「すぎやこういち」バージョンの『ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ』を買いに行ったときに、たまたま見つけたのが、ゲームボーイ版の『テトリス』でした。といっても自宅にはすでに3本『テトリス』を所有していたのですが、実は探していたバージョンがあったのです。それが、初期版といわれるもの。
購入時はラベルでよく見えなかったのですが、200円と安かったためとりあえず買ってみたところ当たりを引き当てることができました。
このゲームボーイ版『テトリス』といえば、すったもんだのあげく権利を獲得し、それに追い出される形でメガドラ版が急遽発売中止になってしまったことでも有名ですが、結果的に423万本もの大ヒットとなりゲームボーイのハードの牽引に大きく貢献したソフトでもあります。
さて、このゲームボーイ版『テトリス』にはバージョン違いがあり、初期版のみA-TYPEの音楽がオリジナル曲の『メヌエット』が使用されており、それ以外はテトリスと言えばあの曲といったイメージのロシア民謡『コロベイニキ』が採用されています。
ゲームボーイ『テトリス』初期版の見分け方
ゲームボーイ版『テトリス』には、大きく分けて「DMG-TRA」と「DMG-TRA-1」の2種類の型番が表記されたものがあります。このうち「DMG-TRA」で、かつ数字二桁の刻印がされているものが初期版だと言われています。
今回入手した初期版には、MADE IN JAPANの真上に「05」の刻印がされていました。ちなみに以前持っていたものは同じ「DMG-TRA」でありながら刻印が3桁になっており、こちらは初期版とは異なるいつものBGMになっています。
見分け方のポイント
型番:DMG-TRA
刻印:二桁
念のため、それぞれのROMの中身もチェックしてみたところ、初期版がVer1.0、それ以降は「DMG-TRA-1」を含めてVer1.1になっているようです。
ということで、小ネタでしたが、みなさんも中古ショップでゲームボーイの『テトリス』を探すときは参考にしてみてください。