PS Vita版『Halo』v1.1.2公開! フレンドとのマップ共有やタッチ操作に対応、PC対戦も拡張

PS Vita版『Halo』v1.1.2公開! フレンドとのマップ共有やタッチ操作に対応、PC対戦も拡張

BirchWoodGod氏は2026年11月3日、初代Xbox向けに発売された『Halo: Combat Evolved』をPS Vita向けに非公式移植した『Halo CE Vita』の最新バージョンv1.1.2を公開しました。今回のアップデートでは、フレンド同士でマップの編集内容やゲームルールの設定をやり取りできる「ファイル共有」機能が追加されたほか、PS Vitaのタッチスクリーンを使ったマップ編集にも対応しています。

当サイトでは10月30日に、マップ編集機能「Forge」やフレンド・パーティー機能、PCとのクロスプレイなどを強化したv1.1.1を紹介しました。今回のv1.1.2では、それらの機能を土台として、作成したマップをフレンドに渡したり、携帯機の画面を直接触って編集したりする仕組みが充実しています。

フレンド同士でマップ設定やゲームルールを共有可能に!

今回新たに追加されたのが、フレンド間の「ファイル共有」機能です。フレンド一覧からオンライン中の相手を選んで「FILE SHARE」を開くと、その人が公開しているマップバリエーションやゲームバリエーションを閲覧し、ダウンロードできるようになりました。

マップバリエーションは「Forge」で編集した配置内容などを保存したもので、ゲームバリエーションには対戦ルールの設定が含まれます。自分が作成したファイルを公開したり、特定のフレンドに送信したりすることも可能です。

共有できる相手はフレンドに限られ、ダウンロードや送信ファイルの受け取り時には受信側の確認が必要です。データは保存前に検証され、受け取ったバリエーションが自分の既存ファイルを勝手に上書きしない仕組みも用意されています。

v1.1.1でも「Forge」で編集したマップを保存し、マルチプレイで使用することはできましたが、今回の更新ではフレンド一覧から作成済みの設定を直接受け渡せるようになった点が大きな違いです。

画面をタッチして「Forge」のオブジェクトを移動! 編集機能も大幅拡張

もうひとつの注目点が、PS Vitaのタッチ操作への対応です。メニュー画面ではリストを指でなぞってスクロールできるほか、「Forge」では配置したオブジェクトやプレイヤーの出現位置をドラッグして移動できるようになりました。

さらに、オブジェクトを動かしているときにもう1本の指を画面に置くことで、回転操作も行えます。こうしたタッチ操作はオンラインでの「Forge」にも対応しており、画面を直接触りながらマップの調整が可能です。ただし、すべての編集操作をタッチだけで完結できるわけではなく、ロール方向の回転には引き続きボタン操作が必要となります。

設置できるオブジェクトも増え、入口と出口を組み合わせるテレポーターや、CTFの旗、King of the Hillのエリア、Oddballの出現地点、レース用チェックポイントなどを配置できるようになりました。これにより、独自の対戦ルールに合わせたマップを作りやすくなっています。

加えて、オブジェクトの物理挙動を「Normal」「Fixed」「Phased」から選択できるほか、1cm、5cm、10cm、25cm単位で位置を微調整する機能、ブロック同士をぴったり合わせるスナップ機能、座標表示なども追加されています。

なお、これらの新機能を使用したマップの「Forge」ゲームには、旧バージョンのv1.1.1から参加できません。新機能を使っていないマップについては、引き続き利用できると案内されています。

PCサーバーとの互換性も改善! OpenCEの新しいネットワークバージョンに対応

PCとのクロスプレイについても改善が行われました。v1.1.1の時点で対応するPCサーバーへの参加や、PS Vita側でホストしたゲームへのPCユーザーの参加が可能でしたが、今回のv1.1.2では『OpenCE』のネットワークバージョン40および41に対応しています。

対応サーバーにはサーバーブラウザーから接続でき、接続を拒否された際には理由が文章で表示されるようになりました。今後のPC側のバージョンに対応するため、署名付きの対応バージョン一覧をゲームの更新なしで追加できる仕組みも用意されています。

ただし、すべてのPCサーバーに接続できるわけではありません。開発者は、VPNなどを経由しているPS Vitaでは、バージョン40以降の標準設定の『OpenCE』サーバーに参加できない場合があると説明しています。

1.1.1からの更新ではセーブデータなどを引き継ぎ可能

『Halo CE Vita』v1.1.2はGitHubで公開されており、PS Vita向けの「halo-ce-vita-1.1.2-vita.vpk」をダウンロードできます。既存のv1.1.1から更新する場合は、『VitaShell』を使って新しいVPKを上書きインストールすれば、マップやセーブデータ、設定を引き継げると案内されています。ゲーム内から更新ファイルを取得することもできますが、インストール自体は別途行う必要があります。

Windows向けのインストーラーも改善され、PS Vita版かPC版かを選んだうえで、必要なゲームデータの準備やファイルの検証、インストールを進められるようになりました。ただし、WindowsおよびLinux向けのPCビルドは、引き続き実験段階です。

新規導入には、HENkaku/EnsōなどのHomebrew実行環境を用意したPS VitaまたはPlayStation TVが必要です。また、配布されているVPKにはゲーム本体のデータが含まれておらず、所有している初代Xbox版『Halo: Combat Evolved』、またはSteam版『Halo: The Master Chief Collection』から用意した対応データが別途必要です。オンラインプレイには、PC版『Halo』由来の「bitmaps.map」「sounds.map」「loc.map」も必要となります。

マップ編集機能そのものが加わった前回のv1.1.1に対して、今回のv1.1.2では、作ったものをフレンドに渡し、タッチ操作でさらに手を加えられるようになりました。PS Vita上でマップを作成するだけでなく、その成果を仲間同士で持ち寄って遊ぶための環境が、さらに整えられたアップデートといえそうです。

なお、『Halo CE Vita』はMicrosoftやHalo Studiosによる公式移植ではなく、有志によって開発されている非公式プロジェクトです。

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