『MiSTer Pi』や『SuperStation One』などを手掛けるTaki Udon氏が、2026年10月20日に自身のXを更新し、FPGAを採用した携帯ゲーム機3機種の画面表示に関する遅延測定結果を公開しました。今回比較されたのは、開発中の『FPGBA』、ModRetroの『Chromatic』、そして『Analogue』です。
測定では『FPGBA』と『Chromatic』がほぼ同等の数値を記録した一方、『Analogue』では、これらの機種よりも大きな遅延が確認されています。
今回のテストでは、それぞれの画面上部と下部で表示が更新されるまでの時間を計測しています。Taki Udon氏によると、画面下部の測定値が16.66msに近いことを目標としており、これを超えた時間が追加の遅延になるとのことです。
公開された測定結果は以下の通りです。
| 機種 | 画面上部 | 画面下部 |
|---|---|---|
| FPGBA | 5.98ms | 17.25ms |
| Chromatic | 5.76ms | 17.36ms |
| Analogue | 18.78ms | 29.85ms |
興味深いのは、『FPGBA』と『Chromatic』の数値が非常に近いことです。画面上部では『Chromatic』が0.22ms短く、画面下部では逆に『FPGBA』が0.11ms短い結果となっています。
両機種とも画面下部の測定値は目標の16.66msをわずかに上回る程度で、『FPGBA』は0.59ms、『Chromatic』は0.70msの差に収まっています。
これに対して『Analogue』は、画面上部が18.78ms、下部が29.85msという結果でした。画面下部では目標値を13.19ms上回っており、『FPGBA』との差も12.60msとなっています。



ただし、今回の測定値は画面表示に関するものであり、ボタンを押してからゲーム内の動作が画面に反映されるまでの総合的な入力遅延を、そのまま表しているわけではありません。また、使用したゲームや各機種の設定、ファームウェアなど、測定条件の詳細については明らかにされていません。そのため、この結果だけで各製品の操作性全体に優劣を付けることはできません。
なお、Taki Udon氏は現在、ゲームボーイアドバンスSPをベースとしたFPGA互換機『FPGBA SP』の開発を進めています。これまでに実物のゲームカートリッジへの対応やディスプレイの改良、約2秒での高速起動などが報告されており、通常のゲームボーイアドバンス型モデルの試作にも着手しています。
今回の投稿では測定対象が『FPGBA』と記されており、試作機の詳しい構成までは説明されていませんが、表示遅延という点でも具体的な測定結果が示されたことになります。
正式な発売時期や価格などは依然として不明ですが、開発中の『FPGBA』が既存のFPGA携帯ゲーム機とどの程度渡り合えるのか、今後の動向が気になるところです。














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