『ソウルキャリバーII』がAndroidで動く! 初代Xbox版の非公式ネイティブ移植がスマホ・タブレットに対応

『ソウルキャリバーII』がAndroidで動く! 初代Xbox版の非公式ネイティブ移植がスマホ・タブレットに対応

初代Xbox版『ソウルキャリバーII』をPCなどで動作させる非公式ネイティブ移植プロジェクト『Soulcalibur II Recomp』のv0.2.0-beta.1が、2026年11月4日(日本時間)にGitHubで公開されました。開発を手がけているのはtmcleroy氏です。今回の大きな変更点は、Androidスマートフォンやタブレット向けのAPKファイルが新たに配布されたことです。

これまでmacOSやLinux、Steam Deck、Windows向けに展開されていましたが、今回のアップデートでAndroidも対応環境に加わりました。

●『Soulcalibur II Recomp』v0.2.0-beta.1(GitHub・配布ページ)
https://github.com/tmcleroy/soulcalibur2-recomp/releases/tag/v0.2.0-beta.1

●『Soulcalibur II Recomp』公式リポジトリ
https://github.com/tmcleroy/soulcalibur2-recomp

エミュレーターではなく、Xbox版を静的再コンパイルして動作

『Soulcalibur II Recomp』は、初代Xboxのハードウェアをエミュレーターで再現するものではありません。Xbox版のゲームプログラムをあらかじめC言語に変換し、移植先の環境に合わせてネイティブコードとして実行する「静的再コンパイル」という方式が使われています。

今回公開されたAndroid版は、Android 10以降を搭載する64ビットARM端末が対象です。また、描画にはVulkanに対応した環境が必要となります。配布される『Soulcalibur2Recomp-android.apk』にはランチャーとゲーム本体を動かすプログラムがまとめて収録されており、画面上の仮想スティックや攻撃ボタンによるタッチ操作に対応。外部ゲームパッドを利用することもできます。

ただし、APKをインストールするだけで遊べるわけではありません。配布物にゲームデータは含まれておらず、利用者自身で初代Xbox用『Soulcalibur II』のUSA版ディスクイメージを用意する必要があります。日本版Xboxディスクへの対応は確認できていません。

Android版では、ランチャーで指定したXbox版のディスクイメージがアプリ側のフォルダーにコピーされます。コピーされるデータは約4.5GBとなるため、端末の空き容量にも注意が必要です。

スポーン、リンク、三島平八を同じゲーム内で使用可能

『ソウルキャリバーII』といえば、発売機種によって異なるゲストキャラクターが登場することも特徴のひとつです。初代Xbox版にはスポーン、ゲームキューブ版には『ゼルダの伝説』シリーズのリンク、PS2版には『鉄拳』シリーズの三島平八が登場していました。

『Soulcalibur II Recomp』ではXbox版のスポーンに加え、所有するゲームキューブ版のディスクデータからリンク、PS2版のディスクデータから三島平八を追加する仕組みも用意されています。これにより、本来は機種ごとに分かれていた3人を同じゲーム内で使用できます。なお、ゲストキャラクターの統合は以前から搭載されている機能で、今回のAndroid対応によって新たに追加されたものではありません。

このほか、フレームデータや入力履歴を確認できるトレーニング機能、ロールバック方式を採用したオンライン対戦なども備えています。オンライン対戦を利用する場合は、対戦する双方が同じバージョンを使用する必要があります。

Screenshot

内部解像度は最大8倍に。PC向けの機能も更新

今回のv0.2.0-beta.1では、Android対応以外にも複数の変更が加えられています。グラフィック設定では内部解像度を最大8倍の5120×3840まで引き上げられるようになったほか、画面右上にフレームレートを表示するFPSカウンターも追加されました。

また、120Hzディスプレイを搭載したMacでのフレーム表示の間隔が改善されています。キャラクター選択画面についても、ゲストキャラクターを含めた配置が調整されました。

配布対象はAndroidのほか、Appleシリコン搭載のmacOS 26以降、Linux/Steam Deck、64ビット版Windows 10/11です。ただし、Windows版については開発者自身が未検証としています。

なお、開発者のリポジトリでは、Android版はエミュレーター上で動作しているものの、スマートフォン実機ではまだ試していないと説明されています。実際の端末での動作速度や互換性については、今後の検証を待つ必要がありそうです。また、本プロジェクトは非公式のものであり、バンダイナムコエンターテインメントなどによる公式移植ではありません。

ちなみに、当サイトでは以前、ゲームキューブUS版をベースにした別の静的再コンパイルプロジェクト『Ring Out』も紹介しています。こちらは開発者や移植元のゲームデータが異なる別プロジェクトです。

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