『SN Operator』レビュー! カセットを挿してPCで直接プレイ。偽物もチェックできちゃう優れもの

『SN Operator』レビュー! カセットを挿してPCで直接プレイ。偽物もチェックできちゃう優れもの

以前ご紹介した、PCと接続することで直接カセットからゲームの情報を読み込んでエミュレーターで起動できるアイテムの『GB Operator』。そのスーパーファミコン版である『SN Operator』が、Epilogueから発売されました。当初今年の4月頃に入手出来る予定でしたが、日本では少しリリースが遅れて手に入れることができました。

●SN Operator公式サイト
https://www.epilogue.co/product/sn-operator

●日本の代理店
https://worldgameexpress.myshopify.com/products/epilogue-sn-operator

この『SN Operator』は、『GB Operator』の特徴もでもあった、カセットからのゲームの読み込みや偽物の判断などに加えて、「RetroAchivements」と連動させることで、ハードコアモードやリーダーボードの通知などの機能が利用できるほか、専用のスマホアプリを入手して外出先でも偽物のチェックが行えるようになっています。

今回は、そのレビューをお届けします!

『SN Operator』のパッケージの中身

今回購入したのは4月頃と、タイミング的には少々遅めでした。それでも実際に届いたものは、初回限定版になっており、Epiloguからの手紙やメタルピンバッジ、ステッカー、基盤などへの特別な刻印、限定版パッケージなどが盛り込まれた特別仕様となっていました。細かいオプションを除くと、『SN Operator』とUSBケーブルがメインということになります。

▲こちらが初回限定版のパッケージの中身。

使い方はシンプルなのですが、まずは下準備として公式サイトから『Playback』と呼ばれる専用のアプリをダウンロードしておく必要があります。こちらは『GB Operator』とも共通になっており、WinsowsとmacOS、Linux(Steam Deckでの使用を含む)の3つのプラットフォーム向けのものが用意されています。

●Playbackの入手先
https://www.epilogue.co/software/playback

アプリをインストールしたら、後は『SN Operator』を接続するだけですぐに使うことができます。ここで注意しなければならないのは、コントローラーは別途要しなければいけないというところ。今回はXbox用のコントローラーを使用しましたが、こちらもPCに接続しておく必要があります。

また、デフォルトの状態では、AボタンとBボタンの位置が入れ替わっているなど、やや扱いにくくなっていました。そこで、設定でこのボタンの配置も変更しておきました。

▲必要に応じてコントローラーのボタンを再設定することができます。

基本的な使い方としては、画面左上にあるアイコンをクリックすると「設定」などの項目が選べるようになります。その隣の「プレー」はメインのゲームを遊ぶときの画面で、カセットを挿したあと「スタート」ボタンを押すとゲームが始まります。

▲カセットを挿してすぐにゲームが遊べるところも魅力。

その隣の「データ」は、主にゲームのバックアップなどに使用する機能です。こちらはROMを吸い出すことができるほか、セーブデータのバックアップやレストアなども可能。ただし、吸い出したROMを読み込んでゲームを遊ぶといった使い方はできず、かならずオリジナルのカセットを挿してから遊ぶことになります。

▲ROMの吸い出しやセーブデータの管理も可能に。

かゆいところまで手が届く「設定」メニュー

先ほどコントローラーの項目で少し触れましたが、かなり細かいカスタマイズが行えるのが「設定」の画面です。こちらでは、「Playback」、「エミュレーター」、「デバイス」、「操作」、「コアセレクター」といった項目で設定が可能。

「連携」では、外部サービスの「RetroAchievements」や「Discord」との連携が行えるほか、「チートコード」でゲームごとにチートコードを利用することもできます。

「Playback」では、日本語化などの言語が選べるほか、巻き戻しや早送り、ステートセーブなどを有効化することができます。「エミュレーター」の項目では、早送り速度の倍率変更や、巻き戻しに利用するバッファサイズなどのほか、PPUの高速エミュレーション、インターレス解除、HDモード7など、主にパフォーマンスに関係する調整が行えます。

「デバイス」と「操作」は置いといて、「コアセレクター」では、起動するエミュレーターの変更が行えます。デフォルトで選ばれているエミュレーターは『bsnes』ですが「RetroAchievements」は選べないなど完璧とは言えません。

唯一「RetroAchievements」に対応しているコアは『snes9x』のみとなっているので、目的に合わせてエミュレーターを変更しながら遊ぶというのが良さそうです。

マウスでスーパースコープのゲームもプレイ可能!

この『SN Operator』のユニークなところは、スーパースコープやマウスのシミュレーションもできるようになっているところです。具体的には、「設定」の「操作」で、「Lightgun」を選ぶとスーパースコープのグラフィックに変わり、マウスで操作ができるようになります。

画面上にはポインタも表示されますが、ゲームによっては照準の位置がずれていることがあるので、それぞれに合わせてゲームをプレイしましょう。

偽物の判定は携帯アプリで詳細の確認が可能

なんといっても最大のポイントは、偽物のカセットがチェックできるところ。こちらは、実際に『Playback』とアプリ版の『Retrace』でチェックしましたが、『Playback』のほうは簡易的な表示。スマホアプリ版は詳細がわかるようになっていました。

具体的には、『Playback』で偽物のカセットを読み込むと「非公式カートリッジ」と「書き換え可能カートリッジ」などの表示が出ます。これだとイマイチわかりにくいのですが、スマホアプリのRetraceではもう少し具体的に書かれていました。

●スマホ用アプリ『Retrace』の入手先
◆App Store
https://apps.apple.com/gb/app/epilogue-retrace/id6759448117

◆Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=co.epilogue.retrace

まず正常のカートリッジから。Resultの「Official・Read-only」は本物であるという証明で、「Confidence」はその信頼度を表しています。また見た目も緑の点が並んでおり、正規品であることがわかりやすくなっていました。

これが偽物の場合、まず表示が真っ赤っかに。Resultも「Unofficial・Rewritable」となっており、偽物で書き換え可能なカートリッジであるということを表していました。

ゲームを遊ぶだけではなくツールとしての完成度も高め

ということで、ざっくりとではありますが、こちらの『SN Operator』を触ってきました。すでに『GB Operator』という実績があったということもあり、概ねこちらのアイテムも事前に想像した通りの使い勝手に仕上がっていました。

強いて難を言えばサイズが大きすぎるということはありますが、こちらはそもそもスーパーファミコンのカセットのサイズに合わせているため、仕方ない部分でもあります。それらも含めて今回は星4としておきたいと思います。

評価 :4/5。
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