PlayStation Vita(PS Vita)向けの非公式テーマ管理ソフト『Imago』が公開されました。開発を手掛けるSevyW氏は、2026年10月21日に初回バージョンとなるv1.0.0をGitHubで公開。その後、10月22日にv1.1.0、さらに同日にはv1.2.0をリリースしています。
本ソフトは、3800種類以上のカスタムテーマを検索してインストールできるほか、複数のテーマに含まれている画像や音楽などを組み合わせて、オリジナルのテーマを作成できるのが特徴です。今回のアップデートでは、自分で撮影した写真などを壁紙に利用できる機能も追加されました。
●『Imago』公式GitHub
https://github.com/SevyW/imago
●『Imago』v1.2.0ダウンロードページ
https://github.com/SevyW/imago/releases/tag/v1.2.0
3800種類以上のテーマを検索・管理できる!
『Imago』は、PS Vita向けのカスタムテーマを配布している『psvt.ovh』を利用した、非公式のテーマ管理ソフトです。従来から存在している『Custom Themes Manager』などの使い勝手に不満を感じていたSevyW氏が、自分で使いたいものを作ろうと開発したものです。
最大の特徴は、『psvt.ovh』で公開されている3800種類以上のテーマを、PS Vita本体から手軽に探せる点です。テーマは一覧表示されるほか、キーワード検索や人気順、新着順などでの並べ替え、タグや作者による絞り込みにも対応しています。
気に入ったテーマを見つけたら、そのままダウンロードしてインストールすることが可能です。ダウンロードはバックグラウンドで実行されるため、作業が終わるのを待たずに、ほかのテーマを探すこともできます。
また、インストール済みのテーマを管理するライブラリー機能も用意されています。テーマの更新や削除に加えて、すでに本体内に保存されているテーマを取り込むことも可能です。
なお、3800種類以上というのは『psvt.ovh』で公開されているテーマの数であり、『Imago』自体にすべてのテーマデータが収録されているわけではありません。
複数のテーマを組み合わせてオリジナルのテーマも作成可能
もうひとつの特徴が、『Theme Studio』と呼ばれるテーマ編集機能です。
こちらは、インストール済みのテーマに含まれている壁紙やアイコン、BGM、ロック画面などの素材を組み合わせて、自分好みのテーマを作成できるというものです。
たとえば、あるテーマの壁紙を使いながら、別のテーマに含まれているアイコンやBGMを組み合わせるといったことができます。また、不要なBGMやカスタムアイコンを無効にすることも可能です。
テーマごとに素材を確認できる『Assets』機能も用意されており、好みの壁紙や音楽などを選んで新しいテーマを作ることもできます。
ちなみに、これらのテーマ検索や素材を組み合わせる機能は、初回バージョンのv1.0.0から搭載されていたものです。

自分で撮影した写真も壁紙として利用できるように!
10月22日に公開されたv1.1.0では、新たにPS Vita本体内の画像をテーマの素材として利用できる機能が追加されました。
対応しているのはJPEGとPNG形式の画像で、PS Vitaで撮影したスクリーンショットや、PCなどから転送した写真を壁紙やロック画面に利用することができます。
画像は『Assets』内の『Pictures』から選べるほか、『Theme Studio』から既存のテーマに組み込むことも可能です。取り込んだ画像は、PS Vita向けの960×512ピクセルに自動で調整されます。
また、ライブラリー内のテーマを任意のフォルダーに分類する機能も追加されています。テーマが増えてきたときに、ジャンルや好みなどで整理できるのは便利そうです。
このほか、起動直後などにGPU関連のエラーが発生し、本体が再起動してしまうことがあった問題も修正されています。
さらに、同日公開されたv1.2.0では、インストール済みテーマの壁紙やロック画面の画像を、PS Vitaの『フォト』アプリに追加できる機能が搭載されました。
これは、ホーム画面を11ページ以上に拡張するプラグインなどを利用している場合に、通常のテーマではカバーできないページにも壁紙を設定しやすくするための機能です。
ただし、テーマを適用し直すと、手動で設定した壁紙がリセットされる場合があるとのことです。

導入には改造済みのPS Vitaが必要
『Imago』はGitHubで無料公開されており、VPKファイルをダウンロードして『VitaShell』などからインストールすることができます。
ただし、一般的なPS Vita用アプリとは異なり、利用するには『HENkaku』『h-encore』『Ensō』などが導入されたHomebrew環境が必要です。また、設定で『Unsafe Homebrew』を有効にする必要があり、テーマの検索やダウンロードにはWi-Fi接続も使用します。
本ソフトはPS Vitaのシステムテーマデータベースを書き換える仕組みになっているため、導入前にはバックアップを取っておくことをおすすめします。
開発者によると、データベースの自動バックアップや復元機能も搭載されていますが、念のため『ur0/db/app.db』を別の場所にコピーして保存しておくと安心です。復元方法についても、あらかじめ公式リリースノートを確認しておくといいでしょう。
なお、開発者は『Imago』のコードの多くをAIの『Claude』を利用して作成したことも明らかにしています。実機などでのテストも行われているとのことですが、すべてのプラグインや利用環境との互換性が確認されているわけではありません。
すでに旧バージョンを導入している場合は、VPKファイルを上書きインストールすることで更新でき、設定やバックアップ、インストール済みのテーマも保持されると説明されています。
多数のテーマから好みのものを探せるだけでなく、好きな部分を組み合わせたり、自分で撮影した写真を取り込んだりと、PS Vitaのホーム画面をより自由にカスタマイズできる『Imago』。長年PS Vitaを使い続けているユーザーにとっても、なかなか面白いツールといえそうです。


















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