PS VitaをPS5風のゲームランチャーに!『MyShell』v1.1.0でVita・PSPのゲーム管理を強化

PS VitaをPS5風のゲームランチャーに!『MyShell』v1.1.0でVita・PSPのゲーム管理を強化

開発者のALVA-Storeは2026年10月31日、PlayStation Vita向けの非公式ゲームランチャー『MyShell』v1.1.0を公開しました。今回のアップデートでは、PS VitaやPSPのゲームを一覧表示できるライブラリー機能が強化されたほか、アプリの削除機能や音楽再生の操作機能、テーマなどが追加されています。

『MyShell』は、PS5のユーザーインターフェースをイメージしたデザインが特徴のHomebrewアプリです。10月23日に公開された初期バージョンからゲームのカルーセル表示やカバー画像の管理、音楽再生などに対応していましたが、今回の更新によって、より実用的なゲームランチャーへと進化しています。

●『MyShell』v1.1.0 リリースページ
https://github.com/ALVA-Store/MyShell/releases/tag/v1.1.0

●『MyShell』GitHub公式リポジトリ
https://github.com/ALVA-Store/MyShell

PS Vita/PSPのゲームをまとめて管理できる『Game Library』

今回のアップデートで大きく変わったのが、PS VitaやPSPのゲームを一覧表示できる『Game Library』の追加です。

従来のバージョンでも、インストールされているゲームをPS5風のカルーセル形式で表示することはできました。しかし、ホーム画面に表示されるゲームの数には限りがあり、多くのタイトルを管理するには不便な面もありました。

v1.1.0では、従来のカルーセルとは別に、検出されたPS VitaやPSPのゲームをまとめて確認できるライブラリー画面が用意されています。一方、ホーム画面のカルーセルには最近プレイしたゲームや新しくインストールしたゲームが優先的に表示されるようになりました。

これにより、普段よく遊ぶゲームにはホーム画面からアクセスし、それ以外のタイトルはライブラリーから探すといった使い分けが可能になります。

なお、従来から搭載されていたゲーム情報の表示やお気に入り機能なども引き続き利用できます。

ゲームの削除や音楽操作にも対応

ゲームの管理機能として、新たにランチャー内からアプリをアンインストールする機能も追加されました。

対応するPS Vitaアプリについては、『MyShell』から確認画面を経て削除できます。また、PSPのゲームについては、ux0:/pspemu/ISO/直下に保存されているISO/CSOファイルを個別に削除することが可能です。

ただし、PSP用のEBOOT.PBPファイルやセーブデータの削除には対応していません。開発元では、削除機能を使用する前に重要なデータをバックアップしておくことを推奨しています。

また、音楽関連の機能も強化されました。

『MyShell』には初期バージョンから音楽プレーヤーが搭載されていましたが、v1.1.0では音楽を再生したまま、ライブラリーなどアプリ内の別画面へ移動できるようになっています。

さらに、音楽再生中にSELECTボタンを押すことで簡易プレーヤーを呼び出す機能も追加。L1/R1ボタンで前後の曲に切り替えられるほか、×ボタンで再生と一時停止を操作できます。

ただし、このバックグラウンド再生機能は現在ベータ版という位置付けです。音楽を再生しながら『MyShell』内を操作することはできますが、外部のゲームを起動すると再生は停止します。また、画像やネットワーク関連の読み込みが発生した際に、音が一時的に途切れる可能性もあるとのことです。

PlayStation各世代をイメージしたテーマが追加

見た目のカスタマイズ機能についても、今回のアップデートで新しいテーマが追加されています。

従来のPS5風デザインに加えて、初代PlayStation、PS2、PS3、PS4、そしてPlayStationの30周年記念デザインをイメージしたテーマが選択できるようになりました。

これらは各世代のPlayStationをモチーフにした非公式のデザインであり、ソニーが提供する公式テーマではありません。

また、ゲームのカバー画像を取得する『SteamGridDB』関連の機能も改善されています。

具体的には、ゲームタイトルの識別精度が向上したほか、APIキーが正しく設定されているかを確認する機能や、取得できなかったカバー画像を再検索する機能などが強化されました。

このほか、背景画像を切り替える際のアニメーションや、ライブラリー画面の表示演出も改善されています。

なお、カバー画像の取得には『SteamGridDB』のほかに『HexFlow』も利用可能です。『SteamGridDB』を使用する場合は個人用のAPIキーが必要ですが、『HexFlow』ではAPIキーを用意する必要はありません。

『MyShell』の導入方法と注意点

『MyShell』v1.1.0は、開発元のGitHubで無料公開されています。導入するにはHomebrewを実行できるPS Vitaと、ファイル管理ツールの『VitaShell』が必要です。

新規に導入する場合は、GitHubのリリースページからMyShell.vpkをダウンロードし、『VitaShell』を使用してインストールします。その後、『MyShell』を起動して使用言語やカバー画像の取得元などを設定します。

すでにv1.0.0を使用している場合は、旧バージョンを削除せずに上書きインストールする方法が案内されています。

更新前には、設定やカバー画像などが保存されているux0:/data/MyShell/をバックアップしておきましょう。アプリのTitle IDは従来と同じMYSH00001なので、更新後は設定やライブラリーの情報が引き継がれているか確認します。

なお、『MyShell』ではPSP用のISO/CSOファイルや、PSP/PS1用のEBOOT.PBPファイルも管理対象にできますが、ライブラリーに表示できることと、ゲームを直接起動できることは別です。

PSPゲームを『MyShell』から直接起動する場合は、別途『RETROLNCR』と、それに対応したPSP/PS1の実行環境を用意する必要があります。『MyShell』をインストールするだけですべてのゲームが起動できるわけではない点には注意が必要です。

また、『MyShell』はPS Vita標準の『LiveArea』を自動的に置き換えるものではありません。あくまでもPS5風の画面でゲームを管理できる非公式ランチャーという位置付けです。

開発元が案内している対応言語は、スペイン語、英語、ポルトガル語、ドイツ語、イタリア語、ポーランド語の6言語で、現時点では日本語は含まれていません。

今回のアップデートでは、見た目のカスタマイズだけでなく、ゲームの一覧表示や管理機能が充実したことが大きなポイントといえます。PS Vitaに多数のゲームをインストールしているユーザーにとっては、ゲームライブラリーを整理する選択肢のひとつとなりそうです。

なお、本記事は開発元の公開情報をもとにまとめたもので、当サイトによる実機での動作検証は行っていません。

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