他人のコードをパクったのがバレたゲームボーイアドバンス/ゲームボーイエミュレーターの『iGBA』や、恐怖心から削除したファミコンエミュレーターの『Bimmy』など、App Storeに登場した後に1日で姿を消してしまうエミュレーターが続出しています。
そうした中で、人気のPSPエミュレーター『PPSSPP』の開発者が今年後半にApp Storeに登場する可能性があることをニュースで触れていることをAndroid Authority氏が発見し、自身のXに投稿しています。
アップルの発表について
アップルは、 iOS App Store のレビュー ガイドラインに次のような数行を追加しました。
「さらに、レトロゲーム機のエミュレーターアプリではゲームのダウンロードを提供できます。」
これは、レトロなゲーム機のエミュレーター (PSP はほぼ 20 年前のもので、これは「レトロ」とみなされる必要があります) が iOS App Store で許可されることを意味しているようですが、後述しますが、「すべてのユーザーにリンクを提供する必要がある」とも述べられています。ダウンロード可能なソフトウェア」という理由で、エミュレーターがアプリ内部のダウンロードだけでなく、ユーザーが独自のファイルから選択できるようにするかどうかが不明確です。
当社は PSP ゲームの権利を所有していないため、アプリ内ダウンロードとして提供することはできません。ユーザーは依然として自分で ( UMD をダンプすることにより) ゲームを入手する必要があります。したがって、PPSSPP が少数の無料自作ゲームを実行する以上に役立つかどうかは、すべてアップルが独自のルールをどのように解釈するかにかかっています。
ISO/ROM ピッカーを備えたエミュレーターが規則で許可されていることが判明した場合、PPSSPP は今年後半に App Store に登場することになります。そうでなければ、そうはなりません!
(JIT 権限についても議論されており、承認される可能性は低いようです。ただし、PPSSPP は最新の Apple CPU で適切に動作するために JIT を必要としません)。
ここでキーとなっているのは、20年以上前にリリースされたPSPがレトロゲームとしてみなされるかどうかという点と、アップル社内のルールで「ダウンロード可能なすべてのソフトウェアにリンクを提供する必要がある」と触れられていることから、自分で用意したUMDファイルをプレイ可能な状態に状態にするのは、現時点では行きすぎではないかとという部分です。
結局のところ、これらを判断するのはアップルであるため、今後どのような展開になっていくのかというところも注目したいですね。
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