PSP向けの非公式音楽プレーヤー「PSPMAN」を開発しているObsoleteSonyは2026年10月15日、最新版となる「Alpha 7(v0.1.0-alpha.7)」の公開を公式Xで告知しました。
●PSPMAN公式ページ(日本語)
https://www.obsoletesony.com/jp/pspman/
今回のアップデートでは、全体的な安定性とパフォーマンスの向上に加えて、MP3ファイルの互換性が拡大されています。また、メタデータの処理や再生画面の操作性についても改善が行われています。
PSPMANは、PSPをウォークマン風の音楽プレーヤーとして活用できるHomebrewアプリです。FLACやMP3の再生に対応しているほか、アルバムアートの表示やプレイリスト、音楽に合わせてリールが回転するカセット風の再生画面なども備えています。
当サイトでもPublic Alpha版の公開以降、Alpha 4、Alpha 5、Alpha 6とアップデートを紹介してきました。
MPEG-2/2.5形式のMP3にも対応! 再生できる音楽ファイルの幅が拡大
今回のAlpha 7で大きく変わったのが、MP3ファイルの対応範囲です。
これまでのAlpha 6では、44.1kHzのMPEG-1 Layer III形式のMP3に対応していましたが、Alpha 7では新たにMPEG-2およびMPEG-2.5 Layer IIIにも対応。サンプリングレートについても、8kHzや22.05kHz、48kHzなど、より幅広い種類のMP3ファイルを扱えるようになりました。
CBR(固定ビットレート)とVBR(可変ビットレート)の両方に対応しており、モノラルとステレオの音声も利用できます。
これにより、従来は対応形式に合わせて変換する必要があったMP3ファイルでも、そのまま再生できるケースが増えることになります。
また、MP3のメタデータに関する互換性も改善されています。楽曲名やアーティスト名などの情報を扱う処理についても、より幅広いファイルへの対応が進められています。
なお、FLACについては引き続きステレオ16bit/44.1kHzに対応しています。一方、AACやOGGなどの音声形式や、Free-format MP3はサポートされていません。
カセットビューは手動切り替えに変更。再生画面も使いやすく
再生画面の操作性にも手が加えられています。
なかでも注目したいのが、PSPMANの特徴のひとつでもある「Cassette View(カセットビュー)」の変更です。
これまでは音楽の再生中にカセットビューへ自動的に切り替わることがありましたが、Alpha 7では手動で切り替える方式に変更されました。これにより、通常の再生画面を表示したまま音楽を楽しめるようになります。
さらに、フォルダーの見出し表示やカセットビュー内の文字配置、長いテキストの表示方法なども調整されています。
このほか、全体的な安定性とパフォーマンスの改善も行われており、単なる機能追加だけではなく、普段使いの音楽プレーヤーとしての完成度を高めるアップデートとなっています。
対応機種は引き続きPSP-2000以降
Alpha 7の対応機種は、PSP-2000、PSP-3000、PSP Go、PSP Street(E1000)です。初代PSP-1000については、引き続き実験的な対応となっています。
ライブラリに登録できる楽曲数は最大1,000曲で、M3U/M3U8形式のプレイリストや、JPEG/PNG形式の埋め込みアルバムアートにも対応しています。
なお、PSPMANはソニーの公式アプリではなく、ObsoleteSonyが独立して開発しているHomebrewアプリです。利用するにはHomebrewを実行できるカスタムファームウェア環境が必要となります。
また、現在も開発途中のAlpha版であるため、導入前には大切なファイルをバックアップしておくことが推奨されています。
ObsoleteSonyの公式XではAlpha 7の公開が告知されていますが、確認時点では公式リリースページに旧バージョンの案内も残っています。最新版の配布状況については、公式サイトをご確認ください。















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