米国のニュース誌「TIME」は、2026年10月15日に「The Best Inventions of 2026(2026年のベスト発明品)」を発表しました。その中で、Analogueが開発したNINTENDO64互換機『Analogue 3D』が選出されました。
●TIME — Analogue 3D: The Best Inventions of 2026
https://time.com/collection/best-inventions/2026/analogue-3d/
この企画は、TIME誌が毎年、革新性や有効性、社会への影響などを基準に優れた発明品を選ぶものです。2026年は300の製品や技術が選ばれており、『Analogue 3D』もそのひとつとして紹介されています。
TIME誌では本機について、NINTENDO64を現代に蘇らせたゲーム機として紹介。オリジナルのゲームカートリッジやコントローラーをそのまま利用できることに加えて、FPGAによるハードウェアの再現や4K出力などの特徴が取り上げられています。
●Analogue 3D公式製品ページ
https://www.analogue.co/3d
オリジナルのゲーム体験と現代的な機能を両立
『Analogue 3D』は、任天堂が1996年に発売した『NINTENDO64』のゲームを、現代のテレビで楽しめるように開発された互換機です。
最大の特徴は、一般的なソフトウェアエミュレーションとは異なり、FPGAを使用してオリジナルのハードウェアの動作を再現しているところです。これにより、当時発売されたゲームカートリッジをそのまま使用できるほか、本体前面に用意された4つのコントローラーポートには、オリジナルのコントローラーや対応する周辺機器を接続することができます。
映像出力は最大4Kに対応しており、ブラウン管テレビ特有の映像表現を再現する「Original Display Modes」も搭載しています。単に高解像度で表示するだけではなく、当時のゲームが持っていた独特の映像の雰囲気を現代のディスプレイでも楽しめるように工夫されています。
さらに、TIME誌の記事ではセーブステート機能も取り上げられています。
こちらは2026年5月15日にリリースされた「3DOS v1.3.0」で追加された「Memories」と呼ばれる機能で、ゲーム中の任意のタイミングで状態を保存し、後からその場面に戻ることができます。
つまり、オリジナルのNINTENDO64らしいゲーム体験を維持しながら、現代のゲーム機ではおなじみの便利な機能も利用できるというわけです。
ちなみに、『Analogue 3D』自体は2025年11月18日から出荷が開始されており、すでに発売済みの製品です。標準モデルにはブラックとホワイトの2色が用意されており、現在の公式販売価格は269.99ドルとなっています。なお、コントローラーは別売りです。
レトロゲームファンにとってはおなじみとなりつつあるFPGA技術ですが、今回のTIME誌による選出は、こうした古いゲーム機を現代の技術で再現する取り組みが、一般向けの発明品としても評価されたことを示しています。















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