話題のゲーミングUMPC『Steam Deck』に対応したサードパーティ製のドッキングステーションを調査してみた

話題のゲーミングUMPC『Steam Deck』に対応したサードパーティ製のドッキングステーションを調査してみた

日本では2022年の夏に予約が開始され、12月17日より出荷が開始されるゲーミングUMPCの『Steam Deck(スチームデック)』。実は海外では2022年2月より販売されているということもあり、すでに現時点で様々な知見が共有されているほか、周辺機器やアクセサリーなどもかなり充実しています。

『Steam Deck』のオプションといえば、本体を接続してHDMI出力などができる『Steam Deckドッキングステーション』があげられます。こちらはオフィシャルでは1万4800円で売られていますが、すでに日本のアマゾンでも似たような機能を持ったドッキングステーションがいろいろと売られていることがわかりました。

まだ実機が手元にないということもあり、よく分からないところも多いものの、メモ代わりにそれらをピックアップしてご紹介していきます。

話題のゲーミングUMPC『Steam Deck』に対応したサードパーティ製のドッキングステーションを調査してみた

ちなみにこの話題とはまったく関係ありませんが、9月に行われた「東京ゲームショウ2022」の『Steam Deck』ブースで、体験者に冊子が配られていました。そのPDF版が公式サイトでも配布されていたので、まだ読んだことがない人は一読しておくことをオススメします。

●『Steam Deck』ブックレット(PDF)
https://cdn.cloudflare.steamstatic.com/steamdeck/images/press/book/steamDeck_booklet_JP.pdf

話題のゲーミングUMPC『Steam Deck』に対応したサードパーティ製のドッキングステーションを調査してみた
▲「TGS2022」で配られた、『Steam Deck』の冊子。

公式のドッキングステーション

●『Steam Deck』ドッキングステーションのページ
https://steamdeck.komodo.jp/product/steam-deck-docking-station-reservation-jp/

公式の『Steam Deck』ドッキングステーションは、現在1万4800円で予約を受付中です。頭金として1000円が必要というのは、本体と同じ仕組みですね。このドッキングステーションでできることは、本体をデスクの上に設置して充電しながらプレイしたり、あるいはディスプレイなどにつないで外部コントローラーを使用してゲームを楽しむといった感じです。

2大のディスプレイに映像を出力できるマルチストリームトランスポート(MST)にも対応。また、近日中に FreeSyncサポートもアップデートで追加されます。

話題のゲーミングUMPC『Steam Deck』に対応したサードパーティ製のドッキングステーションを調査してみた

ドッキングステーションには、USBポートが3つ用意されているほか、HDMIやDisplayPort、LANポートなども用意されています。

目の前にゲーミングPCがある場合はそこまで必要かな? といったところですが、とりあえず大きな画面でPCゲームを遊びたいといったときにはかなり活躍してくれそうですね。

話題のゲーミングUMPC『Steam Deck』に対応したサードパーティ製のドッキングステーションを調査してみた

JSAUX Steam Deck Dock 6-in-1

●JSAUX Steam Deck Dock 6-in-1の販売ページ
価格:5999円

比較的安価で入手できる『Steam Deck』に対応したサードパティ製のドッキングステーションが、こちらの『JSAUX Steam Deck Dock 6-in-1』です。4Kの映像を60Hzで出力できるほか、1GbpsのLANポートや3つのUSB Type-Aポート、ひとつのUSB Type-Cポートが搭載されています。

DisplayPortはありませんが、『Steam Deck』の急速充電にも対応しており、とりあえず一通りの機能は揃っているといえるでしょう。

JSAUX Steam Deck Dock 6-in-1

Park Sung スチームデッキ用ドッキングステーション

●Park Sung スチームデッキ用ドッキングステーションの販売ページ
価格:1万1112円

この『Park Sung スチームデッキ用ドッキングステーション』は、4Kの映像を60Hzで出力できるほか、LANポートや3つのUSB Type-Aポート、ひとつのUSB Type-Cポートが搭載されており、上記でご紹介したモデルとほぼ似たような機能となっています。

本体を冷却するために、換気口を塞がない設計になっており、熱暴走なども防ぐことができます。一応、『Steam Deck』用に設計されたものですが、USB Type-Cを搭載したNintendo Switchやスマートフォン、タブレットとも互換性があるとのこと。

Park Sung スチームデッキ用ドッキングステーション

スチームデッキ用ドッキングステーション

●スチームデッキ用ドッキングステーションの販売ページ
価格:1万6459円

公式のドッキングステーションよりも高価ということで、商品の競争力がどれだけあるんだとう感じでもありますが、こちらの『スチームデッキ用ドッキングステーション』は4Kを30Hzで出力できるほか、1GbpsのLANポート、USB Type-Aが3つ、ひとつのUSB Type-Cポートが搭載されています。

PD充電ポートで、『Steam Deck』だけではなく、様々なデバイスを高速充電することができます。ということで、一番高い割には性能も若干落ちてしまうようですね。

実はここで紹介したもの以外にも、日本のアマゾンで「スチームデッキ用ドッキングステーション」と検索すると、大量に商品が出てきます。お値段もこちらで紹介しているようにかなりばらつきがあるので、なるべくお手頃で性能もそこそこのものを見つけるのが良さそうですね!?

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。