30年ぶりの『スーパーマリオブラザーズ』を遊んでみたときのあるある話【ファミコンレビュー100本ノック -009】

ということで、ファミコンレビュー100本ノックの9本目となるのは、みなさんおなじみの『スーパーマリオブラザーズ』です! まぁ、2020年のこの時代に、スーマリのレビューもねぇだろうってぐらい、むしろ皆さんもご存じの作品ですよね。ということで、約30年ぶりぐらいにそこそこ真面目にゲームをしてみようとしたときの、あるある話をご紹介していきたいと思います。

最初のクリボーに気を取られすぎて、スーパーキノコを逃す

実は、最初の難関とも言われているのが、てくてく歩いてくるクリボーです。もしかして、このゲームの死因NO.1じゃ・・・・・・と思わなくもありませんが、それに気を取られすぎて、安心した瞬間、うっかりスーパーキノコを取り逃してしまいました。

スーパーマリオブラザーズ

何もない土管でしゃがむ

「土管には入れる」という記憶は明確だったものの、そもそも入れる土管の位置を正確に覚えておらず、何もない土管で何度もしゃがむ行為をしてしまいました。

スーパーマリオブラザーズ

花火を狙うもそのまま下に落ちる

TIMEの最後が9の時にジャンプすると、花火が上がる! といううろ覚えから、ゴール近くでジャンプをスタンバイ。いざ9になったとき、上手くジャンプできずそのまま下に落下してゴールという結果に(うまくいけば6になり花火が上がる)。

スーパーマリオブラザーズ

そもそも1-2までの記憶しか無い

なんだかんだいって、かなり遊び込んだソフトで、中でも1-1と1-2は割と鮮明に残っています(土管の位置をのぞく)。しかし、それ以上はさっぱりハー。っということで、3面あたりに無限マリオのポイントがあったような記憶がありつつも、ついつい4面へのワープを選んでしまいがちです。

ゴール近くといえば、たしか壁すり抜け的な裏技を駆使してバグ面に行けた記憶がありました。たしかに当時は何度も行ったことがあるのですが、そもそも「どうやって壁をすり抜けたのか?」というデティールがイマイチ覚えておらず。結局時間切れになり、そのまま1-3に行くことに。

全クリ目指すならしばらく楽しめそう!?

つまり・・・・・・1-2以降はほぼ初見に近いくらい、脳内メモリーが綺麗さっぱり消去されていました。そのため、どこにアイテムがあって、どこに隠しブロックがあってなど、まったく覚えていません! これは、ガチにクリアを目指すとしたらしばらくプレイし続けて遊べそうな印象です。

ここで少しだけ当時の思い出を語ってみると、最初にこのゲームを見たのは隣の家の坂本家でした。3兄弟の末っ子が購入したファミコンで、この『スーパーマリオブラザーズ』を遊ばせてもらった記憶があります。そのときに驚いたのが、なんとっても「むちゃくちゃジャンプするな~!」と感じた、マリオのジャンプ表現です。

当時はネットも普及しておらず、当然のことながらSNSもない時代でした。しかし、バカに出来ないのは口コミの拡散力とスピードです。飛行機の墜落事故が相次いでときがあり、ボン・ジョヴィのメンバーが、ボーカルのジョン以外全員死んだというデマが流れました。筆者も友達に話してしまったのですが、その友達もすぐ別の友人に話し・・・・・・まさに連鎖的にあっという間に広がっていった記憶があります。

話しを『スーパーマリオブラザーズ』に戻すと、こうしたゲームも友達の家で遊ばせてもらったほか、他人のプレイを見て隠しアイテムやワープなどの技を伝承していきました。その友人自身も自分で見つけたモノもあるかもしれませんが、別の友人から情報を共有していき、それが伝承されていったのです。

今はネットとSNSであっという間に情報が拡散される時代となりましたが、オフラインのコミュニケーションの力もばかにできなかったよな~ということを、思い出させてくれました。

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。