開発者のSHOEGAZEssb氏は2026年10月21日、ゲームボーイカラー用ソフト『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 時空の章』をゲームエンジン『Godot』で再構築する非公式プロジェクト『Oracle of Ages: Godot reconstruction』のバージョン0.0.2を公開しました。今回の更新では、ゲーム開始直後の画面切り替えに関する不具合を修正したほか、トカゲ人とのやり取りや、連動プレイ時のイベント再現などが改善されています。
●『Oracle of Ages: Godot reconstruction』バージョン0.0.2(GitHub Releases)
https://github.com/SHOEGAZEssb/ooa-godot/releases/tag/v0.0.2
●『Oracle of Ages: Godot reconstruction』開発ページ(GitHub)
https://github.com/SHOEGAZEssb/ooa-godot
『時空の章』を別のゲームエンジンで再現
『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 時空の章』は、2001年にゲームボーイカラー向けに発売されたアクションアドベンチャーゲームです。同時に発売された『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章』とは「あいことば」で連動でき、2作品をつなげて楽しめる仕組みが用意されていました。
今回の『Oracle of Ages: Godot reconstruction』は、オリジナル版の動作と既存の逆アセンブル資料を参考に、『Godot』上でゲームの処理を再実装するプロジェクトです。ゲームボーイカラー用ソフトをそのまま動かすエミュレーターとは異なり、画面遷移やキャラクターの動き、イベントの進行などを別のゲームエンジンで再現しようとしています。開発には『Godot 4.7.1』の.NET対応版とC#が使われており、表示解像度もオリジナルの160×144ドットを基準としています。
トカゲ人のイベントや連動プレイの場面を改善
バージョン0.0.2でまず修正されたのが、新しくゲームを始めた後の画面切り替えです。あわせて、インパの表示がちらつく問題や、部屋の移動時にイベント用のキャラクターが正しく表示されない問題にも手が加えられました。
イベント関連では、トカゲ人とのやり取りの再現が進んでいます。奪われたアイテムの回収、盾の強化、ディミトリの救出、トカゲ人が登場するミニゲームなどの挙動が改善されました。また、『大地の章』との連動プレイに関係する、ゼルダ姫の救出イベントも新たに追加されています。
このほか、ゲームデータの取り込みや検証処理の高速化、Android向けパッケージの生成処理の改善など、開発・配布に関わる部分も更新されています。
完成版ではなく、開発は継続中
なお、前バージョン0.0.1のリリースノートには、ゲームを最初から最後までプレイできるとの説明があります。ただし、当時は「あいことば」や連動プレイの機能が未実装とされており、現在のREADMEでもプロジェクトは未完成と明記されています。今回の更新で連動イベントの一部が追加されたものの、オリジナルの全要素を再現した完成版というわけではありません。
ソースコードから実行する場合は、『Godot』や.NET SDKなどの開発環境に加え、逆アセンブル資料を利用したゲームデータの取り込みが必要です。READMEでは指定された米国版のデータを基準とする手順が紹介されており、日本語版ROMへの対応は確認できていません。リリースページには配布ファイルもありますが、環境ごとの動作や導入条件については、開発元の説明を確認したほうがよさそうです。
なお、本プロジェクトは任天堂やカプコンによる公式の移植・リメイクではありません。オリジナルの『時空の章』を今すぐ遊びたい場合は、『Nintendo Switch Online』加入者向けの『ゲームボーイ Nintendo Classics』で公式版が配信されています。当サイトの「【2026年版】『ゼルダの伝説』本編を一通り遊ぶには?」でも、シリーズ各作品のプレイ環境を紹介しています。
















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