先日ご紹介した、GAMEBANK-web.comより発売されているレトロダンパー PCエンジン用『PCE V1 8Mbit フラッシュカートリッジ』。こちらは、ひとつのフラッシュカートリッジに1本のゲームソフトのみ書き込んで実機で使えるフラッシュカートリッジになっています。
●PCE V1 8Mbit フラッシュカートリッジ(アマゾンのリンク)
最大の興味は書き込んだROMがPOLYMEGAで読み込むことができるのか、ということでしたが、こちらは容量内に収まる『ストリートファイターIIダッシュ』以外のタイトルで読み込めることがわかりました。そこで、ふと新たに興味が湧いたのは、ではシステムカードの代わりになるのか? ということです。
『EverDrive』などのマルチカートリッジの場合はメニューが起動してしまいますが(設定にもよる)、この『PCE V1 8Mbit フラッシュカートリッジ』ではそんな項目はなく、通常のHuCARDと同じ動作をします。ということで、さっそくチェックしてみることに。
まずは『PCEダンパー V3』を使用して、システムカードのROMを吸い出しておきます。こちらはROMチェッカーでもたしかめてみましたが、とくに問題なく、Ver.1.0、Ver.2.1、Ver.3.0のカードを吸い出すことができました。
続いて吸い出したROMを、フラッシュカートに書き込んでみます。こちらもすべてのバージョンともエラーも出ず問題なく書き込めることがわかりました。
そこで、Analogue Duoを利用して、動作チェックをしてみることに。Analogue Duoは、独自のBIOSも利用出来ますが、スロットにシステムカードを差し込んだときはそちらが優先されます。
BIOS(システムカード)が読み込めているのかどうかの確認は簡単で、起動画面におなじみのシステムカードのメニューとバージョンが表示されます。
ということでさっそくたしかめてみましたが……なんということでしょう! しっかりシステムカードとして認識されているではあーりませんか! ま、用途は限られるかもしれませんが、システムカードを単発で使いたいときに役に立つが日がくるかもしれませんね!?