピンク色の背景にも映えて、めっちゃくちゃかわいらしく見え、これいいじゃん! と思ったわけです。

●Custom Nintendo Gameboy Advance GBA Console IPS Backlit Screen Clear Iridescent Game Boy Pearl Shell
https://www.etsy.com/jp/listing/1292954485/custom-nintendo-gameboy-advance-gba?click_key=6630c560b802ad9529a7032b8610ee7766b09cfe%3A1292954485&click_sum=35b9c72b&ref=user_profile&pro=1&frs=1

9割ぐらい他人任せでゲームボーイアドバンスを“超かわちい”スタイルにカスタマイズしてみた!【そしてそこに至るまでのクソ長いストーリー】
▲今回のカスタマイズの参考にしたEtsyで販売されているゲームボーイアドバンスのカスタマイズモデル。

シェルが見つからないときにカスタマイズ済みの本体を発見!?

ということで、いつの間にかゲームボーイのカスタマイズからゲームボーイアドバンスのカスマイズへと興味がうつってしまったわけですが……この独特のカラーリングのシェルが全く見つかりません。それこそカスタマイズ済みのものは行くつかみかけたのですが、いずれも5万円ほどするうえに、そんな金額を出してまで買う意味はなかったのでスルーしていました。

ところが、某フリマサイトで同じシェルカラーですでにIPS液晶のカスタマイズ済みのものを発見。値段も2万1500円とお手頃であったため、もうこれでいいんじゃ!? ということで入手しました。

9割ぐらい他人任せでゲームボーイアドバンスを“超かわちい”スタイルにカスタマイズしてみた!【そしてそこに至るまでのクソ長いストーリー】
▲フリマサイトで入手したIPS液晶カスタマイズ済みのゲームボーイアドバンス。
9割ぐらい他人任せでゲームボーイアドバンスを“超かわちい”スタイルにカスタマイズしてみた!【そしてそこに至るまでのクソ長いストーリー】

まぁ、これはこのままでも十分すぎるほどもクオリティなのですが、どうせならもっとかわちい感じにしたいということで、Etsyで販売されていたカスタマイズモデルを参考にしてみることに。そこで集めたのがこちらのパーツ類です!

9割ぐらい他人任せでゲームボーイアドバンスを“超かわちい”スタイルにカスタマイズしてみた!【そしてそこに至るまでのクソ長いストーリー】

上の写真のなかで右下は撮影用のゲームボーイアドバンススタンドです。Aliexpressで購入したものですが、実は最初に届いたのがゲームボーイカラー用であったため、買い直しました。もうひとつ、左上はヒミツノバで販売されている『GBA USB-TypeC イナズマバッテリーv2.0(バッテリーセット)』ですが、ケースを削らないと入らないことが判明。ということで、今回のカスタマイズでは使用していません。

9割ぐらい他人任せでゲームボーイアドバンスを“超かわちい”スタイルにカスタマイズしてみた!【そしてそこに至るまでのクソ長いストーリー】
▲残念ながらケースに出っ張りがあったため、イナヅマバッテリーはそのままでは付かないことが判明。

以下、入手したアイテムはこんな感じです。

・ヒミツノバ:GBA IPS液晶専用 ガラススクリーン【3.0インチサイズ】ホワイト 900円
https://www.himitsunova.com/items/76262159

・ヒミツノバ:【GBA】Cloud Game Store / Other ボタン アクアブルー&パステルピンク 各1100円
https://www.himitsunova.com/items/63157123

・Sakura RetroModding(Etsy):Pre Order shipped on October 7. Gameboy Advance Holographic Back stickers 1311円
https://www.etsy.com/jp/listing/1001096340/pre-order-shipped-the-7-october-gameboy?ref=yr_purchases

とりあえず簡単なところから始めようと、本体を開けてボタン類を変更していくことに。今回はアクアブルーとパステルピンクというファンシーカラーの2色をチョイス。それぞれ交互に配置するようにしています。というか、Etsyのやつをまんまパクってみました!

