日本のゲームブランドFairyTaleが1992年にPC-98向けに制作したホラーアドベンチャーゲーム『Dead of the Brain(デッド・オブ・ザ・ブレイン)』が、2026年10月30日にSteamで発売されました。今回の発売元はFAKKUで、日本語表示にも対応しています。
本作は、ゾンビによる惨劇を描いたスプラッター表現や、当時のPCゲームならではの緻密なドット絵が特徴の作品です。今回のSteam版では、オリジナルの雰囲気をできるだけ忠実に再現しながら、現代のPCでも遊びやすくするための機能が追加されています。
また、Steamでは無料体験版も公開されており、購入前にゲームの雰囲気を確かめることができます。
●Steam『Dead of the Brain』販売ページ
https://store.steampowered.com/app/5056390/Dead_of_the_Brain/
死者を蘇らせる薬が悪夢の始まりに! PC-98時代のゾンビホラーが復活
『Dead of the Brain』は、1992年に日本で発売されたホラーアドベンチャーゲームです。1980年代のアメリカのスプラッター映画やゾンビ映画を思わせる世界観が特徴で、グロテスクな描写を含む独特の作風が取り入れられています。
物語の主人公となるのは、コールという青年です。ある夜、友人の科学者クーガー博士から呼び出されたコールは、博士が死者を蘇らせる薬を開発したことを知らされます。

実際に薬の効果を目の当たりにするものの、蘇った死者は生前の人格を失い、人間の脳を求めるゾンビへと変貌してしまいます。さらに、実験体が逃げ出したことで街はゾンビに覆われ、コールたちは生き残るための戦いに巻き込まれていくことになるのです。
ゲームは、画面内のさまざまな場所を調べながら物語を進めるポイント&クリック型のアドベンチャーを基本としています。ビジュアルノベルのように会話やストーリーを楽しむ場面に加え、素早い操作が求められるQTE(クイックタイムイベント)も盛り込まれています。
こうしたゲームシステムと過激なホラー表現が組み合わされているところも、本作の特徴といえるでしょう。

当時のドット絵やFM音源を再現! 遊びやすくするための機能も追加
今回のSteam版で注目したいのは、オリジナルの雰囲気をできるだけ残すという復刻方針です。
グラフィックは当時のドット絵を忠実に拡大したものが採用されており、現代のディスプレイでもPC-98時代の独特なビジュアルを楽しめるようになっています。また、FM音源による楽曲も収録されているほか、サウンドトラックのDLCも用意されています。
一方で、昔ながらのアドベンチャーゲームにありがちな不便さを補うための機能も追加されました。

そのひとつが、ゲームオーバーになった際の再開方法です。従来のように最後にセーブした場所からやり直すだけではなく、ゲームオーバーになったシーンの冒頭から再挑戦することも選択できます。
さらに、マウスカーソルを合わせた際のヒント表示や、クリックできる範囲を示すヒットボックスの表示なども用意されています。これらは任意で利用できるため、当時の操作感を重視する人と、少しでも快適に遊びたい人の両方に配慮した作りとなっています。
ただし、今回のSteam版はゲーム内容を全面的に作り直したリメイク作品ではありません。開発側も、オリジナルを忠実に再現するため、30年以上前のUIやゲームシステムが残されており、現代の基準では操作しにくく感じる可能性があると説明しています。

日本語表示に対応! Steamでは無料体験版も配信中
『Dead of the Brain』は、現在Steamで販売されています。対応OSはWindows、macOS、Linuxで、ストアの対応言語一覧によると、日本語、英語、中国語(簡体字)のインターフェースと字幕に対応しています。なお、フル音声への対応は記載されていません。
日本向けSteamストアでは、2026年11月1日時点で通常価格2600円のところ、発売記念セールとして34パーセントオフの1716円で販売されています。割引期間は11月6日までと案内されていますが、購入時には最新の価格を確認してください。
また、無料体験版も配信されているため、まずは実際にプレイして、当時のグラフィックやゲームシステムを確かめてみるのもよさそうです。
なお、本作には流血や暴力、死亡シーンのほか、軽度の性的な言及や粗野な言葉遣いなどが含まれています。Steamでも大人向けの内容であることが案内されているため、プレイする際には注意が必要です。
PC-98時代の国産ホラーアドベンチャーが、発売から34年を経て現代のPCで正式に購入できるようになった『Dead of the Brain』。当時プレイしていた人はもちろん、1990年代の日本製PCゲームに興味がある人にとっても、貴重な作品に触れられる機会となりそうです。





















Divoom Ditoo Pro











