今となっては電池式でバックライトも無く、ちょっと液晶画面も見えづらく感じる初代『ゲームボーイ』。1989年4月21日に発売されたということで、かれこれ30年近く経っているアイテムということもあり、液晶画面がへたってきているものも出てきていると思います。
筆者が数年前に手に入れた機種も、縦のラインがかなり欠けており、ほとんどゲームができないレベルの代物でした。
そこでネットをいろいろと調べてみたところ、なんとこの縦ラインの治し方があるのだとか? ということで、早速チャレンジしてみることに。
ケースのフタを開けていく
まぁ、ディスクシステムの後なので、正直いってなんてことはない感じで分解していくことができます。まず電池カバーを外し、赤丸で囲った6本のネジを外します。
次にちっちゃいネジを外していきます。結構数がありますが、それらを全部外しましょう。
これで準備はOKです。
道具を準備する
これらのライン抜けは、長時間使用してくることで液晶素子の電極とフレキシケーブルの接触不良が原因で起こります。初代ゲームボーイでは、液晶の真下にある黒いゴム版を押さえ込む形の構造となっていますが、そこが接触不良により縦のラインが欠けてしまっているようです。
ちなみに横のラインが欠けることもありますが、そちらは素人が修理するのは難しそう(不可能?)。
ということで、電源を付けてコントラストを最高にしてみたところ、このような欠けっぷり具合。そこで、半田ごてとアルミホイルを折りたたんだものを利用して、熱伝導で、黒いシート部分を暖めてみることにしました。
たしかにわずかに液晶のラインが動くものの、復活する予兆はなし。面倒くさくなってきたので、ドライヤーをあててみましたが、こちらも多少はラインが増えた気がするものの、やはり大きな成果を得ることはできませんでした。
そこで、両面テープで固定されている黒いゴムを外してみて、その直下をハンダで暖めてみましたが……やはりダメ。うーん、どうやら液晶がもうダメのようですね。
ここまでハデに欠けている場合はあれですが、少しのライン抜けなら直せる可能性は大いにありそうです。
もう少し詳しく情報を知りたいという人は、下記のサイトを参考にしてみると良いかもしれません。