Elliot Coll氏がYouTubeで紹介したことで話題になった、世界最小クラスのゲームボーイ互換機『ミニGB』を入手することができました。実際に注文したのは2月20日でしたが、なんだかんだあってなかなか発送されず。数度のやりとりのあと、ようやく3月14日に手元に届いた形になります。
ちなみに、購入したストアではすでに同商品は取り扱っておらず、代わりにゲームボーイカラー版ともいえる『ミニGBP』という商品に置き換わっていました。筆者が『ミニGB』を購入したとは1万2576円でしたが、その後量産されたためか、現在は8000円台~9000円台で売られていることが多いようです。
その一部のリンクを貼っておきます。
カセット部分のmicroSDカードでROMの入れ替えも可能
まずは外観からチェックしていきましょう。いくつかのカラーバリエーションがありましたが、今回はオリジナルのカラーリングに近いものを選んでいます。
全面は液晶と十字キー、セレクトボタンとスタートボタン、ABボタンとオリジナルのゲームボーイをそのまま再現。上部には電源スイッチ、底部には充電用のUSB Type-Cポートが設置されています。
液晶の解像度は160×144ピクセルで、バッテリーは3時間使用可能です。当然のことながら、すべてのゲームに対応しているわけではありませんが、少なくとも日本版のゲームは遊ぶことができます。
重量はストラップが付いた状態で21.8とかなり軽め。それこそカバンなどにアクセサリーとして付けていても、全く問題なさそうです。ただ、外で遊ぶ場合はヘッドフォン端子などはないため、音量を0にするかかなり下げないと周りの迷惑になってしまうかもしれません。
本体のサイズは49.9mmで横が31.8mm。実機と比較して見ると、概ね1/9程度のサイズ感です。
この『GBミニ』のユニークなところは、背面側のカセットが取り出せるようになっているところ。実はこちらには両面テープでmicroSDカードが取り付けられており、こちらでROMデータの入れ替えができるようになっています。
とりあえず元に入っていたデータをPCで読もうとしたところ、全く読み込むことができなかったので、FAT32でフォーマットしてROMデータをふたつほど入れて確かめてみたのですが、問題なくゲームを読み込むことができました。
『ミニGB』で対応しているのは、オリジナルのゲームボーイのみ。ためしにゲームボーイカラーのROMも入れてみましたが、リストにまったく表示されませんでした。また、microSDカードにフォルダを作ってROMを入れてみましたが、こちらも表示されず。つまり、microSDカードのルートに、ゲームボーイのROMデータを入れたときのみ表示されるようです。
ショートカットで映像と音の調整が可能
本体のボタン類は必要最低限に抑えられていますが、その分細かい設定はショートカットキーの組みあわせで行えるようになっています。
・セレクトボタン+十字キーの上下:音量の調整
・セレクトボタン+十字キーの左右:輝度の調整
・セレクトボタン+ABボタン:カラーパレットの変更
文字は見づらいが画面はくっきり
液晶が小さい分、どうしてもゲーム内の文字は見えづらくなってしまいますが、液晶の表示自体は想像以上にくっきりとしており、かなり満足感の高いアイテムとなっていました。できればカラーバリエーションも揃えたくなりますが……とりあえず興味がある方は実際に入手してチェックしてみてください!