1994年12月3日に発売された、『PlayStation 3』。「もの売るっていうレベルじゃねぇぞ!」なんて名言も飛び出しましたが、それもはや13年以上も前の話でしたね。さて、その初期モデルを今回入手することができました。
『PlayStation 3』初期モデルの最大の特徴は、なんといっても唯一『PlayStation 2』と互換性があるというところ。これは最近知ったのですが、初代『PlayStation』は全モデルで後方互換性があるようですね。つまり、初期モデルの『PlayStation 3』があれば、3世代のPlayStationのゲームを遊べるだけではなく、それらをコンバーターなどを通さずにHDMIで映像出力することができるというわけです。
当然ながら値段も相当高くなってるんだろうな~とアマゾンを覗いてみたら……1万円以下から出回ってる!? ということで、そこそこ程度の良さそうなものを1万2000円ほどで入手しました。
『PlayStation 3』の映像をキャプチャーするにはHDMIスプリッター等が必須
早速映像の違いをチェック……してみようとしましたが、そういえば『PlayStation 3』にはHDCPで著作権保護が掛かっているので、そのままではキャプチャーボードなどで映像を表示することができないことを思い出しました。そこで入手したのがこちら。
本来は、ひとつの映像ソースを2台モニターのどちらかに出力するための切り替え器ですが、そういった使い方はせず、間に噛ませます。これでHDPCが解除された状態で映像が出力されるようになります。


早速映像をチェック
というわけで、早速映像をチェックしてみました。まずちゃんと写るか確かめてみたところ。メニューは問題なく表示されているようです。

続いて、『PlayStation 3』のゲームを起動してみます。気が付けばPlayStation 3用ゲームのディスクを1枚も持っていなかったので、以前入手していたゲームをダウンロードしてチェックしてみることに。

ま、当然ながら問題なく表示されます。次に、『PlayStation 1』のゲームをチェック。こちらは画面のアスペクト比も含めて、しっかりと表示されていますね。


最後に、『PlayStation 2』のゲームをチェックしてみます。映像はもちろん映るのですが、思いのほかグラフィックも綺麗に見えました。


思ったよりも安く入手できる『PlayStation 3』の初期モデル。このようにコストパフォーマンスもなかなかなので、機会があれば皆さんも入手してみてはいかがでしょうか?
text.レトロゲームライター 高島おしゃむ