PS1用「ArcStation ODE」、購入者による実機検証が公開。公式ストアは11月の再入荷を案内

PS1用「ArcStation ODE」、購入者による実機検証が公開。公式ストアは11月の再入荷を案内

プレイステーションのCD-ROMドライブをSDカード対応に置き換える光学ドライブエミュレーター(ODE)「ArcStation ODE」について、海外メディアのRetroRGBが2026年10月15日に購入した実機の検証記事を公開しました。

当サイトでも今年5月に予約開始を紹介しましたが、現在は購入者の手元に製品が届き、実際の動作を確認できる段階になっています。一方、公式ストアでは現在品切れとなっており、2026年11月の再入荷が案内されています。

今回は実機検証で確認された内容と、予約開始当時から変わった販売条件を整理して紹介します。

●ArcStation ODE 公式ストア
https://shop.arcstation.net/arcstation-ode/

PS oneで実際に動作を確認。取り付けはハンダ付け不要

「ArcStation ODE」は、プレイステーションに搭載されているCD-ROMドライブを取り外し、代わりに取り付けることで、SDカードに保存したゲームのディスクイメージを読み込めるようにする非公式の周辺機器です。

通常型のプレイステーションから小型モデルのPS oneまで対応しており、基本的な取り付けにはハンダ付けを必要としないことが特徴です。元のドライブを残しておけば、必要に応じて元の状態に戻すこともできます。

今回、RetroRGBのBob氏は自ら購入した「ArcStation ODE」をPS oneに取り付け、その様子をライブ配信で紹介しています。

本体を分解して元のCD-ROMドライブを取り外し、「ArcStation ODE」をケーブルで接続するだけというシンプルな作業で、SDカード側もexFAT形式でフォーマットしてゲームをコピーすることで利用できたと報告しています。

実際のゲーム動作については、コピー対策や互換性に関する問題が知られている複数のタイトルを試し、正常に動作することを確認しています。また、NTSC仕様のPS oneでPAL地域向けのタイトルが起動することも確認されました。ただし、映像信号の切り替えと実際の動作周波数は別の問題であり、PALタイトルを本来の50Hzで動かすには追加の対応が必要です。

さらに、複数枚組のゲームにも対応しており、適切なフォルダ構成でSDカードに保存しておけば、ゲーム中にディスクを切り替えることが可能です。フォルダやサブフォルダによるゲームの整理についても、問題なく利用できたとしています。

なお、今回の検証は一部タイトルでの動作確認であり、すべてのゲームの完全な互換性を保証するものではありません。

PS oneでは一部機能に制限あり

基本的なドライブ交換はハンダ付け不要ですが、PS oneでは利用できる機能に制限がある点に注意が必要です。

「ArcStation ODE」には、ゲームごとにSDカード上へセーブデータを保存できるバーチャルメモリーカード(VMC)や、コントローラーのボタン操作でメニューに戻れるリセット機能が用意されています。

しかし、PS oneでは必要なSIO0や電源関連の接続をハンダ付けなしで行えないため、これらの機能を標準の取り付け方法では利用できません。

公式ドキュメントには、追加部品とハンダ付けによってPS oneでVMCやリセット機能を利用するための手順も掲載されています。ただし、こちらはメーカーが正式にサポートする改造ではなく、作業には電子工作の知識が必要です。

通常のプレイステーションとPS oneでは、利用条件が異なることを購入前に確認しておいたほうがいいでしょう。

価格は150ユーロに。11月の再入荷後は即時発送予定

当サイトが2026年5月29日に紹介した予約開始時点では、最初の100台が130ユーロ+送料という価格で案内され、9月までに発送される予定となっていました。

その後、購入者による実機検証も公開されましたが、2026年10月16日時点で確認した公式ストアでは、販売価格が150ユーロとなっており、在庫はありません。

公式ストアには2026年11月に再入荷する予定であることが記載されており、再入荷後は予約販売ではなく、注文を受け付け次第すぐに発送できると案内されています。

ただし、具体的な入荷日については明らかにされていません。また、日本から購入する場合の送料や税金を含む総額についても、現時点では確認できていません。

なお、公式ストアには再入荷通知を受け取るための登録機能も用意されています。

SDカードは別途用意する必要あり

「ArcStation ODE」で利用できるディスクイメージ形式は、CUE/BIN、ISO、単一BINです。SDカードは1GB以上で、FAT32またはexFAT形式に対応しています。

製品にSDカードは付属していないため、利用する場合は別途用意する必要があります。また、メーカーは低遅延のSDカードを推奨しており、A1/A2規格の製品が推奨されています。

プレイステーションの実機を使い続けたいものの、光学ドライブの劣化が気になっている人にとっては、選択肢のひとつとなりそうです。

特に「ArcStation ODE」は、基本的な導入にハンダ付けが必要ないことから、これまで本体の改造をためらっていた人にも検討しやすい製品といえます。

ただし、現在は品切れのため、購入を検討している場合は11月の再入荷情報を確認しておくといいでしょう。

via.RetroRGB

ABOUT US
アバター画像
retrogamer