開発チームのTeam Resurgentは2026年10月22日、初代Xbox向けの非公式移植プロジェクト『DOOM 64 DC-X』を公開しました。本作は、ドリームキャスト向けに移植された『DOOM 64』をベースにしたもので、最大720pの出力やリアルタイムのノーマルマッピングなど、オリジナル版にはなかった様々な機能が盛り込まれています。
●『DOOM 64 DC-X』GitHub
https://github.com/Team-Resurgent/Doom-64-DC-X
ドリームキャスト版の拡張要素を初代Xboxでも再現!
『DOOM 64』は、1997年にNINTENDO64向けに発売されたFPSです。その後、2020年にはNintendo SwitchやPlayStation 4、Xbox One、PC向けにも公式移植版がリリースされています。
今回公開された『DOOM 64 DC-X』がユニークなのは、NINTENDO64版を直接移植したものではなく、ドリームキャスト向けに開発された非公式移植版『doom64-dc』をベースにしているところです。
具体的には、ドリームキャスト版のゲームコードを初代Xbox向けにコンパイルするとともに、描画やサウンドなどの処理をXboxのハードウェアで動作するように作り直しています。つまり、ドリームキャストをエミュレートしているわけではなく、ゲームそのものを初代Xboxで動かせるようにしたものです。
また、ドリームキャスト版で追加された様々な拡張機能も引き継がれています。たとえば、光源に応じて周囲の色が変化する動的カラーライティングや、表面の凹凸を光の当たり方で表現するリアルタイムのノーマルマッピングなどにも対応。オリジナル版とはひと味違ったグラフィックでゲームを楽しめるようになっています。
さらに、出力解像度は480pに加えて最大720pにも対応。画面のアスペクト比は4:3となっており、16:9のディスプレイでは左右に黒帯が表示される仕様です。
このほか、スムーズな動きを実現する補間処理や、Xboxコントローラーのボタン配置変更、振動機能、ハードディスクへのセーブなどもサポートされています。ただし、実機でのフレームレートやゲーム全編の動作については、今回独自の検証を行ったものではありません。
ソースコードとビルド手順をGitHubで公開
『DOOM 64 DC-X』のソースコードとビルド手順は、GitHubで一般公開されています。ただし、ゲームデータそのものが配布されているわけではありません。
実際に利用するには、米国版『DOOM 64』のバージョン1.0または1.1から用意したROMデータが必要です。Windows 10または11のPCに開発ツールのRXDKやPythonなどを導入し、ビルド作業を行う仕組みになっています。
また、2020年に発売された公式移植版の『DOOM 64』から必要なデータを別途用意することで、追加ステージの「Lost Levels」を楽しむことも可能とのこと。
ビルド後に作成されるディスクイメージは、改造済みの初代Xboxやエミュレーターの『xemu』などで起動できると説明されています。そのため、一般的な市販ゲームのように、ダウンロードしたファイルをそのまま初代Xboxで起動できるというわけではありません。
NINTENDO64で生まれた『DOOM 64』が、ドリームキャストへの移植を経て、今度は初代Xboxでも動くようになったというのは、なかなか興味深いところです。こうしたハードウェアの垣根を越えた移植プロジェクトが、今後どのように発展していくのかも気になりますね!
via.Reddit


















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