『EverDrive-GB X7』レビュー! 物理ボタンでセーブステートにも対応。『Analogue Pocket』での動作も確認

『EverDrive-GB X7』レビュー! 物理ボタンでセーブステートにも対応。『Analogue Pocket』での動作も確認

krikzzより販売されているゲームボーイ/ゲームボーイカラー用マルチカートリッジ『EverDrive-GB X7』を購入しました。現在世界情勢的な危機が伝えられているウクライナにEverDriveの拠点はありますが、あえて今回はそれを知った上で公式サイトから注文してみました。価格は日本までの送料込みで、$136.5(1万5822円)でした。

ちなみに注文したのは2022年1月7日でしたが、発送が開始されたのは2022年1月11日です。

『EverDrive-GB X7』レビュー! 物理ボタンでセーブステートにも対応。『Analogue Pocket』での動作も確認
▲公式サイトからの購入でも、パッケージはいつもの感じ。
状態発生日配送履歴取扱局県名・国名
2022/01/11 16:47引受UKRAINE
2022/01/12 14:47国際交換局に到着KYIV PI-1UKRAINE
2022/01/12 15:23税関検査のため税関へ提示UKRAINE
2022/01/12 18:49税関から受領UKRAINE
2022/01/12 23:08国際交換局から発送KYIV PI-2UKRAINE
2022/01/19 09:43国際交換局に到着川崎東郵便局神奈川県
2022/01/20 09:00通関手続中川崎東郵便局神奈川県
2022/01/20 12:00国際交換局から発送川崎東郵便局神奈川県
2022/01/21 06:08到着松戸北郵便局千葉県
2022/01/21 10:49お届け済み松戸北郵便局千葉県

パッケージの中身は『EverDrive-GB X7』のみが入っているという、シンプルなもの。マニュアルの類いはないため使いかがわからない人もいるかもしれませんが、まずは公式サイトから最新のOSを入手して解凍し、SDカードのルートに入れておきます。

それとは別にあらかじめダンパー等で吸い出しておいたゲームのROMが入ったフォルダを作り、こちらもSDカードに入れておきましょう。

●最新OSはこちらから入手!
https://krikzz.com/pub/support/everdrive-gb/x-series/OS/

『EverDrive-GB X7』レビュー! 物理ボタンでセーブステートにも対応。『Analogue Pocket』での動作も確認
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『EverDrive-GB X7』レビュー! 物理ボタンでセーブステートにも対応。『Analogue Pocket』での動作も確認
▲背面側は鈞も文字で情報が書かれています。
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▲MicroSDカードは、上部に入れることができます。

『Analogue Pocket』で問題なく動作するのか?

単にゲームボーイのソフトを遊ぶだけならMiSTerなどでも十分なのですが、こちらの『EverDrive-GB X7』を入手した理由は昨年手に入れた『Analogue Pocket』で使うためです。これとは別に『EverDrive-GBA X5 Mini』を所有しており、そちらでもゲームボーイやゲームボーイカラーのROMが遊べると思い込んでいたのですが、じつはエミュレーターだったことをすっかり忘れていました。

『EverDrive-GB X7』 は、『Analogue Pocket』との相性の悪さが問題になっていましたが、こちらは2021年12月28日以降に製造されたものについては問題が起きないようです。ただし、根本的な問題の元は 『Analogue Pocket』側にあるため、そちらのアップデートでも対応して欲しいところですね。

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▲左は 『EverDrive-GBA X5 Mini』 でゲームボーイエミュレーターの「Goomba Color」を利用したもの。右が 『EverDrive-GB X7』 。このように、同じタイトルでも表示されるサイズが大きく異なります。

ということで、まずは 『Analogue Pocket』 で 『EverDrive-GB X7』 を起動してみることに。初回起動時にワーニングメッセージが出て焦りましたが、とりあえずボタンを押したら通常のルート画面に移動することができました。

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続いて、メニューから「Diagnostics」を選んで動作をチェック。こちらも、問題なく動くことがわかりました。

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『EverDrive-GB X7』のメニューはセレクトボタンを押すことで表示することができます。

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Options:ボタンやシステムフォルダの表示に関する設定
Recently Played:リスト化されたゲームのプレイ履歴から選択して起動できる項目
Random Game:SDカードに保存されているゲームの中から、ランダムに起動
Cheats:チートコードの入力
Device Info:EverDriveの情報を表示
Diagnostics:システムのテストを行う
Setup RTC:リアルタイムクロック(時計・カレンダー機能)のための日時を設定
About:クリエイターやサポート情報のほか、簡単なコントローラーの操作を表示

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Options

「Options」では、下記の設定ができます。ボタンはデフォルトのママでも問題なし。ゲームを選ぶときにシステムフォルダは邪魔に感じるので、「Hide GBCSYS」はオンにしておいたほうがいいでしょう。「Sys Button」はセーブステートの利用に必須のため、オンにしておきます。

Cheats:チートコードを利用するか
Swap A/B:決定やキャンセルに利用するAボタンとBボタンの入れ替え
Hide GBCSYS:システムフォルダの「GBCSYS」を非表示にするか
Sys Button:カートリッジ背面の物理ボタンを利用するか

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セーブステートは物理ボタン!?

公式サイトの記述されているものの、システムメニューのどこを見てもわからなかったのがセーブステートの使い方でした。公式のフォーラムを覗いてみると、なんとカートリッジの上部にある「GAME」と書かれた物理ボタンを押すというので、さっそく押してみたところ、なんとメニューを表示することができました。

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▲セーブステートを利用するときや、ロードするときはここを押してメニューを呼び出す。
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▲なんと、ゲーム内メニューが表示され、セーブステートやロードステートが選択可能に。

というわけで、軽く動作チェックのみ行ってきましたが、目だった不具合はなく概ね快適に遊べることがわかりました。オリジナルのゲームボーイはもちろんのこと、『Analogue Pocket』など物理カートリッジを利用するゲーム機で遊ぶ場合は、良き相棒となってくれそうです。

既存のカートリッジからのセーブデータの移行

ダンパー等を利用して読み込んだセーブデータも、 『EverDrive-GB X7』 で利用することができます。ただし、いくつか注意点があります。まず、移動したいセーブデータとは別のゲームを1度起動します。これをやらないと、なぜか物理データを移動しても反映されません。

次に、ダンパーから吸い出したセーブデータ(.sav)などのファイル名を、「ゲームのROM名.srm」に変更し、 「GBCSYS」 フォルダの中にある「save」フォルダに入れておきます。

この状態でゲームを起動して、セーブデータが移行されていれば成功です。

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。