実績対応ROMを名前ではなく中身で判定。「Simple Launcher 5.7.0」がZIP内のゲームも照合

実績対応ROMを名前ではなく中身で判定。「Simple Launcher 5.7.0」がZIP内のゲームも照合

エミュレーターフロントエンド「Simple Launcher」の最新版となる「Simple Launcher 5.7.0」が、開発者のdrpetersonfernandes氏によって2026年9月8日11時16分(日本時間)に公開されました。

●Simple Launcher 5.7.0公式リリース
https://github.com/purelogiccode/SimpleLauncher/releases/tag/release5.7.0

今回のアップデートでは、RetroAchievements対応ゲームを絞り込むフィルターの判定方法が改善されています。従来のゲーム名を利用した曖昧な照合から、ROMのハッシュを使った方式に変更されたほか、ZIPファイル内のROMも展開せずに判定できるようになりました。

ファイル名ではなくROMの中身で実績対応を判定

Simple Launcherは、ゲームコレクションを整理し、各種エミュレーターからゲームを起動するためのフロントエンドです。エミュレーター本体ではありません。

本ソフトには以前から、RetroAchievementsに対応しているゲームをライブラリーから絞り込むフィルターが搭載されていました。5.7.0では、その判定方法がファイル名などを利用した曖昧な名前照合から、ROMのハッシュを利用する方式へ変更されています。

これにより、ファイル名ではなくROMの実際の内容をもとに、RetroAchievementsのデータベースと照合できるようになりました。自分でROMのファイル名を変更して整理している場合でも、名前に左右されずに実績対応ゲームを絞り込みやすくなっています。

同じゲームでも地域やバージョンによってROMの内容が異なる場合があるため、手持ちのROMがRetroAchievementsの対象になっているかを確認するときにも役立つ改善といえそうです。

ZIPのままでもROMのハッシュを計算可能に

5.7.0では、ZIPファイル内に保存されているROMについても、展開せずにハッシュを計算できるようになりました。

ROMをZIP形式でまとめて管理している場合でも、RetroAchievementsの対応状況を調べるためだけにファイルを展開する必要がありません。

ハッシュ計算はバックグラウンドで実行され、処理状況は通知で確認できます。また、RetroAchievementsのハッシュ判定に利用するRetroAchievementsSharp CLIが同梱され、対応データベースも更新されています。

なお、公式に記載されているのはZIPファイルへの対応です。7zやRARなど、ほかの圧縮形式でも同様に利用できるとは限りません。

お気に入りや履歴関連の不具合も修正

今回のアップデートでは、ライブラリー管理に関する修正も行われています。

システム名を変更または削除した場合に、お気に入りとプレイ履歴も同期されるようになったほか、システムフォルダー内のサブフォルダーに保存されているゲームを、お気に入りや履歴から正しく参照できない問題が修正されています。

また、設定ファイルの読み込みに失敗した場合に、お気に入りのデータが消えてしまう問題にも対策が施されました。

RetroAchievements関連の改善だけではなく、大量のゲームをSimple Launcherで管理しているユーザーにとっても実用性の高いアップデートとなっています。

Simple Launcher 5.7.0は公式GitHubで公開中

Simple Launcher 5.7.0は、公式GitHubのリリースページで公開されています。Windows x64/ARM64向けのZIPファイルとアップデーターが用意されています。

なお、リリースノート内には2026年9月7日の日付が記載されていますが、GitHub上で5.7.0が実際に公開された日時は9月8日02時16分(UTC)、日本時間では9月8日11時16分です。

今回のアップデートでは、手持ちのROMがRetroAchievementsに対応しているかを、ファイル名ではなく実際のROMデータから判定できるようになりました。とくにROMをZIP形式で管理しているユーザーにとっては、コレクション整理がしやすくなるアップデートといえそうです。

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