Xbox 360向けに発売されたアクションRPG『Fable II』をPC上で動作させる静的再コンパイルプロジェクト「Fable-2-Recomp」のv1.2.0が、2026年9月25日に公開されました。
今回のアップデートでは、V-Syncが正常に機能するよう修正されたほか、設定ファイルの整理やレンダラー関連コードの改修などが行われています。さらに、高解像度環境向けの設定プリセットも新たに配布されています。
●1.2.0 V-Sync Actually Works and Higher Resolution Configs
https://github.com/himdo/Fable-2-Recomp/releases
V-Syncを修正、高解像度向けの設定プリセットも追加
「Fable-2-Recomp」は、ReXGlue SDKを利用してXbox 360版『Fable II』のPowerPCコードをC++へ静的再コンパイルし、PC上で実行できるようにするプロジェクトです。一般的なXbox 360エミュレーター上でゲームを動かす方式とは異なり、ゲームコードそのものをPC向けに再コンパイルする仕組みが採用されています。
v1.2.0で大きな変更点として挙げられているのが、正常なV-Syncへの対応です。開発者は今回のリリースにあわせてレンダリング処理の一部を書き直し、ReXGlueについても修正用のフォークを作成したと説明しています。
そのほか、設定周りの整理やレンダラーコードの可読性向上も実施されています。開発途中だったF5キーによるデバッグスクリプト機能については、一時的に無効化されました。
また、v1.2.0では高解像度環境向けの設定プリセットが複数追加されています。利用する場合は目的のプリセットをダウンロードし、実行ファイルと同じフォルダーへ配置したうえで「fable_2.toml」にリネームする仕組みです。リリースページでは4Kで動作させたスクリーンショットも公開されています。
ただし、プロジェクトのREADMEでは現時点でも「Higher Resolution support」は未完了項目として記載されています。そのため今回のアップデートは、高解像度対応そのものが完成したというよりも、高解像度で利用するための設定環境が整備されつつある段階と見たほうがよさそうです。
9月6日の初期版ですでにエンディングまで到達可能
「Fable-2-Recomp」の初期版となるv1.0.0は、2026年9月6日に公開されています。開発者によると、この時点ですでにゲーム開始からエンディングまでクリアできる状態になっており、自身でも最短に近い形で一通りプレイを完了したとのことです。
一方で、すべての要素を100%検証したわけではなく、未発見のクラッシュなどが残っている可能性についても説明されています。現在のREADMEでも、ゲームクリア可能であることは実装済み項目として挙げられています。
なお、本プロジェクトには『Fable II』本体のゲームデータは含まれていません。動作させるにはユーザー自身でゲームデータを用意する必要があり、READMEでは『Fable II Game of the Year Edition』のデータを使用する方法が案内されています。
また、「Fable2Recomp」という非常によく似た名称の別プロジェクトもGitHub上で開発されています。今回v1.2.0が公開されたのは、GitHubユーザー「himdo」による「Fable-2-Recomp」であり、別組織が開発している「Fable2Recomp」とは異なるプロジェクトです。後者もReXGlueをベースに『Fable II』の静的再コンパイルを進めていますが、開発状況や実装内容はそれぞれ独立しています。















ダンジョンズ&ドラゴンズ ビジュアル大全 半世紀を超えるその歴史とアート









ゲームコンソール2.0