インディーゲーム開発スタジオのBerserkBoy Gamesは2026年10月20日、モンスター収集と島での生活を組み合わせた新作『Waveling Island』を発表しました。本作は、ゲームボーイアドバンス時代のRPGを思わせるドット絵の世界で、不思議な生物を仲間にしながら冒険や建築などが楽しめる作品です。
10月24日には海外メディアのTime Extensionが開発者インタビューを掲載。本作のゲームシステムには、『ピクミン』や『Pokémon LEGENDS』シリーズから影響を受けた部分があることも明らかになりました。
開発を手掛けるBerserkBoy Gamesは、これまでにレトロスタイルのアクションゲーム『Berserk Boy』や、オートバトルRPG『Berserk B.I.T.S』などを制作してきたスタジオです。
●Steam『Waveling Island』
https://store.steampowered.com/app/5014660/Waveling_Island/
●Xbox公式ストア
https://www.xbox.com/en-us/games/store/waveling-island/9n9vrkzv60ns
ゲームボーイアドバンス時代のRPGを思わせるグラフィックス
『Waveling Island』の特徴のひとつが、手描き風のピクセルアートで表現されたグラフィックスです。
舞台となるのは、さまざまな生物が暮らす南国の島。キャラクターや背景は細かなドット絵で描かれており、どこか懐かしさを感じさせる世界が広がっています。
海外メディアのTime Extensionは、公開された映像に登場するキャラクターの表現について、ゲームボーイアドバンス時代のRPGを思わせるものだと紹介しています。
ただし、これは同メディアによるビジュアル面での評価です。開発者が特定のゲームボーイアドバンス作品を参考にしたと明言しているわけではありません。

不思議な生物を仲間にして探索や戦闘を楽しむ
プレイヤーは、持ち物がバックパックだけという状態で島に漂着した人物となり、そこで新たな生活を始めることになります。
島には「Wavelings」と呼ばれる不思議な生物たちが生息しており、これらを捕まえて仲間にすることができます。仲間になった生物は育成して戦わせるだけではなく、それぞれの能力を利用して資源を集めたり、新しいエリアを探索したりする際にも役立ちます。

戦闘システムも少しユニークです。
一般的なモンスター収集型RPGとは異なり、本作ではフィールド上で敵に遭遇すると、その場で戦闘が始まります。ランダムエンカウントや専用の戦闘画面への切り替えはありません。
戦闘はリアルタイムで進行し、仲間の生物は基本的に自動で戦います。プレイヤーはゲージがたまったタイミングで攻撃を選択するなど、戦況に応じた指示を出していく仕組みです。
Steamの紹介によると、最大5体の生物でパーティを編成でき、それぞれ最大8種類の技を覚えられるとのこと。技の組み合わせを変更したり、属性の相性を考えたりといった戦略的な要素も用意されています。
さらに、野生の生物を弱らせてから網で捕獲する仕組みもあります。出現する生物は天候や時間帯によって変化するため、島を探索するタイミングも重要になりそうです。

『ピクミン』と『Pokémon LEGENDS』から影響を受けたゲームシステム
本作のゲームシステムについて、開発者のZu Ehtisham氏はTime Extensionのメールインタビューで、制作のきっかけとなった作品を明かしています。同氏によると、当時は『Pokémon LEGENDS Z-A』『Pokémon LEGENDS アルセウス』、そして『ピクミン』を繰り返しプレイしていたそうです。
特に興味を持ったのが、『ピクミン』で仲間たちが状況に応じて異なる行動を取る仕組みでした。さらに、『Pokémon LEGENDS』シリーズでポケモンに指示を出す操作との間に、共通する部分があると感じたと説明しています。
Time Extensionによると、『Waveling Island』でも画面上のカーソルを使って仲間の生物に指示を出すことができ、『ピクミン』でオリマーが仲間を操作する仕組みに通じる部分があるとのことです。
開発の出発点となったのは、以前制作していたRPGのオートバトルを採用した試作品でした。当初は敵をクリックして戦闘を始めるシンプルな仕組みでしたが、次第に単調に感じるようになり、別のアイデアを取り入れることになったそうです。
『Waveling Island』の戦闘システムは、この試作品をベースに発展させたものだといいます。
また、本作は『Berserk B.I.T.S』と同じ世界観を共有しており、すでに100種類以上の生物が存在していたことも、現在のゲームシステムにつながったとのことです。

島での生活や建築も楽しめる! プレイヤーの選択で物語も変化
『Waveling Island』では、生物を集めて戦わせるだけではなく、島での生活そのものもゲームの重要な要素となっています。
仲間と一緒に探索して資源を集め、持ち帰った材料でアイテムを制作。何もない土地に家を建てたり、花を植えたりと、自分好みの環境を作り上げることができます。
島にはほかの住人も暮らしており、彼らの悩みを解決するクエストも用意されています。依頼を達成することで、特別なアイテムや装備、装飾品などを入手できる仕組みです。
一方、島には何らかの秘密も隠されており、それを解き明かしていくメインキャンペーンも存在します。物語にはプレイヤーの選択によって異なる展開が用意されるとのことです。
開発者によると、こうした生活シミュレーションの要素は、もともと別のゲームとして構想していたものだったそうです。
当初は『A Short Hike』や『あつまれ どうぶつの森』のような、のんびりと過ごせる作品を目指していましたが、試作を重ねるうちに方向性を変更。最終的に、モンスター収集やリアルタイムバトルと組み合わせることで、現在の『Waveling Island』へと発展したと説明しています。

PCとXbox向けに2027年初頭発売予定。日本語にも対応
『Waveling Island』は、PCおよびXbox Series X|S向けに開発が進められています。
Microsoftが10月20日に公開した『ID@Xbox』の発表内容によると、Xbox Series X|SおよびXbox on PC向けの発売時期は2027年初頭を予定しています。ただし、具体的な発売日はまだ決まっていません。
一方、Steamでは「Coming soon」と表示されており、正式な発売日については案内されていません。
Steamの言語対応予定には、日本語インターフェースと日本語字幕も含まれています。ただし、現時点では日本語版の翻訳品質や実際の表示内容までは確認できていません。
また、今回確認した範囲では、一般向けの体験版も公開されていないようです。
ゲームボーイアドバンス時代を思わせるグラフィックスに、モンスター収集やリアルタイムの仲間操作、さらに島での生活シミュレーションを組み合わせた『Waveling Island』。
見た目こそ懐かしさを感じさせますが、その中身は複数のジャンルを組み合わせたユニークな作品となりそうです。実際にどのような遊び心地に仕上がるのか、今後の開発状況にも注目したいところです。
via.Time Extension

















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