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ボタンの交換は、1度はゲームボーイアドバンスのIPS液晶交換などをやったことがある人ならば、ほぼ苦労することなく行えると思います。こちらもサクッと作業が完了させることができました。

実はその前にやろうとしたのが、フロント部分のガラススクリーンの交換です。これがかなり粘着力が強く、全く剥がすことができず。しょうがないので、ヒミツノバさんに相談して、1000円ほど(往復の送料別)で代行していただくことに。

3週間ほどの期間はかかりましたが、それが完了したのでいよいよこの記事もクライマックスに突入していきます。

9割ぐらい他人任せでゲームボーイアドバンスを“超かわちい”スタイルにカスタマイズしてみた!【そしてそこに至るまでのクソ長いストーリー】
▲自力はなにをやっても剥がすことができなかったガラススクリーン。

最後の仕上げでカスタマイズしたのが、EtsyのSakura RetroModdingで購入した、ゲームボーイアドバンス用のキラキララベルです。キラキラした本体には、背面のラベルもキラキラしたもののがいいってことでこちらをチョイスしています。

ちなみにシールは3ヵ所分付属していますが、バッテリーのふたのところに貼るものは今回使用していません。

9割ぐらい他人任せでゲームボーイアドバンスを“超かわちい”スタイルにカスタマイズしてみた!【そしてそこに至るまでのクソ長いストーリー】
▲Sakura RetroModdingで購入したラベル。
9割ぐらい他人任せでゲームボーイアドバンスを“超かわちい”スタイルにカスタマイズしてみた!【そしてそこに至るまでのクソ長いストーリー】
▲こちらがラベルを貼り替えたところ。写真じゃわかりにくいですが、なかなかいい感じ!

ということで完成したのがこちら。なかなかいい感じに仕上がったのではないでしょうか!?

9割ぐらい他人任せでゲームボーイアドバンスを“超かわちい”スタイルにカスタマイズしてみた!【そしてそこに至るまでのクソ長いストーリー】

今回カスタマイズしたゲームボーイアドバンスのスペック

9割ぐらい他人任せでゲームボーイアドバンスを“超かわちい”スタイルにカスタマイズしてみた!【そしてそこに至るまでのクソ長いストーリー】

もともとカスタマイズされたゲームボーイアドバンスを購入したので、自分でパーツなどは選んでいないのですが、この本体に採用されている液晶はfunnyplayingで販売されています。「最新 IPS液晶パネル V6」といった説明の仕方がされていましたが、そんなバージョンは存在しないため、おそらく「3.0 Inch IPS AGB Laminated Kit」なのではいかと思われます。

スペック的には、3.0インチのディスプレイで画素数は720×480ピクセル、視野角度は178°となっています。

●3.0 Inch IPS AGB Laminated Kit
https://funnyplaying.com/products/3-0-inch-ips-agb-laminated-kit

機能としては、セレクトボタンでOSDメニューを表示して、明るさ調整やカラーモード、ディスプレイモード、フレームの追加などの設定などが行えます。明るさ自体は。セレクトボタンとLボタンまたはRボタンを押すことで15段階で変更することができます。

少し触ってみましたが、これらのメニューはあくまでもおまけといった印象で、普段はほとんど使わなさそうです。

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▲モノクロ風に変更
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▲こちらは初代ゲームボーイ風のカラーに。
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▲スキャンラインも追加することができます。

ちなみにゲームボーイアドバンスのカスタマイズに関しては、あまり興味がなかったということもありほとんどシーンを追いかけていませんでしたが、以前自分でカスタマイズしたものはいわゆるIPS液晶のV2と呼ばれる頃のものです。

今回搭載しているものはオリジナルの解像度(240×160ピクセル)の9倍(720×480ピクセル)で映像の出力ができるものとなっていますが、たしかに以前カスタマイズしたものと比較してみると、格段に解像度が上がっていることがわかります。

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▲左がV2の頃のIPS液晶で、右が今回入手したもの。

というわけで、安直にライトな内容の記事を作ろうと思ったのですが、何かそういう方向とはちょっと違ったものになってしまいました(笑)。いずれにしても、この記事を作るのに3ヵ月も掛かってしまったので、ひとまず肩の荷が下りた気分です。

きっかけとなった初代ゲームボーイ自体は今も放置したままとなっているので、そのうちそちらも手を付けようと思っているので、続報にご期待ください!

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。