ゲームキューブの『ピクミン』がPS Vitaで動く! 非公式移植『Open Nectar Vita』v0.0.1公開

ゲームキューブの『ピクミン』がPS Vitaで動く! 非公式移植『Open Nectar Vita』v0.0.1公開

ゲームキューブ用ソフト『ピクミン』をPS Vitaで動作させる非公式移植版『Open Nectar Vita』のバージョン0.0.1が、2026年10月30日に公開されました。PS Vita向けの移植を手掛けたのは開発者のbren氏。PCやAndroid向けに展開されてきた『Open Nectar』をベースに、ソニーの携帯ゲーム機で遊べるようにしたものです。

ただし、現時点で対応が案内されているのは、ゲームキューブ用『ピクミン』の北米版(ディスクID「GPIE01」、リビジョン1)のデータのみです。日本版のゲームデータをそのまま使用できることは確認されていません。

●『Open Nectar Vita』v0.0.1配布・リリース説明(Brewology)
https://store.brewology.com/vita/whatsnew.php

●『Open Nectar』基盤プロジェクト(GitHub)
https://github.com/SSunnKing/Open-Nectar—Pikmin-Native-PC-Mobile-Port

PS Vitaの画面で『ピクミン』をプレイ! ワイド表示やセーブデータ互換にも対応

『Open Nectar Vita』は、ゲームキューブ版『ピクミン』の解析・再実装をもとにした非公式のネイティブ移植です。ゲームキューブ本体の動作を丸ごと再現するエミュレーターではなく、PS Vita上でゲームを動かすための移植版となっています。

開発者の説明によると、ゲーム内の全エリアを含む『ピクミン』全体を対象としており、描画速度は30fpsを目標にしています。また、16:9のワイド画面表示に対応し、オープニング映像やカットシーンの音声も再生可能とのこと。ゲーム中にはPS Vita向けのボタン表示が用意され、設定メニューも利用できるとされています。

セーブデータには、ゲームキューブで使われる.gci形式を採用。ゲームキューブ用エミュレーター『Dolphin』や実機のゲームキューブと互換性があると案内されています。PS Vitaで遊んだ続きを別の環境で楽しむといった使い方も考えられますが、当サイトではセーブデータの移行を含め、実機での動作検証は行っていません。

使用できるのは北米版の指定リビジョン。導入には自作ソフト環境が必要

導入には、自作ソフトを実行できるようにしたPS Vitaとファイル管理ツール『VitaShell』のほか、正規に所持するゲームキューブ用『ピクミン』から用意した対応データが必要です。配布されている移植用ファイルには、ゲーム本体のデータは含まれていません。

対応するディスクは北米版の「GPIE01」、リビジョン1と指定されています。ディスクイメージは.iso、.gcm、.rvz、.wia、および『Dolphin』形式の.cisoに対応し、圧縮された.rvz形式も直接読み込めるとされています。ゲームデータの配置先はux0:data/Pikmin/で、PS Vita側には約1.5GB以上の空き容量が必要です。

なお、公開ページでは配布ファイルの一覧とインストール手順でVPKファイル名の表記が一致していません。導入を試す場合は、公開中のバージョンと実際の配布物を確認してください。また、PS Vita向け公開版で日本版や欧州版のゲームデータが使えるという案内はなく、国内で販売されたディスクを所持しているだけでは利用できない可能性があります。

PC・Android向け『Open Nectar』から広がった新たな移植

今回のPS Vita版のベースとなった『Open Nectar』は、SSunnKing氏が開発するPC・Android向けの非公式移植プロジェクトです。当サイトでも10月26日に、オリジナルキャラクターやキャンペーンの制作機能などを追加したバージョン1.0.9について紹介しました。

今回の新情報は、同プロジェクトをもとにしたPS Vita向けビルドがbren氏によって公開された点です。PC・Android向け『Open Nectar』では『ピクミン2』への対応や制作ツールなども案内されていますが、これらの機能がPS Vita版でも使えるとは確認されていません。PS Vita向けリリースで対象として挙げられている作品は、初代『ピクミン』です。

また、バージョン0.0.1は最初の公開版ということもあり、描画面には課題が残っています。開発者によると、一部のシェーダーが用意されていない箇所では負荷の高い代替処理が使われたり、表示が正常に行われなかったりする場合があるとのことです。全エリアへの対応や30fpsという目標についても、実際に最後まで安定して遊べることを当サイトで確認したものではありません。

ゲームキューブの『ピクミン』をPS Vitaで持ち歩いて遊ぶという、意外な組み合わせを実現しようとしている『Open Nectar Vita』。今後の更新で表示や動作がどこまで改善されるのか、そして対応するゲームデータが広がるのかにも注目したいところです。

※本記事は公開されたリリース情報をもとに作成したもので、当サイトではPS Vita実機での動作確認を行っていません。また、任天堂やソニーによる公式移植ではありません。

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